しいたけ園←ブロッコリー

南波典子から『トーキョー・ボディ』共演者である久保優子さんへ送る日々の記録。
子育てのこと、仕事のこと、などなど。

久保さんからのお返事『しいたけ園→ブロッコリー』も、どうぞよろしく。

映画『3人、』見に来てくださった皆さま、ありがとうございました。
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がんばってティーンズ

久保さん、皆さん、こんにちは。

雨がよく降っています。

今日も学校のプール授業が中止になって、息子は喜んでるだろうな。泳ぐのは好きだけど、寒いプールは嫌なんですって。

 

仕事先の生徒達が近々幼稚園や保育園で保育実習をするらしく、その時に困らないようにと絵本の読み聞かせ講習を昨日からやっています。行った先で実際に読み聞かせをするチャンスがあるかないかもわからないので、最低限気をつけなければいけないことと、絵本の選び方などを簡単に説明し、授業の後半はひとりずつ前に出て絵本を読んでもらっています。

とは言っても思春期ど真ん中ですから、前に出てももじもじしてなかなか読み始められない生徒もいるのです。恥ずかしいのはわかるよ、わかる。でもそのままじゃだめだよね。実際に保育園や幼稚園に行ったらちゃんとできるのかもしれないけどさ。などとちょっと厳しいことも言ったりします。クラスによっても雰囲気が違って、「しょうがないなあ」と姉御肌の生徒が楽しく読んでくれたりすると、みんなも和むし、そのあとに続く生徒も読みやすい。最初にあてた生徒がもじもじしちゃうと、そのあとみんなしてもじもじしちゃってやる気なしの態度が続く…。

「あの一言を言い忘れたからそのあとスムーズにいかなかったのかな」とか、私が反省することも、いろいろあります。まだあと3クラス残っている。どうなるかな。絵本を読んであげること、読んでもらうこと、の楽しさが少しでも伝わるといいな。

 

嬉しいのは、終わったあと絵本好きの生徒が集まってきて、「これ懐かしい」と言いながら絵本をぱらぱら見て行ってくれることで、昨日は『三びきのやぎのがらがらどん』の話で盛り上がる女子と、『どろぼうがっこう』の話で盛り上がる女子とが給食の時間直前まで残ってわいわい言っていました。私が子供の頃に読んでもらった絵本を、彼女達も小さな頃に読んでもらっていて、そして彼女達が大人になってまた、その下の世代に読んであげるかもしれないのです。絵本はすごいよね。『ピーターラビットのおはなし』は初めて世に出てから今年で115年目です。授業の準備のために私が家に持ち帰っていたら、息子が勝手に読んでいて「あーちゃんこれ面白いね」と言っていました。115年前の子供達も、今の子供も、「これ面白い」と思うんです。

新しい絵本の中にも素晴らしいものはある、という話も、もちろんしています。講演会など聞きに行くと、「新しい絵本に面白いものはない」とはっきりおっしゃる方もいるのですけど、私は全然そんなこと思わないので。

 

こんな風に私はたまーに授業のようなことをするだけなんですけど、先生方は毎日されているのかと思うと、いやはや大変だなあ、すごいなあと思います。この間、ある勉強会に行った時に話をされていた先生は、「生徒達には吸う(話を聞いて知識を吸収する)時間ばかりではなく、吐く(自分が体を動かす、声を出す)時間も必要、授業の中ではそのバランスが半々になるよう心がけている」とおっしゃっていて、なるほどなあと思いました。

 

自分の仕事には責任を感じていて、精一杯頑張ろうと思うけれど、ひとりの小さな人間として、これって生きてきて初めて出会う光景だなあ、面白いなあ、と思うことがあります。女子達が、プールの授業のあとで、みんな肩にタオルをかけたままの状態で私の話を聞いてくれるのですよ。授業の直前まで、濡れた髪を懸命にとかしているんです。さすがに話が始まると髪をとかすのはやめるんだけど、タオルは肩にかけたままで、ブラシを手に握ったままで、聞いてくれている。そしてタオルを肩にかけたまま読み聞かせをしてくれる。ま、そういうものなんでしょうけど(ちゃんと髪を乾かす時間もないし)、なんか…、不思議な光景でしたあれは。

あと、放課後、3年生の卒業アルバム用の写真撮影に一緒に参加しなくてはならなくて、それはなんだかとても申し訳ない気持ちになりました。誰かの「思い出」のアルバムに写り込んでしまうなんて。ま、将来「誰これ」と思われる可能性大ですが。

 

さあさあ、そろそろ私は自分のレポートを書かなくては。今は歴史の勉強をしているんです。恥ずかしいことに教科書に出てくる漢字がいちいち読めなくてネットで調べながら勉強しています。「嚆矢」「勝鬘経義疏」「讒言」「宸翰」などなど。

息子は今朝、漢字の宿題をやっていて、「長」という字が『タンタンの冒険』に出てくる「アルカサル将軍」の顔に似ていると発見して喜んでいました。「しっぽが『アルカサル将軍』い、…アルカサル将軍、アルカサル将軍、アルカサル将軍、アルカサル将軍、…5人も書いたで」と。

 

あ、今面白い本を読んでいます。マーヤ・ヴァン・ウァーグネンの『マーヤの自分改造計画 1950年代のマニュアルで人気者になれる?』です。これすごいよ! 詳しく書くとまた長くなるので今日はここまで。

 

皆さまよい週末をおすごしください。

 

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