しいたけ園←ブロッコリー

南波典子から『トーキョー・ボディ』共演者である久保優子さんへ送る日々の記録。
子育てのこと、仕事のこと、などなど。

久保さんからのお返事『しいたけ園→ブロッコリー』も、どうぞよろしく。

映画『3人、』見に来てくださった皆さま、ありがとうございました。
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5じ30ぷんにきたようかい

久保さん、皆さん、こんにちは。

 

昨日の夜から、雨がざんざか降っています。気持ちいい。

そこいらじゅうの大地が、植物が、「雨だ」「雨だ」と歓喜の声をあげています。

ベランダではヒヨドリたちがブルーベリーの取り合いで喧嘩をしています。

 

と、こんな風に書くと、心が静まるので、忙しくても書く。書く。

仕事でも私事でもいくつものことを並行して考えなくてはならなくて、いよいよ頭がパンクしそうなのですが。

ひとつひとつ片付けていくしかないのでしょう。まずは深呼吸して。

昨晩はずっと夢の中で詩の暗唱をしていました。『ぼくの家だけあかりがともらない』という、野長瀬正夫さんの詩です。あさって、ストーリーテリングの勉強会の時に、発声練習がわりにみんなで唱えようと思って。暗唱するんだけど、途中で意識が飛んで、いけない、と思ってまた初めから暗唱して、また飛んで、というのを朝まで延々。疲れました。

そしてさっきまでは学校の授業の準備をしていたけれど、これを書いたら自分の試験のための勉強をします。

ほんとは図書館にも行きたかったけれど、雨も降っているし、今日はあきらめよう。

 

息子はこの間の父の日に、人形劇をつくって、夫にプレゼントしていました。最近YouTubeでフィリップ・ジャンティの映像をよく見ているので、そこから影響を受けたみたいです。

最初は等身大の息子が寝ているところから始まりました。しばらくすると電話が鳴り、眠そうな息子は携帯を耳に当てて、「もしもし…、Eくん?…今どこにいるの?…ニューヨーク!!…つかなんでそんなとこにいるんだよ」と一人芝居が続き、そのあと指人形、人形、息子の頭(顔)、を使った劇へと発展していきました。これが第一部。

食事休憩を挟みまして、第二部のタイトルは、『5じ30ぷんにきたようかい』。「5じ30ぷんにとまとかんをあけてすとーりーをかんがえていると、いやなよかんがしてきて、どあをあけると、ぜりーのようなくうきがただよってきた。まどにとまとをなげると、きえてしまったのだ。いまはそんなよかんはしないけれど、あたまのようすがへんなかんじでたまらない。どうしてこんなじぶんでしかいられないのだろう。かおもだんだんへんなかんじになってきた。それははるのことだった。」(予告チラシより)

予告は素晴らしかったのですけど、この第二部はかなり長かったので、夫は録画もやめて食事の続きをしながら楽しんでいました。

そして今日の夜はなんと、第三部を見せてくれるのですって。もう昨日のうちに準備は済んだみたいで、息子は「パパ、早く帰ってきて! 7時半には帰ってきてよ! 午前じゃないよ午後だよ!」と念を押していました。「かなり面白いよ」と。自信があるようです。楽しみにしています。

 

読まなきゃいけない本も何冊もあって、でも本に関しては、何冊もを同時に並行して読むことはしないと決めています。練習しても私は、「速く読む」ってことができなくて、でも一冊をなんとか速いペースで読み終えるには、集中してその一冊だけを読む、それしか道がない気がして。くじけそうでも他の本に手を出さず、一冊をただひたすら最後まで読む、ってことを、今はやっています。

最近読んですごく良かったのは、『顔ニモマケズ』。水野敬也さんが、顔の変形や脱毛、あざなどのある9名の方にインタビューしている本です。うまく言えないのだけど、とにかく「皆さんぜひ読んで」という気持ち(だめですねこんな説明では)。こういう本て、「つらそうで嫌」とか、「つらいのはみんな同じだし」とかいう理由で手に取らない人もいると思うんです。「でも読んでみて」と言いたい。9人の方それぞれの現実が、軽くも重くもなくそのままに描かれていて、それを知ることで、私たちひとりひとりの生き方、ものの見方が少なからず変わるんじゃないかと思うのです。社会も変わるんじゃないかな。見た目の問題のことだけが書かれている本ではないのです。

あともう一冊、星野源さんの『いのちの車窓から』も良かったです。これは生徒たちがきっと喜ぶね、という気持ちだけで学校に入れたんですけど、読んでみたら、自分がすっかり星野源さんのファンになってしまいました。昔、何度か、すれ違ったことあるんだけどな…。挨拶もしたことあるんだけどな…。気がつけば息子は学校で「恋」を覚えてきて家で歌っているし、中学生は読書アンケートの「好きな作家」欄に「星野源」と書いてるし、学校の事務の方も「あの方の本は読みますね、星野源さんとか」とおっしゃるし、もう、本当に、国民的ビッグスターになられてしまいましたね。でもね、この本を読んだら、有名になった星野源さんだから本も売れるのだ、というのではなくて、こんな素敵な感性を持ってらして、こんな誠実な文章を書ける方だから、こんなにみんなに愛されるんだ! というのが私にもよーくわかりました。生徒たち、喜ぶだろうなあ。息子にも、「星野源さんもマイケルのこと好きみたいよ」と言ったら「ほんとに?!」と喜んでました。

 

さあ勉強だよ。頑張らなきゃ。生協の注文ってのもあるよ。夕飯も作らないといけないね。そして息子の人形劇を見るのだ。

 

皆様もよい一日をお過ごしください。

 

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