しいたけ園←ブロッコリー

南波典子から『トーキョー・ボディ』共演者である久保優子さんへ送る日々の記録。
子育てのこと、仕事のこと、などなど。

久保さんからのお返事『しいたけ園→ブロッコリー』も、どうぞよろしく。

映画『3人、』見に来てくださった皆さま、ありがとうございました。
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友よ

久保さん、皆さん、おはようございます。

 

息子の夏休みが終わりました。全国のお父さんお母さんお疲れ様でした。

久しぶりに息子のいない我が家というのを味わっています。こっそり捨てたいものは、今捨てなければ。「これとっとくの? どうするの?」と訊くと大抵「とっとく!」となりますから、あふれているゴミのようなものは、訊かずにそっと処分よ。

 

息子は昨日まで保育園でお世話になっていました。大好きなふうちゃんとこの夏めいっぱい遊べて本当に幸せそうでした。息子が小学校に入る前、保育園を卒園する時には、ふうちゃんは「なんで明日から来ないんだよ!」と言い、息子は「小学校に行くから…」と言って、それが別れの挨拶になったのでした。それが、1年以上経って、再びこんなにいっぱい遊べる時が来るなんて、人生は何が起こるかわからないね、よかったね、と言いながらこの夏を過ごしてきたのでした。

そしてまた昨日はお別れの日。ふうちゃんのパパと、私と、ほぼ同じ時間にお迎えに行き、保育園の先生とさよならした後も、ふたりは別れがたくてしばらく外を駆け回っていました。高いところからジャンプしたり、開けちゃいけない蓋を開けて「チョコレートや」「チョコレートや」「…くさっ!」「…くさっ!」「これチョコレートちゃう、あれや! ここ(お尻)から出るやつや!」「え〜!」「うーまるこーや!」「ぎゃ〜!」と言ってまた駆け回り、「ろくじきょうだい〜」と言って肩を組んでいました。息子もふうちゃんも名前が6字、そしてお迎えが6時、ということで、ふたりは「ろくじきょうだい」なんですって。遊んでいてちょこちょこ言い争いになることがあっても、「おれら『ろくじきょうだい』やしな」と言って仲直りしてきたのだそうです。

私とふうちゃんのパパが、「そろそろ…」と言ってからも、何周も何周もふたりは駆け回って、そのうちなんとなく別れの覚悟ができたのち、ふうちゃんは「あばよ」と言い、息子は「また会う日まで」と言って、大きく手を振ってさよならしました。

 

保育園で出会うお父さんお母さんたちとは、連絡先を交換したことがないのです。私が携帯を持っていない、というのもあるけれど、お互い忙しいし、住んでる場所も離れているから、どんなに子供同士が仲良くしていても、親が子供たちのために「一緒に遊べる時間、場所」を設定してあげることが難しい。「遊びにおいでよ」と気楽に言えないので、親同士はなんとなく距離を置き、「きっとまた会える」と信じてさよならしています。お祭りに行ったりとか、買い物してる途中にばったり会えることもあるんです。そんな日を楽しみにしています。

 

さて息子の夏休みの宿題ですが、「『間に合わない』と言って泣くのだけはやめてちょうだい」と言い続けてきまして、「大丈夫だよ」と息子は言い続けてきまして、それでも「泣くのか、おい!」となりそうな瞬間もありましたが、なんとか準備を済ませて今日は元気に登校しました。

「一行日記」と言って毎日の天気とできごとを一行ずつ書く宿題があったのですが、もちろん息子はまとめて書いていましたよ。この夏は「さかのぼる」という行為について学んだ息子です。いきなり十日以上前のことを質問されてもこちらは困りますからね。「19日から始めるんじゃなくて、今日のぶんから書いて、昨日、おととい、その前…、の順番で思い出すのよ!」と、そんなことを何回もやりました。

いつも何かしらモノを作っているので、校内作品展に出すモノに関してだけは困らず、どれを持って行こうかと悩んだ末にトイレットペーパーの芯を使ったマジックの道具を持って行きました。トイレットペーパーの芯から紐が4本出ていて、そのうちの1本を引っ張ると、「え、どうして?」という側の紐が短くなる、という道具です。

 

私は昨日から有島武郎を読んでいます。こんなに面白かったのか、とびっくり。文章について「描かれた(えがかれた)」という表現をしますけれども、彼の文章は「彫られた」ように感じます。くっきりとしていて美しい。触りたくなる文章です。

 

さあ洗濯物を干すぞ。レポートも書くぞ。こつ、こつ、と単位をためていくのだ。

皆様もよい1日をお過ごしください。

 

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