しいたけ園←ブロッコリー

南波典子から『トーキョー・ボディ』共演者である久保優子さんへ送る日々の記録。
子育てのこと、仕事のこと、などなど。

久保さんからのお返事『しいたけ園→ブロッコリー』も、どうぞよろしく。

↓ 映画『3人、』ポレポレ東中野にて上映されます! ↓
「映画『グッドバイ』公開記念・今野裕一郎作品オールナイト上映」
(『グッドバイ』先行上映 + 『3人、』『信じたり、祈ったり』『水の大師の姉弟』)
2019/3/23(土)24:00〜 
宮沢章夫さん、今野裕一郎さんとのプレトークもあります。ぜひお越しください!

今野裕一郎監督新作映画『グッドバイ』は
3/30(土)〜4/5(金)ポレポレ東中野にて 連日21:00〜レイトショー上映されます。
こちらもぜひご覧ください!
言ってみるものです

久保さん、皆さん、こんばんは。

 

年度末でやっぱり落ち着かない毎日です。といっても大したことないのですけどね。4月から特別環境が変わるわけではないですし。2年前に毎日泣いていたことを考えると余裕余裕。

 

さあ、今週末、23日はポレポレ東中野で今野裕一郎監督映画特集です。オールナイトです。「さすがにこの齢でオールナイトは…」という方もぜひ映画館へお越しください。私も体調万全にして向かいます。ラジオ「すっぴん!」を終えられた(これは残念なことですが)宮沢章夫さんもトークで来てくださいます。皆さまぜひポレポレでお会いしましょう。

 

ベランダのバラはとうとう萎れてきました。でもまだ花びらがついているのですよ、すごいでしょう。そして今日はナデシコの蕾を発見! 初めて育てる植物に蕾がつくのって嬉しいですね。細ーいピンクの蕾です。

団地内でもあちこちでいろいろな花が咲き始めましたが、去年調べたはずなのにもう名前が思い出せない…。わかるのはユキヤナギのみ。あとはまた調べ直しです。

 

息子の学校の先生たちがあまりにお忙しそうなので、「学校の環境はすばらしいし、先生方の愛情もよく伝わってきます。だから…、徹夜しないでください。いつも素晴らしくなくていいので。」と、つい、言ってしまいました。大変失礼な言い方だとは思いますが。子供にとって素晴らしい教育、そして親も満足、であっても、先生が燃え尽きてしまわれては困ります。足りないところ、ずっこけるところがあっても、大好きな先生が元気で、幸せに、できるだけ長く仕事を続けてくださる方がいい(これもやっぱり失礼かな)。

息子の担任の先生に限って言えば、長く教えていらっしゃる先生なので、その辺りは上手にバランスを取られているのだと思いますが、なんとなく学校全体の雰囲気として、私から見ると「もう少しゆるくてもいいのに」「そこまで素晴らしくなくてもいいのに」と感じることがあって、このままではみんなが息苦しくなっちゃうぞ、と、言わずにはおれなかったのです。

もちろんこれは、学校にどんな先生がいらっしゃるか、もうだいたいわかっていて、信頼を寄せているからこそ言えることなんですけどね。

 

それで、そうは言ったものの、私にできることはなんだろうなあ、何をお手伝いすれば先生がちょっとでも楽になるかなあ、と悩んでいましたら、今日先生から直接お電話をいただき、具体的な仕事について相談がありました。もちろんふたつ返事で引き受けました。

 

こないだ、嬉しい出会いがありました。といっても、ずっと前から出会ってたんですけど。

いつも仕事に行く時バスに乗るのですが、同じバス停から乗る方がひとりだけいらっしゃって、でもその方も私も、雨の日も風の日もいつも必死に本を読んでいるから、お互い言葉を交わしたことがなかったのです。挨拶すらしたことがなく。でもこの間、バスの時刻表が改正されるという張り紙があったので、思い切って話しかけてみたのです。

「2分早くなるみたいですね」「わ、ほんとだ、教えてくださってありがとうございます」「あの…、先生をされてるんですか?(いつも高校生がたくさん降りるバス停で降りられるから)」「いえ、高校で司書をしてるんです」「わ、私中学で司書をしてるんです」「わ、そうなんですね」「いつも本読んでらっしゃるから」「はい、この時間しかないので必死で」「そうですよね、私もです、あの…、貴重な読書の時間に申し訳ないんですけど、いろいろお聞きしていいですか?」

と、こんなことになり、その日はその方が降りられる停留所までずっとお仕事について質問をさせていただきました。いやー、話しかけてみるものですね!

その後はもちろんバス停で会うとにこやかに挨拶するようになり(今まで無言だったのが嘘のよう)、バスが来るまで2分ほど仕事や本についておしゃべりをし、バスに乗ったら別々の席に座ってそれぞれ必死に本を読む、という通勤時間となっております。実はまだお名前を知らない。そろそろ私から名乗ろうかしら。でも名前をお互い知らないのもそれはそれで面白いようにも思うのです。

 

それで私が今必死に読んでいるのは『第3若草物語』です。今勤務先の1年生で一番たくさん本を読むNさんが紹介してくれたのです。まあ登場人物の多いこと。子供のしつけ、教育について考える時、お手本にしたいようなことがたくさん書かれていて、まるで育児書みたいだなあ、もう少し早く出会いたかったわと私なんかは思うのですが、中1の女の子が1冊目の『若草物語』よりも『第3』だとおすすめする理由はきっと別のところにあるのでしょう。とても熱心にすすめてくれたので、大切に読んでいます。

 

さあ夕飯作らなきゃ。皆さまもよい夕餉を。

23日にお会いしましょう!

