しいたけ園←ブロッコリー

南波典子から『トーキョー・ボディ』共演者である久保優子さんへ送る日々の記録。
子育てのこと、仕事のこと、などなど。

久保さんからのお返事『しいたけ園→ブロッコリー』も、どうぞよろしく。

映画『3人、』見に来てくださった皆さま、ありがとうございました。
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ふるさと

久保さん、皆さん、こんばんは。

 

雨のクリスマス・イブです。

 

でも昼間は晴れていて、息子が通っていた保育園の、クリスマス会に行って来ました。今年度末に閉園してしまうので、最後のクリスマス会でした。

 

私はあるお母さんのリコーダーに合わせてピアノを弾きました。そのお母さんの娘さんには鈴を鳴らしてもらい、息子には木琴で助けてもらいました。息子は手品も披露しました。何もない筒の中からうさちゃんと鈴が出てくる手品です。ちょっと緊張していましたがなんとか成功しました。私は誰かと一緒に演奏、というのに、こないだも書きましたがとっても憧れていましたので、心から楽しませてもらいました。声をかけてくださったIさんに感謝です。

 

私たちのあとにバイオリンとピアノの演奏が続き、そのあとに園長先生の歌がありました。「大きな古時計」と「ふるさと」を歌っていらっしゃいました。保育園の最後のクリスマス会を、園長先生自ら存分に楽しんでいらっしゃるように見えました。そして、集まった園児たち、卒園児たち、大人たちみんなが楽しめる、あたたかい会になるよう心を配っていらっしゃるのがわかりました。

園長先生は、「88歳の母を思って歌います」と言ってから、「ふるさと」を歌われました。園長先生は保育園を閉園されたら、ご自身のお母様のような高齢の方に喜んでもらえるような、おいしくて体に良い食事を提供できる場所を作りたいとおっしゃっています。ご自分が疲れたから閉園されるのではなくて、新たな夢をこれから叶えるために閉園されるのです。

 

群れずに、自分の考えを持ち、夢に向かって生きよというメッセージを、これまで何度となく園長先生から受け取って来たと私は思います。今日も「ふるさと」を聴きながら、閉園の寂しさだけでなく先生の力強い生き様を思い、心打たれて涙した保護者はたくさんいたと思います。

息子を今の学校に転校させようかと考えはじめた頃、「F君には絶対に合っていると思うわ」と背中を押してくださったのも園長先生でした。心底ほっとしたのを覚えています。

閉園されたら、今の保育園と同じ場所でカフェをオープンされるのだそうです。「何歳まで(保育園に)来ていいの?」と尋ねた息子に、「中学生になっても高校生になっても来ていいよ」とこたえてくださった言葉は嘘ではありませんでした。また同じ場所に、いつでも帰ることができるのです。

 

このクリスマス会の他に、仕事でも人前に立つことがあり、緊張することの多かった一週間でしたが、なんとか無事終わってほっとして、今、喉が痛いです…。でもクリスマスですから、毎年のように丸鶏を焼きました。

息子の学校ではクリスマスの本来の意味について教えてもらえますので(とは言ってもキリスト教系の学校というわけではないのです)、親の私たちも、今までと随分違った視点からクリスマスというのを見ることができ、新鮮な気持ちです。学校のお父さんお母さんたちと、針葉樹の枝を束ねたクランツというもの(リースを机の上に寝かせたような形のもの)を作った時には、もみの木ってこんなにいい匂いなのか!クリスマスって本来こんなにいい匂いに包まれるものなのか!と感激しました。

キリストの生誕について描かれた美しい絵本も、以前は「私には関係ない」とばかりに敬遠していたのですが、手にとってふむふむと読むようになり、身近な人と静かに暖かい時間を過ごすのがクリスマスなのだなとやっとわかってきました。

 

とはいえやっぱり、「クリスマスだからってなんだよ!」という気持ちは少なからず残っているわけです。そんな気持ちも残しておかなくちゃ、と心のどこかで思っているのだと思います。一緒に過ごす親しい人など誰もおらず、ひたすらバイトする年末年始なんて珍しくありませんでしたから。

 

だからまだ、なんだかいびつな楽しみ方しかできませんけれど、とにかく我が家ではクリスマスは「丸鶏を焼いて、食べる日」となっています。

年をとるにつれ食べられる量が少なくなってきて、夫と「寂しいよね」と言いながら食べました。がっつきたい気持ちはあるんだけど、無理して食べるとすぐにお腹をこわすんです。

息子は「サンタさんにも分けてあげたい」と言い、「さんたさんへ ここのとりのまるやきはたべてもいいです」と手紙を書いていました。食べられるかな、サンタさんは。

 

食後は膝の上に息子が乗ってきて、一緒にまたろうそくの炎を見つめました。息子が作ったろうそくはもう小さく小さくなっています。でもとても美しく炎が立つのです。絵に描いたように。

 

さあひと仕事して寝ようかな。

みなさまおやすみなさい。よい夢を。

 

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