しいたけ園←ブロッコリー

南波典子から『トーキョー・ボディ』共演者である久保優子さんへ送る日々の記録。
子育てのこと、仕事のこと、などなど。

久保さんからのお返事『しいたけ園→ブロッコリー』も、どうぞよろしく。

映画『3人、』見に来てくださった皆さま、ありがとうございました。
<< 休ませてもらってます | main | なまけもの日記 >>
近ごろのようす

久保さん、皆さん、こんばんは。

久保さん、遅くなりましたがUちゃんのご進級、おめでとうございます。

こんな風に、久保さん、久保さん、と書き続けながら、ずっと会えていないんだよねえ。Uちゃんのことも、「いつか抱っこさせてもらいたい」と思っていましたが、もう年中さんですか。あっという間、とは言いませんよ私は。結構長いよね、子育て期間てね。

 

ゴールデンウィークというものを、まともにとらせてもらえて、本当にありがたく、息子とゆったり過ごしています。夫は本番中ですので、ずっとおりません。息子は「二人暮らしみたいだよねえ」と言っています。昨日はベランダから一緒に夜空を見上げていました。絵本『夜空をみあげよう』を読んでから、「星空を見に行くキャンプ」というのにすごく憧れている息子なのです。昨晩はお月さんの光が強かったのですが、それでも結構星が見えました。「あ、あれは絶対北斗七星だよ!」「あれは蠍座だ!」「お月さんの中にうさぎが!」と息子は興奮していました。

 

夫の芝居はもう見て来ました。マームとジプシーの『sheep sleep sharp』。夫が家ですごく緊張している様子だったので、私も劇場の受付で緊張してしまい、「お名前を」と言われた時に「佐藤と思います」と言ってしまいました。恥ずかしい。

作品は、最後まで見終わって、「そうよね、そうよそうよ」と肯きたくなるものでした。最近仕事として本を必死に読むようになって、そうすると、途中がどんなであろうととにかく最後までこつこつ読んでいって、「うーむ」と考える(購入すべきか、とか、どんな言葉でおすすめしたらよいか、とか)のですけど、その時にたまに出会う「これ、最後まで読んでほんとによかった」という感じに、似ている。最後まで見てよかったな。

なぜあの衣装? とか、なぜあの小道具? とは思うのですけど、テーマを軽く扱っているわけではないのだな、悩んでるフリではなくて、すごく真剣にこの世界をなんとかするために藤田さんはこの作品を作られたのだな、という印象を受けました。

重いトーンの中、2幕のはじめの部分が笑ってしまったなあ。女性が黙ったまま色々なポーズをとって、その周りを小道具があっちへ行ったりこっちへ行ったりして、しばらく時間が経過したあとに「え、それなの?!」と言いたくなるセリフが出てくるのです。さんざんもったいぶってそれかい! と。何度か見たらまた違う風に見えるのでしょうけど。

夫は役者として日々緊張したり悩んだりしているみたいですけど、「まあ頑張って」としか、言いようがありません(私はその辺優しい妻ではなくて)。夫にはふてぶてしさがないのです。だから本人としては色々悩むのかもしれないけど、そのふてぶてしくないところが魅力でもあると思うので、やっぱり「まあ頑張って」としか、言えないのです…。あと一日、頑張って。

 

そう、それで、舞台を見に行く前には、以前から行こうと思っていた「武蔵野プレイス」という武蔵野市の生涯学習施設に行って来ました。図書館と、「生涯学習支援」「市民活動支援」「青少年活動支援」のためのスペースが融合している施設です。パンフレットなどをよくよく見ると、「ここは図書館スペース」「ここは青少年活動支援のためのスペース」などという区切りがわかるようになってるのですけど、ただ足を踏み入れただけでは、わからない。カフェも、図書スペースも、有料の貸し館としてのスペースも、すごくゆるやかにつながっていて、「ここはなに?」という感じの場所でした。

私は図書館に関する本で、「大人が立ち入り禁止のヤングアダルト用スペースがある」というのを読んで、それはぜひとも見てみたい、と思って行ったのですが、正確には、そのスペースは「スタジオラウンジ」と呼ばれる青少年活動支援のためのスペースで、「図書館スペース」ではなかったのでした。でも同じフロアにはヤングアダルト系の図書を揃えた(それとともに美術系の本も揃っている)図書館スペースがあり、卓球ができるようなオープンスタジオ、バンドの練習ができるサウンドスタジオ、ダンスの練習ができるパフォーマンススタジオ、料理や工芸ができるクラフトスタジオがあり(これらのスタジオは予約制の有料貸出施設)、それらがやっぱりゆるやかにつながっている。ただただ「すごーい、うらやましーい」としか言いようがありません。

それで、その「スタジオラウンジ」(無料)には、20歳になった年度末までの青少年しか入ってはいけなくて、大人は周りの通路(といっても壁で隔てられているわけではない)を通ることだけ許されているのです。スタジオラウンジの中では飲食OK、おしゃべりOK、もちろん本を読むのも自習もOK、ボードゲームもいくつもあり、電子レンジも電気ポットもあって、とにかくどんな形でくつろいでもいいよ、という「青少年の居場所」となっているのでした。鍵付きのロッカーに荷物を入れておくこともできます。いたれりつくせり。

賑わっていましたよー。一応受付で自分の仕事のことを伝えて「見学させてください」とお願いしたので、少しは足を踏み入れても許されたのかもしれませんが、みんなが楽しそうにしているのを見たら、やっぱり中にはとてもとても入れませんでした…。周りをうろうろしながら雰囲気だけ見させていただきました。

あとは図書館スペースにどんな本があるのかとか、サインはどんな風に工夫しているのかとか、見させてもらって、カフェでお昼ご飯も食べて、その場をあとにしました。色々勉強になりました。自分の仕事の中で真似できること、真似できないこと、もちろんあり、色々考えました。その「スタジオラウンジ」と同じような機能を持った場所が、もっと増えるといいなと思うけど、この「武蔵野プレイス」が有名なんだから、今のところ日本においては武蔵野プレイスぐらいにしかそういう場所はない、ということになるのでしょうか。みんなの「近所」にこういう場所があったらいいのにね。

 

自分の仕事は本当に楽しくなってきました。色々な生徒が来てくれて、嬉しい。「俺は今日ぴーちゃんの餌を調べにきた!」と言って、トカゲの入った箱を持ってくる男子、それを見て「先生! ここは動植物持ち込み禁止って言ってください!」「あの人たち幼稚園からやり直せばいいのに!」と言う女子。「周りのみんながエロい話しかしない」とぐちる生徒、「忙しい時にはなんでも俺手伝うよ」と嬉しい言葉を言ってくれる生徒、そんな無邪気な友達を横目で見ながらただ黙っている生徒。みんな、面白い。みんな素敵よ。

「先生!」と呼ばれることについては、もうこれはどうしようもないんです。私は正確には先生ではないのですが、学校の中にいる大人はみんな「先生!」と呼ばれてしまうのです。いくら私が「佐藤さんと呼んでください」と言ったところで誰もそうは呼んでくれません。先生たちもお互いを「先生」「先生」と呼んでついでに私のことも「先生」と呼んで下さるのでいちいち「違います」と言うのももうできない感じでそのままになっております。

 

長くなってしまったなあ。

また月曜日から頑張ります。

皆さまおやすみなさい。良い夢を。

 

| 日々 |