 

あ、大学は卒業が決定しました。なんと姪も、この春大学を卒業。めでたい春です。

| 日々 |
きっとそのトンネルは抜けられる

お知らせです。

上にも書きましたが、3/23の「『グッドバイ』公開記念・今野裕一郎作品オールナイト上映」の際、宮沢章夫さん、今野裕一郎さんと一緒にプレトークをさせていただくことになりました。もうずっと舞台にも出ておりませんので、お客さまの前でトークなんて大丈夫かな? とも思うのですが、せっかくいただいた機会ですので、客席の皆さまとともに良い時間を過ごせたらと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

 

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さて、

驚くべきことに、ベランダのバラはまだ見頃なんですよ。まあるく開いたのが2月の頭。今はもう少しだけ開いて、外側の花びらが少し反り返っている状態です。いったいいつまで楽しませてくれるのでしょう。

このバラは亡くなった義母からいただいたものなので、うちでは「ばあばのバラ」と呼んでいるのですが、息子は「バラの中にばあばが入っているんじゃないの」と言っています。たぶん、きっと、そうなのでしょう、この生命力。

亡くなってしまったけれど、病気になるまでは元気いっぱい、誰よりも溌剌としていた義母でした。映画『3人、』でまた会うことができます。楽しみです。

 

年度末のいろいろな行事が終わり、息子はもうすぐ春休みです。

今日は学校で味噌作りをしてくるのだそうです。それに向けてこないだは「米麹」を作ったと言っていました。「米麹ってどうやって作るの?」と息子に訊いたら、「お米を普通のご飯よりちょっとかために蒸して、麹菌の粉をまぶすんだよ」と教えてくれました。はあー。

明日は学校で収穫したお米を炊いて、みんなでおむすびにして、学校で漬けた梅干しと、これまた学校で漬けたたくあんとともに食べるのだそうです。3年生から「園芸」という授業が始まり、お米や麦、野菜を育てて収穫して加工するというのを、様々な形で学んできましたので、その一年間のまとめ、集大成なのでしょう。

みんなで作ってきた家は、ほぼ完成して、今は強度を確かめているところだそうです。雲梯つきの家なので、毎朝みんなで雲梯をしているんだそうです。苦手な息子はあまりその話は家でしませんけどね。

 

先週末はその、息子の学校の12年生が卒業してゆきました。卒業セレモニーの終了後に校庭で、保護者や生徒、先生みんなでお見送りをしました。私にとって特別な関わりのある12年生はいませんでしたが、いろいろな行事で見ていてこちらは一方的に知っていますから、「卒プロ素晴らしかったですよ」「演劇も刺繍も素晴らしかったですよ」「素敵な歌をありがとう」と声をかけました。卒業生たちは知らないおばちゃんから声をかけられて驚きながらも「ありがとうございます、頑張ります」と返してくれました。

涙、涙で手を振る卒業生たちを息子は黙って見ていました。息子にとっては、卒プロで蒸気機関を製作したM君と、ことあるごとにマジックを披露してくれたS君が憧れでした。かっこいい先輩たちを何度も何度も見送って、さあ自分はどうしよう、と考える日がいつか息子にもやってきます。

 

勤務先の学校でももうすぐ卒業式です。あと一人だけ、3年生で本を返していない生徒がいる。絶対返してもらわなくては。

図書室だより「卒業おめでとう号」は、素晴らしい原稿とイラストが揃っていよいよ明日発行予定です。楽しみだな。

3年間の貸出冊数1位と2位の生徒には、賞状としおりをプレゼントする予定です。こちらも保護者ボランティアの皆さんに手伝っていただき素敵なものができました。

楽しい仕事だけれど、しんどいと思うのは、いつも図書室では笑顔を見せている生徒が、実は陰で苦しい思いをしている、というのをたびたび知る時です。どうにか手助けできないだろうか、と思いながら、立場上、ただ見守ることしかできなくてもどかしい。そして、私の場合、そのもどかしい思い、なんとかしてあげたい、という思いが表情に出てしまうのがまたうっとおしい。だけれど最近、ふと思ったのは、いろいろな悩みを抱えて苦しい状態にいる子、というのは、きっと、いろいろなことを深く感じることのできる感性を持っている子なのだ、そしてそれは特別な生徒に限ったことではなく、中学生くらいの年頃の子はみんなそうなのだ、ということです。そう思ったら、今までの「ああ、なんとかしてあげたい、でもなんにもできない」というウジウジした気持ちではなく、「その深く感じられる心は素晴らしいよ」と、落ち着いた気持ちで彼らを見守ることができるんじゃないかと。大丈夫、きっとそのトンネルから抜けられる時はくるよ、と、無言で念じながら、いつも通り穏やかな図書室を保っていければと。

 

卒業、といえば、そろそろ私にも大学の卒業決定通知が届く、はず。さあどうなるやら。単位足りてるはずなんだけどなあ。

 

そろそろ息子が帰ってきます。

皆さまどうぞよい一日をお過ごしください。

 

| 『3人、』 |
『3人、』3年ぶりの上映です

お知らせです。

 

今野裕一郎監督の新作映画『グッドバイ』が、3/30(土)から4/5(金)まで、ポレポレ東中野で上映されるのですが、それに先立ち、3/23(土)に今野裕一郎監督作品のオールナイト上映があります。そして、映画『3人、』も、その日上映されることになりました!

