しいたけ園←ブロッコリー

南波典子から『トーキョー・ボディ』共演者である久保優子さんへ送る日々の記録。
子育てのこと、仕事のこと、などなど。

久保さんからのお返事『しいたけ園→ブロッコリー』も、どうぞよろしく。

映画『3人、』見に来てくださった皆さま、ありがとうございました。
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数字をどう扱うか

久保さん、皆さん、おはようございます。

 

夏はまだまだ続くのだけれど、毎年、この時期が一番「厳しい暑さ」であるなあと、思います。だから「この暑ささえ乗り越えたら」といつも思います。

我が家はクーラーがないので、昨日のような暑さだと参ってしまうのだけど、こんなのは、ほんのいっとき。もう少ししたら、トンボの群れがやってきて、秋の虫が鳴くでしょう。

 

息子は夏休み。

家にいても私が相手できないことが多いので、ひとりで夢中になって実験したり、手品の練習をしたり、ぬいぐるみを操り人形に仕立てて人形劇の練習をしたり、そういうのを上手にできるようになりました。

私の試験中も静かにしていられるようになりました。この間も「今日あーちゃんは一日中勉強です」と言ったら、「じゃあ僕はカフェの人になる」と言ってアイスコーヒーとドーナツを運んできてくれました。アイスコーヒーを飲み終えると、梅シロップが出てきました。ありがとう。そして「あーちゃんにアジのさばきかたを教えてあげる」と言って、図鑑を見ながらアジのさばきかたを絵に描いて持ってきてくれました。三枚おろしのやりかた。絵の横に「すぱっ」とか、「かわをむく」とか書き添えてあります。

そう、それで昨日一緒にパン屋さんに行って、フランスパンを切ってもらってる間、息子はパン職人さんの手元をじーっと見ながら「アジのさばきかたやったら教えてあげれんねんけどな」とつぶやいていました。実際にやってみないといけませんね。

 

夕飯後、リンゴをかじりながら、「リンゴの木もオスとメスがあるの?」と息子が言うので、「いや、ないよ、一つの花の中におしべとめしべがあるからさ」と説明したら、「あーちゃん、知ってる? ガラスにもオスとメスがあるんだよ」と。「使ってる時にはわからないんだけどね、捨てられる時に、そのまま捨てられるのが、オス、リサイクルされるのが、メス」ということでした。「だって生まれ変わるでしょ?」と。そうねえ。「あーちゃん、知ってる? 教科書にもオスとメスがあるんだよ」「そうなの?」「いやちがった。お母さんと子どもがいるんだよ、教科書が、お母さんで、ノートが、子ども。だって教科書を読んで、書いたのがノートでしょ?」「そっかあ。お父さんはいないの?」「お父さんは、…ドリルノート」へえー。「あーちゃん、知ってる? 冷蔵庫にもオスとメスが」…と、その後しばらく続きました。

 

一学期が終わって、本当に、ほっとしています。夏休みの間も仕事には行くのですけど。

こないだは一学期最後の心配事、「生徒たちを連れて本屋さんで本の買い出し」というイベントが、なんとか無事に終わって、もうほんとに、心底、ほっとしました。生徒たちはいい本をいっぱい選んでくれました。かなり心配してたんですけどね。「これいいのかなあ、買って…」と悩んでしまう本が多かったらどうしようと思ってたので。ただものすごく暑い中たくさん歩きましたから、「今度からは時期をずらしましょうね」と先生と話しました。何事もなくて本当によかった。

 

その時期学校では三者面談というのが行われていて、子どもの成績を見せられ泣いてしまう親御さんもいらっしゃるという話を聞き、親に泣かれた子どもの気持ちはいったい…、と、気の毒に思いました。なんとかならないのかな、このシステムは。小中学校に学期ごとの成績表って必要あるのかな。

息子は一年生の最後に、身長体重と、50メートル走のタイムについて、奈良県平均と比べてあなたはどれくらいの位置、と示された偏差値とグラフを持って帰ってきたんですけども、こんなのも、ほんと必要ないよね。データ収集したいのなら教育委員会とか文科省の中だけで使ってくれたらいいんですよ。こんなのいちいち子どもや親に見せてくれなくていいよ。勉強についての理解度だって、そんなに何度も何度も数字で見せつけられたら、やる気になるどころか、学ぶことが全然楽しくなくなるよねー、と、私は思うんです。先生たちが悪いんじゃなくて、システムの問題。これどうにかならないのかしら。

 

数字を把握しなきゃいけない立場、というのはそりゃある。私の仕事もそう。だけど、例えば、3年生より1年生の方が本をよく借りているからといって、その貸出冊数の数値を生徒たちに見せることがなにか良いことにつながるかというと、否、と思う。こちらで把握しておけばよいことなんだよ。だから、生徒たちに実施した読書アンケートというのも、「毎年やってるから」という理由で引き継いだけれども、その集計結果をどのような形でみんなにお返しするかというのに、すごく悩んでいる。

学校によっては、「貸出冊数の多いクラスランキング」というのを毎月出さないといけないところもあるらしく、なんじゃそりゃ、と思う。私たちの数字の出し方によって、本嫌いな子はますます本嫌いになると思う。数字で煽るのではない形で、「本、読んでみようかな」と思わせたいよ私は。

 

さあ、やらねば、私の勉強を。Web授業、というのを今は受けていて、来週はその試験。その前に今週末は大学でちゃんと先生と対面する授業もある。それが終わったらレポートがひとつ。そしてさらに試験がひとつ。暑いけど頑張る。

 

息子は今デジカメでナスやピーマンを撮影し、さらにその影絵を撮影し、私にクイズを出してくれています。

彼は暇とか退屈ということを知らない。ありがたいことよ。

 

皆様もよい一日をお過ごしください。

 

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