しいたけ園←ブロッコリー

南波典子から『トーキョー・ボディ』共演者である久保優子さんへ送る日々の記録。
子育てのこと、仕事のこと、などなど。

久保さんからのお返事『しいたけ園→ブロッコリー』も、どうぞよろしく。

映画『3人、』見に来てくださった皆さま、ありがとうございました。
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つけもん

久保さん、皆さん、おはようございます。

 

今日は、中秋の名月。お月さん、見えるかな。今、奈良の空は曇っておりますが。

彼岸花が、いっせいに咲き、いっせいに消えて、稲刈りもほとんど終わって、息子の運動会も無事終わって、ひんやりとした10月の朝です。

 

息子が、「学校とかおうちの中にいる時に、ミサイルが飛んできたら、窓から離れる。公園とかで遊んでる時に飛んできたら、こうする。」と言って、頭を抱えて小さくなりました。学校でそう教わったのですって。Jアラートの内容ごとに、どんな対応をしたらよいのか、というプリントも持ち帰ってきました。そんな小さな手で頭を覆ったところで…、と思いましたが、それは口に出さず、「何かおかしいと思ったら、まずおうちに帰っておいで」とだけ、息子に言いました。

 

選挙のこともあり、それこそ頭を抱えたくなる日々ですが、こういう時に、大人としてしっかりしなければと思います。行動も、気持ちも。息子には申し訳ないけれど、私は最近になってようやく、「大人は子どもの前で手本を示さなければいけない」というのがわかってきた気がするのです。もちろん「子どもの方が賢いよねえ」と思うことはあるけれど、子どもがまだ判断できないことについて、「こっちの方がより善いことなんだよ」と手本を示して教えるのは、少し長く生きてる大人のつとめなのだ、ということを、本当に今更だけど、よく思うのです。「好きか嫌いか」「自分に利益があるかないか」ではない基準で物事を見て、より善い行動をとること。要は、恥ずかしくない姿を見せること。

自分が中学校で働き出したから、というのもあるし、息子の転校先の先生方と話をする中でも、そう感じることが多くあって。

子どもたちは、もちろん悪い手本から学ぶこともあるけれど、悪い手本が多すぎて、未来に希望を持てないのではいけない。希望、という言葉を使うにも今は気持ち悪さがひっついてくるけど。自分だけに都合の良い希望ではないです、私が言ってるのは。

子どもたちには、生まれてきてよかった、生きていてよかったと思って欲しいし、自分の力で世界をより善くすることができると信じて欲しい。

 

年をとって、恥ずかしいくらいに涙もろくなってしまい、中学校の文化祭の発表を見ても、小学校の運動会を見ても、子どもたちの姿に胸が熱くなってしまいます。思いっきり楽しんでいる子、全然楽しめない子、いろいろで、その、いろいろな姿に、また心が揺れる。

 

息子はウキウキとしていました、運動会。「お弁当のおかずは何がいい?」と聞くと、「つけもん!」という返事が。「つけもん! つけもんって言っても、たくあんね! あときゅうりの塩漬け! ほんとは奈良漬けも入れて欲しいけど…酔っ払っちゃうからだめだな、あとこんぶのおにぎりと、たらこのおにぎりと、あとお正月に食べるあのコンニャクのくるっとしたやつと、切り干し大根と、にんじんしりしりがいい!」と。「鶏の唐揚げは?」と訊くと、「脂っこいからいらない」と。

息子のリクエスト通りだと地味すぎるので、当日の朝に夫が「俺が食べたいから」と言ってピーマンの肉詰めと卵焼きを作ってくれました。結局息子はそれも食べたのですけどね。

そしてダンス、ハードル走、綱引き、大玉ころがしを頑張りました。応援も頑張りました。息子の黄組は応援賞をもらいました。笑いをこらえて喉を守った甲斐があったね。

 

それにしても漬物が大好きなのです息子は。食べすぎてしまうのであまり買わないようにしていて(浅漬けくらいは作るけど)、だから余計に、たくあんなんて見ると「うわあ! う、ま、そ〜!」と言ってジュルジュルとよだれの音を立てるのです。運動会のあと少し冷蔵庫に残しておいたのも、全部自分で切って昨日のおやつに食べたのだそうです。

 

あ、ちょっとだけ晴れ間が。この家で最後のお月見、楽しませておくれよ。

さあ動き出そう。

皆様もよい一日をお過ごしください。

 

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