普段早寝の私もその日は見に行きたいと思っています。新作映画『グッドバイ』から始まり、『3人、』『信じたり、祈ったり』『水の大師の姉弟』と、今野作品の原点へと遡るこれは眠っちゃいられないラインナップ。ぜひぜひ皆さま足をお運びください。映画『グッドバイ』公式サイトに詳しい情報が出ています。

 

そう、その公式サイトの『3人、』の紹介には「『私たちの出産を映画に撮ってほしい』とリクエストされ」と書いてくださっているのですが、「私たちの出産」と書かれるとなんとなーく気恥ずかしい。「私たちの」ではなくとも、とにかく「人が生まれてくるところ(瞬間)」を撮って欲しかったのです。今野監督はそれをちゃんと受け止めて写してくれました。ありがとう。たくさんの方に見ていただきたいです。私も楽しみです。

 

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さて、

今日は息子がからくりおもちゃを作るワークショップに参加するため奈良町へ出かけました。息子が工作をしている間、私は「なら工藝館」へ。たまたまやっていた「心の古里 古赤膚焼 奥田木白茶道具名品展検惘田木白芸術の全貌を探る』」という特集展示を見て、ぽてっとした安定感のあるフォルムと温かみのある釉薬の色に釘付け。中でも持ち手付きの鉢(皿?)のシリーズがとても面白く、平麺をねじったような持ち手のものとか、とても素敵でした。奥田木白(もくはく)さん、覚えておかなきゃ。

仕事では図書室の飾り付けもしますし、書架や特集展示のサイン、注意書きなども、どうしたら見やすく素敵になるのかといつも悩みますので、「素敵だな」と感じるものと出会った時、どうしてそれを素敵だと思うのか、どのあたりが素敵と思わせるポイントなのか、どこをどう間違えたらダサくなってしまうのか、私にも真似できるのか、とか、すごーく考えながらそのものを見ています。今日はその、奥田木白さんの陶芸作品と、おみやげ屋さんで見かけた格子柄の布巾の美しい色合わせを、覚えておこう、参考にしよう、と思いました。

こういう作業は、良い本を探すのと同じくらい楽しいです。大学の勉強が終わり、仕事のことばかり考えられるようになって、本当に幸せです。

 

夕飯は中華屋さんの定食風にしたくてチャーハンと唐揚げを作りましたが、焦げ付いたり生っぽかったりしょっぱかったりと、色々思うようにいかなくてイライラしてしまいました。でも毎日の料理の理想は低くしなくては。失敗ばかりでも、「作ってるだけで偉いよ」と自分に言ってあげないと。

 

寝る前に息子と一緒に読む本、『ホビットの冒険』が終わり『指輪物語』へと続けようかと思っていましたが、あまりに長いし内容的にもまだちょっと息子には早そうなので、『ドリトル先生アフリカゆき』に変更いたしました。これまで『パディントン』にも『エーミール』にも『インガルス一家』にもそれほど興味を示さなかった息子でしたが、ドリトル先生はかなり面白いみたいで、また「もうちょっともうちょっともうちょっともうちょっと!」と毎晩叫んでいます。

 

ではもう私も寝ましょう。

皆さまおやすみなさい。良い夢を。

 

| 『3人、』 |
さよならビルボ

久保さん、皆さん、こんにちは。

雨が降って、寒い寒い奈良です。

関東でも、そろそろ降り出しましたか?

 

ベランダのバラは、まだふんわりとして、美しい。ずっとずっと見頃です。

 

先週末、息子の学校で12年生の卒業プロジェクト発表会というのがあり、3人の生徒の発表を見せてもらいました(本当は全員ぶん見たいのですが、会場にそれほど人数が入りませんので、学内保護者は入れ替え制で少しだけ見せてもらえるのです)。ぎゅうぎゅう詰めですごい熱気の中、機材のトラブルがありながらも、3人ともとても落ち着いて、1年半取り組んだテーマについて発表をしていました。

最初のふたりは食に関する発表。そしてそのあとのひとりは映画の字幕翻訳がテーマでした。なんと『タイタニック』をすべて翻訳したのだそうです。途中、ある一文について、「直訳するとこう」「私が翻訳して『結構うまくいったな』と思った訳がこれ」「しかしこれを戸田奈津子さんが訳すと…」と順に見せてくれて、「上には上がいる!」と悔しがっていた姿が面白かったです。映画のヒロインであるローズの自立への物語と、自身自身の自立への道のりとを重ね、涙をこらえながら語っていた姿が印象的でした。

 

夫はその頃兵庫で舞台の本番がありました。職場で作ってきた『だんだんたんぼに夜明かしカエル』という舞踊劇です。見に行きたかったんですけど、「行けることになったよ」と言った時にはもう予約がいっぱいで、見に行けませんでした。

これが今度東京・北千住のBUoY(ブイ)というところでも3月9日、10日に公演があります。ご興味のある方は、お早めに申し込まれた方が良いと思います。

 

寝る前に息子と読んでいた『ホビットの冒険』が、なんと、なんと、読み終わりました! もう永遠に終わらないかと思った。

面白かったけど、実は最初の方がよく思い出せないので、もう一度自分ひとりで読み返しています。そして息子に読んであげていた時にはそのまますっ飛ばしていた意味のわからない言葉について調べています(「べっこん」とか「けんぞく」とか)。これ一冊全部、もう一度、意味をきちっと調べながら読んだら、これまでになかった新たな言葉の層が自分の中にできるかもしれない。

そして息子とはつづきの『指輪物語』を読む予定なのですが、昨日は本がなかったので、かわりに安野光雅さんほかの『にほんご』の中から一部を読みました。

 

東田直樹さんの『跳びはねる思考』。一度さらっと読んだだけではわからないことが、二度目、三度目で「ああ、これはこういうことか」と心に響き、読むたびに深い感動があります。どの章もよかったけれど、中でも「夕日」という章が素晴らしかった。

これは人生の中で何度も読むことになる本じゃないかな。自分のごちゃごちゃの頭の中をクリアにしたい時とか、誰かを励ましたい(でもどうしたらいいかわからない)時とかに。

 

あと、まだざっとしか目を通していないのですが、学校の図書室に入れた『16歳の語り部』という本が素晴らしく。東日本大震災の時に小学5年生だった3人が、震災当時「状況がよくわからなかった子ども」ではなく、その時の状況が語れる最後の世代として、当時のことを詳細に伝えてくれています。揺れ始めた時、内心ワクワクしていたこと、がれきの中に見つけた遺体、物資に群がる大人たち、震災のことを口にできないその後の空気。同世代の人へのメッセージだけでなく、大人たちへ伝えたいことも書かれています。まだざっとしか読んでいないので、これから、心して読みます。ひと言も逃さずに。

 

勤め先ではいろいろ、ナメてる態度の生徒をバシッと叱ったりとか、まあいろいろあるわけですが、楽しいこともたくさんあります。

今、今年度最後の図書室だよりの準備をしていて、校長先生と教頭先生、そして卒業生のうち、たくさん図書室の本を借りた生徒ふたりに、原稿をお願いしているのです。一番貸出冊数が多かった生徒はなんと、3年間で1271冊の本を借りました。すごいでしょう! そしてその、原稿をお願いしている4人の方の似顔絵を、イラストが得意な図書委員の生徒にお願いしたら、「魂を込めて描きます!」と快諾してくれました。いやあ、嬉しい! たくさんの方に協力してもらって、来月「卒業おめでとう特大号」を発行予定です。

 

息子が「マンカラしようよー」と横から。誘ってくれるのも今のうちなので、一緒にやろうと思います。マンカラ、単純なルールなので、私にもできるゲームです。小さなカップにおはじきを入れていくんです。

 

ではまた。

皆さまも楽しい夕刻をお過ごしください。

 

| 日々 |
チク、チク

久保さん、皆さん、こんにちは。

今日は快晴の奈良です。春近し。

でもバラはまだまだ見頃。ふんわり丸く咲いています。

 

ベランダに、新しい仲間が加わりました。ナデシコとラベンダーです。5月に息子の学校の行事で生花がたくさん必要なので、育ててみようかと。ちょうどよい頃に咲いてくれるといいのですけど。

 

ちょっと自慢したいのは、夏に育てたトマト3株のうち、2株がまだ生きていることです! トマトはもともと多年草と聞いていたけれど、本当なんですね。

だめになってしまった1株は、他とどう違ったかというと、枯れてしまった上の方の茎を短く切ってしまったんです。それが失敗だった。

枯れてる部分もそのまま切らずに残していた2株は、地面に近い方の茎(私はトマトの脇芽を摘まずに育てるので、枝分かれして何本も茎があります)が生き続けて、花もずっと咲いています(さすがに実にはならないけど)。このまま冬越しできたらいいなあ!

 

息子は先週いっぱい学校をお休みしていましたが、今日は元気に登校しました。

おとといは、私の穴あきのセーターやひざ掛けを直してくれました。

穴あきを直すのに、最近「ダーニング」というのをよく聞きますが、あれは結構根気が必要で、仕上がりを綺麗にするのも難しかったんです。でも、穴の上に羊毛を少しのせて、フェルティングニードルでチクチクすれば直せるというのを本で見つけて、やってみたらそれはそれは簡単。そして見ていた息子が「僕それやりたい!」と言って、途中から替わってくれました。「これは家の中用」と諦めていた穴だらけのセーターが、かわいい水玉模様になりました。

ちなみに羊毛は、厚紙に蜜蝋クレヨンを塗って、そこに羊毛をこすりつけて染めたものです。息子が学校で習ってきました。この方法だとどんな色でも作れるし、きれいなぼかしもできます。

本当に簡単だから皆さんもセーターに穴があいたらぜひやってみてください。

 

同じ「ウール100%」でも、すぐ穴だらけになるセーターと全然虫に食われないセーターがあり、毛玉だらけになるセーターと全然毛玉ができないセーターがあるのは、なぜなんでしょう。いつも不思議だなあと思っています。

 

昨日は家族で奈良県立図書情報館へ行きました。ロビーで「ドダウリ村のキルト展」というのをやっていて、タイミングよくギャラリートークも聞くことができました。村の女性たちがどういう経緯でこのキルトを作ることになったのか、ハサミを持ったこともなく布を丸く切るのも難しかった彼女たちがどんな風に技術を向上させ、独自の模様を作り上げていったのか、など、詳しくうかがうことができました。ただ作品を「かわいい」と眺めるだけにならずに本当によかった。

途中、19歳で別の村へ嫁ぐため、これが最後の作品になったというある女性の話を聞いていて、「結婚式の日まで相手がどんな人かわからない」という言葉を聞き、「うわあー」とつい声が出てしまいました。どんな人かなあとドキドキしながら最後のキルトに「LOVE」と刺繍したことを、前向きな、良きこととして、解説の方は語ってくださったのですが、私の「うわあー」は「そんなあー」という意味の「うわあー」でした。「まだそういう所なんですよ」と解説の方はおっしゃっていました。

お近くの方はぜひ見に行ってください。ギャラリートークのある日に。キルトを買うこともできます。

 

『ベルリンは晴れているか』読み終わりました。

後半どんどん戦況が悪化し、読んでいて辛くなる描写がいくつも出てきましたが、これはミステリー小説なので、途中で読むのをやめられない。

最後に謎がバンバン解き明かされていく形態が「ずっとこの形でいいのかな」と思ったりもしましたが、それにしても、戦中戦後のことがよくよく細かく描かれていて、これは小説ですけれども、戦争について、こういう語り継ぎ方というのがあるんだなと、思いました。『この世界の片隅に』とか『ペリリュー 楽園のゲルニカ』なんかも、そうですね。最後に参考文献がたくさん書いてありましたが、作者の深緑野分さんの、責任の引き受け方、覚悟が半端じゃないものと思われ、もうただただすごいなと。勤務先の中学校でも、戦争関係の本をホラー本と同じように怖がる子がいますから、こういう、多くの人の心を惹きつける表現で戦争のことを伝えてくれるのは、とてもありがたい。

そして読み終えてさらにわかるのは、これは面白いミステリー小説であり、戦争について伝える小説でもあると同時に、ひとりの少女がどうやって正義を貫こうとしたか、という物語なんだなということ。

もう一回読みたいな、ゆっくりと。そして『戦場のコックたち』も読みたい。

 

けれど、「知ることと、行動することは、別の問題」と東田直樹さんが『跳びはねる思考』で書かれているように、私も「知る」ばかりでなく「行動」しなければいけない。頑張ろう。

 

皆さまも良い一日をお過ごしください。

 

| 日々 |
みんなでリセット

久保さん、皆さん、おはようございます。

雨がしとしと、冷たい空気の奈良です。

ベランダのバラは半分まあるく開いたところ。まだまだ楽しませてくれるでしょう。

 

先週末から夫が、今週の頭から息子が、ぱたぱたと倒れて、今年は3人仲良く記念すべき風邪の年となりました。3年前は3人仲良く胃腸炎にかかった年で、そこからは大した病気もせずに来ましたから、また次は、3年後かな。

 

息子は普段本当に風邪をひきませんので(アトピーの子はそうみたいですね)、熱が上がった初日は少し心配しましたが、翌日には37度台に下がって元気に過ごしております。

今は食卓でマンガを描いています。息子はブックオフでいつも『ドラゴンボール』を立ち読みしているので、そこからかなり影響を受けているらしいのですが、長ーいマンガを、何かアイデアが浮かぶごとに少しずつ描き続けているのです。

以前は『サニー』というのを長く描いていて、そのあと『イッスン』というのを描いて、今はまた『サニー』の続きを描いているようです。でももう主人公のサニーは死んでいて、登場するときは頭の上に輪っかがついています。たくさんの登場人物が出てきて、修行したり闘ったりするのですが、「やっときたか、パネトーネ」「ダージリンのやつめ、おぼえてろ」などと、みんなの名前がいちいち面白い。ほかにも「ダッチブレッド」「ウバ」「8×8(はっぱ)」「8×9(はっく)」などが登場します。「8×8」と「8×9」が合体して「はっか」になったりも。

疲れるとまた熱が上がるんじゃないかと心配しますが、気力がある時にはちょっと動いて、またしんどくなったら横になって、というのを繰り返しながら良くなっていくのかな、と思い、見守っております。

 

先週末の味噌作り、張り切って大豆を浸水して、翌日ストーブの上でことこと煮て、さあそろそろ大豆をつぶして塩きり麹と混ぜようかな、と思った段階で、「麹がない!」ということに気づき、大パニック。ちゃんと生協で注文していたのですが、大豆より一週遅れて麹が届くのをすっかり忘れていたのです。

仕方なく近所を駆け回るも麹は見つからず(売り切れだったり)、あやしい「こうじ漬けのもと」という、漬物用にいろいろ混ざっているものを買い、塩分量を調整して大豆に混ぜて、「どうか味噌になりますように」と念じながら味噌がめに詰めました。ちゃんと上には酒粕をのせました。ああ一年後。どうなっているのやら。

 

修理に出していたお椀が返って来たのですが、まあどこの料亭のお椀かしらと思うほど、品良くつやつやになって返ってきて、毎日のお味噌汁がおいしいこと。いい器の力は絶大ですね。

これまで自分で直せるものは極力自分で直してきましたが、近ごろ隙間の時間はほとんど読書にあてているので、「やはり餅は餅屋さんに」と、プロにお願いすることにしたのです。いやー、頼んで良かったなあー。元々の品より良くなって返ってきましたから。今修理に出しているかばんも、返ってくるの楽しみだなあ。

 

そして今読んでいるのは『ベルリンは晴れているか』。これはすごいなあ。どうやって調べたのかなと思いますが、第二次大戦中と戦後のドイツの様子、様々な立場の人たちの苦しみ、生き延び方、振る舞いというのが非常に細やかに描かれていて、しかもエンターテインメント性が高い。『すべての見えない光』のような、脳がひりひり、皮膚がざわざわするような感覚はありませんが、のっけから「あ、これは面白いな」と惹きつけられ、今中盤で、さらに「ぎゃ、すごい、面白い!」という展開になっております。本屋大賞とったらいいなあ。

 

窓に結露した水がチョロチョロと音を立てて流れ落ちています。外は寒そうです。

皆さまも風邪にはお気をつけて。でも風邪ひいたらひいたで良いリセットの機会ですね。うちではよほど無理しなきゃいけない時でない限り、お薬は飲まずに休んで治します。そして食べたいものを食べる。そうすると元気が出る!

どうぞ良い一日をお過ごしください。

 

| 日々 |
お小言ウィーク

久保さん、皆さん、おはようございます。

昨日はたくさん雨が降りましたが、今日は快晴の奈良です。

 

ベランダで一輪、濃いピンクのバラが咲いています。美しい。

寒い季節だからか、蕾がつく→蕾がピンクになる→蕾がふくらむ→蕾の先がちょっとだけ開く→もう少しだけ花びらが開く、という速度が、ものすごくゆっくりなのです。「きれいねえ、もう少しその状態のまま止まってて」と思っても、あっという間に開いて枯れて散ってしまうのが常ですが、今回のバラは「お、いいね」という姿を何日も何日も楽しめる。真冬ですから、ベランダの植物はほぼ枯れているのですけど、この一輪のバラがひと冬心を支えてくれそうです。

ほかの季節と比べて、ゆっくりゆっくり咲く、というだけじゃなく、花の色も違うのですよ。不思議。今回は濃いピンクだけれど、いつもはごく薄いピンクのバラなんです。

 

さて、先週調子に乗った文章を書いた後、実は「なんだかあやしいなあー」という感じになり、翌朝も「なんか変だ」「体が痛い」と言いながら仕事に行き、「がんばれ私」と言いながら働いて、帰って来た頃にはもう限界。「あーちゃんは寝ます」と布団にぶっ倒れました。ああ、しんどかった。

息子は布団を敷いてくれたりゆずシロップのお湯割りを作ってくれたりして、夫もいつもよりは早く帰って来てくれました。

しかし2日目3日目となると、しんどかろうがなんだろうが、結局私が洗濯しないと息子の着るものがなくなるし、部屋は汚くなるし、夕飯も作んなきゃいけないし、息子は言うこと聞かなくなるしで、「なんなんだよ」という気持ちがふつふつと沸き上がり、爆発。「家にいる時間が比較的長いから、自然と私が家事の大部分をやることになるのは仕方ないけれど、私が誰かのゴミを拾って捨てたり、誰かの脱ぎ捨てた靴下を洗濯機に入れたり、誰かの飲んだビールの缶を洗ってゴミ袋に入れるというのは違うと思うの」というような話を、夫と息子にチクチクとしました。

あと、私は入浴中は裸眼なので風呂場の微妙な汚れは全く見えないのだから、よく目が見える二人(夫と息子)が、お風呂から上がる前に壁や床をこすって綺麗にしてほしい、手遅れになる前のピンクのカビとか、あなた方は見えるんでしょ、気づいた人が綺麗にしてよ、というような話を、もうちょっと嫌味な感じで伝えました。

さらに息子には、「起きるのと寝るのくらい自分でなんとかしなさいよ」という話を。「起きなさい」とか「そろそろ寝る支度」なんてのを、毎日何回も何回も言われて最終的に怒られないと動けないというのはもう卒業してちょうだいよ、言われなくても自分でできるようになりなさい、という話をしました。

 

こんな感じに言いたいことを言わせてもらって回復し、今週の私は元気です。

 

バレンタインが近づき、勤め先では生徒たちがそわそわとしています。「先生、○○君が○○さんのことが好きで、告ったんだけどその返事がまだなくて、結局どうすんねん、っていう話をこれからみんなでしようと思ってて」「え、ここ(図書室)で?」とか、「先生の初恋っていつですか?」「どういうのを『初恋』と呼ぶの?」「ごまかさないでくださいよ」「ごまかしてないわよ」なんて会話をすることが増えてきました。

みんな浮かれててかわいいけれど、バレンタイン特集ではカカオ栽培の児童労働に関する本も並べています。限られたお小遣いでチョコを買うのだから、できるだけ安いのを買いたいとみんな思うでしょうが、フェアトレードについても知っておいてほしいので。

 

菅野仁さんの『教育幻想』を読みました。「人柄」ではなく「事柄」を見ることが大事、という話、あと、大人が大人としてきちんと責任を持って子どもに向き合う(教えたり、叱ったり、手本を見せたりする)ことの重要性について、納得のいく話が多く、「そうよね」「そうよね」と思いながら読みました。子どもの自主性を大切にしているふりをして、実は大人が責任を放棄している、という例は、結構あるんじゃないかな。今まで自分が見たり経験したりしてきた中でもいくつか思い当たることが、ある。

生徒に好かれようとする(嫌われないようにする)先生の愚かしさについても書かれており、やはり「そうよね」と納得。ものすごい剣幕で脅すように怒るのは違うと思うけれど、ニコニコしているだけではだめなのさ。生徒を注意して「殺したろか」と囁かれようとも、叱るときには叱るのだ。

 

さあ、明日は味噌づくりです。第1弾です。今から大豆を洗って水に浸けます。「最後に酒粕を載せたら全然カビなくてしかもとても美味しかった」という話をお友達から聞いたので、試してみようと思っています。一年後が楽しみ。

 

皆さまも良い一日をお過ごしください。

 

| 日々 |
ちまちまができる喜び

久保さん、皆さん、こんばんは。

インフルエンザが流行っている、とあちらこちらから聞こえてきますが、皆さん大丈夫ですか?

 

我が家は皆、そこそこ元気です。もう何年も、家族の誰もインフルエンザにかかっておりません。最後にいつかかったのか、もう思い出せない…。インフルエンザの予防接種というのを、受けないようにしているんです。毎年毎年、「予防接種受けたのにインフルエンザかかっちゃった」と言う人の声を聞き、我が家は誰も予防接種受けてないのに発症せず、というのを繰り返してきましたので、「きっと予防接種受けてないから元気なんじゃないの?」と思うようになりました。

でもそんなこと言って調子に乗ってたらかかっちゃったりしてね。気をつけます。

 

「なんだかあやしい」と思う時には、かりんシロップやゆずシロップをお湯で割って飲んでいます。そして早めに寝ます。「レンジでゆたぽん」を膝の上にのせて。肩がこってる時には耳かきでちくちくツボを刺激して。

 

大学のレポートや試験勉強から解放されて早4ヶ月、ようやくほっと、焦らなくていい毎日がやってきました。

義母からもらったけれども何度チャレンジしても使いこなせなかったお櫃を、また引っ張り出してきてご飯を移し替えるようになりました。今度こそ使い続けるぞ。怖がらずにタワシでゴシゴシ洗うぞ。

 

こういうのって、どうでもいいと思う人には本当にどうでもいいことなんでしょうけど、塗りがはげてきたお椀を今修理に出していて、それが返ってくるのも楽しみなんです。今日は持ち手がボロボロになってしまったカバンを修理に出しました。あと郵便局に行って書き損じはがきを切手に交換してもらいました。こういうちまちましたことができて本当に幸せ!

 

いや、レポート書きや試験勉強をしながらでも、こんなことくらい皆さんできるのでしょうけど、私はできなかったのです。普通の家事が落ち着いてできるようになってありがたいことです。

 

息子は学校で収穫した大根でなんとたくあんを作っているそうで、今日は帰宅後真っ先にそれを報告してくれました。とにかく漬物(特にたくあん)大好きっ子ですから、「大丈夫? 作りながらよだれたれちゃうんじゃないの?」と訊いたら「大丈夫だよ!」と笑っていました。今日は大根を洗って干すところまでやったんだそうです。

あ、干し柿は完成しましたよ。ちゃんと白い粉もふいて、甘い干し柿になりました。干し柿の世話は冬休みの宿題だったのですが、先生が「出来上がったら食べていいからね」のひとことを言い忘れたそうで、食べたいのに「これは宿題の柿だから」と我慢していた子が何人かいたようです。かわいい。

 

学校ではこういうこともやっていますが算数や国語のような勉強もちゃんとしていまして、最近は少しずつ、長期休み以外にも宿題が出るようになりました。といっても公立の1年生の宿題より量は少ないと思いますが。九九の8の段だけ紙に書いていくとか。「宿題」っていうものに、3年生のこの時期から徐々に慣れていく感じですかね。

公立の小学校では入学したらすぐに宿題が始まって、よく息子は1時間くらいかけて泣きながら宿題やってましたから、この時間はいったいなんなんだろうと私もイライラしていましたが、今の学校に通わせるようになってからは放課後たっぷり自分の好きなことができるようになったので、息子も、その姿を見ている親も、ずいぶん気持ちが楽になりました。

 

この間は一緒に「ヒンメリ」という麦わらのモビールを作りました。前にも一緒に作ったのですけど、また新しいのが作りたいと息子が言い出したので。途中でうまくいかなくて息子は叫んでいましたけど、でも最後はきれいなものが出来上がりました。

今日は息子の考えたルールで相撲をしたり、海苔巻きごっこ(私が海苔になって息子が納豆になる遊び)をしたりしました。あと『くまのパディントン』を句点ごとに交代で読んでいったり(きっと学校でそういう読み方をしているのでしょう)。

寝る前の『ホビットの冒険』はまだまだゴールにたどり着きませんが、ようやくホビットが戦う相手の「スマウグ」という竜が出てきたのでハラハラドキドキするシーンが続いています。毎晩「もうちょっともうちょっともうちょっともうちょっと!」と大騒ぎです。

 

私は今更ですが東田直樹さんの『自閉症の僕が跳びはねる理由』を読み、2017年の東田さんの講演会の記事を読んで、また知らなかった世界に出会ったなと、久しぶりに大きく揺さぶられています。『跳びはねる思考』も読もう。ゆっくりしっかり読もう。

『親のための新しい音楽の教科書』は、音楽の話は大変面白かったのですが、なぜかスクールカウンセラーについてかなり否定的に書かれている部分があり、それはないよと思ってしまいました。スクールカウンセラーの方は子どもとだけ喋っているわけではないし、学校へ行くことが最善などとは考えてらっしゃらないと思うんだけど。なぜあんな意地悪な書き方をされたのだろう。

 

さあそろそろ寝ます。

皆様もあたたかくしてお休みください。よい夢を。

 

| 日々 |
年の初め、とは言えないけれど

久保さん、皆さん、こんばんは。

年が明けて、だいぶ経ってしまいましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

年賀状をくださった皆さん、ありがとうございました。久保さんもありがとうございました。ちびちびとお返事を書いております。

息子にもクラスメイトからたくさん年賀状が届きました。「サンタさんからなにもらった? ぼくはねー、…」というかわいい文面もあり。息子はひとりひとりに宛てて「何をかこうかな…」と悩みながら、それぞれの人に違うイラストを添えて返事を書いていて、面白いなあと思って私は横から見てました。こびとが「あーいそがし」と言いながら手紙をポストに投函しているイラストとか。でも楽しんで描いているのですけどね。

 

年末は横浜の義父のところへ行きました。

行きのついでに東京の三菱一号館美術館に寄って、息子とふたりで「フィリップス・コレクション展」を見てきました。息子はまず東京駅の駅舎を見るのが初めてで、「僕こういうの別に興味ないんだけどね」と言いながらも感嘆しているようでした。彼は今まで「きょうと」と「とうきょう」のふたつは同じようなものだと思っていましたから、全然違うのだとわかって驚いたようです。

フィリップス・コレクションは、モネの《ヴァル=サン=ニコラ、ディエップ近傍(朝)》という作品が素晴らしかったです。生活の中で、「どこか遠くへ行きたいな」という気持ちになった時、その絵を思えばすっと意識を旅立たせることができるような。そして額縁がまた、どの絵についてるものも最高にその絵にぴったりの額縁で、その組み合わせを見るのも楽しかったです。絵をかなり間近で見られるのも嬉しかった。

息子は「音声ガイドが聞きたい」と言ったけれど、迷った末にやめておきました。まずは「見る」ことに専念させた方がいいだろうと思い。もう一度見るチャンスがあるならその時は解説を聞いたらいいのでしょうけど。彼はジャン・シメオン・シャルダンの《プラムを盛った鉢と桃、水差し》が気に入ったようで、その絵が表紙になっているノートが欲しいというので記念に買いました。

 

喪中ですので正月らしいことは何もしないつもりでいましたが、義父が「鯛だ」「蟹だ」と言うので結局はご馳走を食べる年越しとなりました。普段ひとりきりの生活になってしまいましたから、やはり寂しいのでしょう。「天ぷらも欲しい」と義父は言っていましたが、「年越しそばは毎年結局食べないから」と言って買いませんでした。私たちはすぐ眠くなってしまうのです。大晦日も9時半ごろに寝てしまいました。

新幹線が空いている方がいいと思い、元日には奈良に帰ってきました。新横浜駅の機械式の駐車場で、車が扉の向こうに飲み込まれていく様子を見て息子が「ばあばが焼かれた時みたい」と言っていました。

ホームまで見送りに来てくれた義父の寂しそうな背中よ。ついこの間の誕生日に(義父は古希を迎えました)「おめでとう」と電話で伝えたら、「これから本屋に行って孤独死にならないための本を買ってくる」と言っていました。「私たちもまた行きますから…」と、もちろん伝えました。

 

そして学校が始まりました。息子も、私も。

始業式の日には「先生あけおめ」「あけおめ」と言いながら生徒たちがぞろぞろとやってきました。「はいあけおめです」とこたえたら、「『あけおめです』ってなんやねん」とつっこまれてしまいました。

今年も精一杯仕事を頑張りたいとは思いますが、週3日の勤務時間にフルタイムの人がやってるような仕事をぎゅっと詰め込むことは無理なのだ、ということを肝に命じて、やりたいけどできないってことは諦めて、週3日でできることを丁寧にやっていこうと思っています。いつも「間に合うのか」「できるのか」とヒヤヒヤしながら仕事をするのはやめよう。

学校司書の役割ってまだまだ知られていないんだなあと感じることは多いのですが、私たちが子どもの頃は学校に図書室はあっても学校司書はいませんでしたから(私立の学校などにはいらっしゃったのでしょうが)、それは当然のことなので、少しずつ知ってもらう努力をしていかなければいけない。そしてもちろん勉強もし続けなければならない。ずっと、ずっと。特に学校教育のことや児童の発達心理学なんかは司書としての勉強の中にはほとんど含まれていなかったので、自分でなんとかしなくては。

あとはコミュニケーション。「聞かぬは一生の恥」とこれまでも何度心の中で唱えたかわかりませんが、先生方は当たり前に知っていることも、聞いててわからない時は「それってどういうことですか?」と遠慮なく訊く。もちろん生徒にも「それなあに?」と遠慮なく訊く。ほんとはひとりで閉じている方が好きですが、これはもう修行としてやっていくのです。これを続ければ様々なことがきっと良い方向に進むでしょう。私の世界もひろがるでしょう。

 

こんなにだらだらと書いている暇があったら一枚でも多く年賀状の返事を書けばよいのですが、こちらも書いておかないと、なんだか体が調わないのです。

 

昨日は息子と自転車で平城宮跡へ行って、広大な平城宮跡の中を自転車で走り回って気持ちよかったです。家から片道1時間もかかってしまったので息子はさすがに疲れたようで、「もう行かない」と言っていましたが。でも「いつか自転車で行ってみたいね」とずっと話していたので、夢が叶って嬉しいです。凧揚げをしている人がたくさんいました。

 

今日は大きな図書館へ。息子は人工イクラの作り方とかブロッコリーのDNAの取り出し方が載っている本を借りていました。

私もたくさん借りました。中でも『親のための新しい音楽の教科書』が楽しみです。これから読みます。

 

「息子は」「息子は」と書いていますが、息子とこんな風に一緒に行動できるのもそう長くはないと思いますので、楽しんでおきたいのです。そのうちぷいっとされるんです。「今日は帰り遅いから」とか言われるようになるんです。

あと「夫は」と一言も出てきませんでしたが仲が悪いわけではありません。夫は足が痛い痛いと言っています。私は筋トレの手伝いくらいしかできないのが切ない。

 

それでは皆さま繰り返しになりますが今年もよろしくお願いいたします。

おやすみなさい。よい夢を。

 

| 日々 |
あらためまして

久保さん、皆さん、こんばんは。

寒い寒い夜です。

 

でも、冬休みに入り、少しゆったり過ごしましたので、気力も体力も回復してきました。頭の中で「すべての山に登れ」が流れています。もう大丈夫だぞ。

 

『サウンド・オブ・ミュージック』は、自分が歳を重ねるごとに、作品のすごさがわかってきて、サントラ聴いているだけで泣けてきますね。子どもの頃何度LPを聴いたかわかりませんが。あの頃は英語の勉強のつもりで聴いていましたし、マリアがカーテンで作った子どもたちの服が可愛いなあとか、それくらいにしか思っていませんでしたが。

自分のやる気が戻ってきた時に「すべての山に登れ」が頭の中で鳴り響くとは。

 

息子はサンタさんに「コリドール」というボードゲームをもらいました。これ面白い! 将棋ができない私にもできる単純なゲームなんですが、色々な角度から物事を見ないと勝てません。

息子は喜んでいましたが、本気で勝負すると私ばかり勝ってしまうので(こういう時手加減ができない)、よく悔しそうな叫び声をあげています。でも負けても泣かなくなった。成長したなあ。

 

息子はこの一年、学校での生活科の授業が楽しくてとても充実していたようです。春の草摘み、タケノコ掘り、天ぷらなどの調理から始まって、2学期はひたすら家づくり、家づくりをしながら単位の勉強、同時に田植えから稲刈りまで、そして柿渋作りや干し柿作り、などなど。干し柿はまだ完成していなくて、冬休みの間も、柿を入れた容器の蓋を、朝は開けて夜は閉めて、とか、たまに振ってみて、など、お世話は続いています。家づくりも実はまだ終わっていなくて、3学期、仕上げをする予定なのだそうです。「予想外に大きな物件になってしまって…」と先生はおっしゃっていました。でも、家づくりを通しての、息子の自信のつき方というのは、本当に大きかったと思います。「屋根の上の作業はぼくに任されている」「かすがいの扱いはぼくに任されている」と息子は思っていますから(実際にはみんなでやっているとしても)。

そして毎日、教室に入る時の安心感。「教室に入るとね、ろうそくの匂いがするんだよ。ぼくあの匂い大好きなんだ。あの匂いを嗅ぐとね、だんだん体があたたかくなるんだよ。火をつけていなくてもね。」と息子はしみじみ話しておりました。満足しているのだな。何よりだ。

 

義母は亡くなってしまいましたが、家族3人はなんとか無事にやってきました、2018。私は大学の勉強がほぼ終わり(まだ卒業決定かどうか教えてもらえないのです)、家のことと仕事のことに集中できて、ありがたい毎日です。

来年もエアロバイクをこぎながら元気に頑張りたいと思います。あ、料理も頑張ります。最近ウー・ウェンさんのレシピでご飯を作るようになって、我が家の食卓に新しい風が吹いています。

美しいものもいっぱい見よう。本もたくさん読もう。最近は『僕は、そして僕たちはどう生きるか』を読んでいます。

息子と読んでいる『ホビットの冒険』はまだまだ先が長い。厳しい旅の途中で、何度もホビットがあたたかい我が家を思い出し、帰りたくなるシーンがあって、そのたびに、「そう思うのはこれが最後ではありませんでした」と記されているのが、息子は大好きなんです。

 

2019年、皆様にとって良い年でありますように。元気に過ごしましょうね。そしてどの人も、言いたいことを、言うべき時に、ちゃんと言えますように。世界が少しでも良い方向に動いていきますように。

 

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