しいたけ園←ブロッコリー

南波典子から『トーキョー・ボディ』共演者である久保優子さんへ送る日々の記録。
子育てのこと、仕事のこと、などなど。

久保さんからのお返事『しいたけ園→ブロッコリー』も、どうぞよろしく。

映画『3人、』見に来てくださった皆さま、ありがとうございました。
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本に囲まれて

久保さん、皆さん、こんにちは。

 

こちらは雨上がりでどんよりとしています。

ベランダに水がたまって大きなプールができてしまいました。舟でも浮かべて遊びたいな。

 

桜はもうほとんど散ってしまいましたが、散った花びらが竜田川に浮かんで流れていくのがまた綺麗です。

絨毯のようにところどころ花びらが固まっている所があり、息子が「島になってる! 桜島だ! 桜島だ!」と叫んでいました。

 

新しい仕事は、ひと山越えても次々と新しい山が目の前にそびえ立って、そのたびに「できるのか、私」と不安になるのです。初めてのことが多いので、緊張ばかりしている。でも周りの皆さんに助けてもらいながら、なんとかやっています。

今週は授業時間をもらって新入生にオリエンテーションをしています。いろいろな説明をしたあとに、「困ったことがあったら、ここへ来てね」というような話をしています。もちろんそれは本心で、そしてありがたいことに昼休みには大勢の生徒が来てくれるのですが、ただの息抜きに来る生徒も多く(それはそれでよいのだけど)、こちらが見てない隙に準備室に勝手に入ったり、ぬいぐるみのクマを交尾させたりする生徒もいて、悩む…。思春期のざわめく心を落ち着かせる空間づくりを学ばなくてはならない。

 

何かテーマを決めて特集を組んだりするのはとても面白い仕事です。昨日は「大岡信さんの仕事」と題して、先日亡くなられた大岡信さん関連の本を集めて展示してみました。『折々のうた』『万葉集』『ファーブルの昆虫記』など、そして大型の美術本も何冊か。生徒達が飛びつく特集ではないかもしれないけど、こういった幅広いお仕事をされた方がいるのだ、ということだけでも伝わると嬉しいな。

あと新聞記事の掲示もしています。朝日新聞では最近「読書はしないといけないの?」という投稿にいろいろな回答が寄せられていて、それがとても面白いので近日掲示するつもり。

どんな本を購入するのか、についてはとても難しいのですが、生徒、先生からのリクエストにも応えつつ、話題の本も揃えつつ、生活や勉強のために「これは良い!」とおすすめできる本も、と、バランス良く選んでいかなくちゃいけないのだと思います。先日相馬称さんがブログで私のことを書いてくださったので、返信ついでに「相馬君はどんな本を読んでたの?」と訊いてみました。本なんて全然読まないよー、長い文章苦手だよー、という生徒から、称少年くらい本を読む生徒まで、すべての生徒に喜んでもらえる選書をしなければならないからです。相馬君からのお返事はとても面白かったです。「本に印字されている文字のいっさいを読まないと『読んだことにしない』という脅迫的な読書ルール」って、すごいよなあ、さすがだなあ。「『そういう競技』だったような気もしてくる」とも書かれているけれど、やっぱり文字を読むこと自体が大好きなんだよね(言わずもがな)。こないだ「一日に5冊は本を読む」という生徒がいて、「どうしたらそんなことができるの? 私は普通の話し言葉の速さでしか読めないからなかなか進まないのよ」と言ったら「早口くらいの速さで読むんですよ」と言っていて、それこそ冊数を競う競技のように読んでいるのかと思いきや、「気に入った本は10回以上読むからやっぱり買わないと」「お母さんに『床が抜ける』って言われてます」と言っていて、新刊情報もいろいろ教えてくれて、いやはやすごい、ほんとに読書好きなのです。

私はほんとに読書量が少なくて(上に書いたように普通の話し言葉の速さでしか読めないし、途中で考え事をしてしまうから)、だから今こんな風に本と関わる仕事をさせてもらえることが不思議だし、恥ずかしくない仕事をしなければと、プレッシャーも大きい。「読書量」が、「本を読んでいる冊数」ではなくて「本と向き合っている時間」だとしたら、それなりにあるんだけどな。本、好きなんだけどな…。でもま、読むのが遅い私だからできる仕事というのもきっとある、と信じて、日々努力していくしかないのでしょう(頑張って速読みにもチャレンジしてます)。

 

息子とは『タンタンの冒険』シリーズを引き続き読んでいます。『タンタンチベットをゆく』はとびきり面白かった!

夫はもうすぐマームとジプシーの本番です。こちらにインタビューが。と私が宣伝しなくてもチケットは即日完売らしいです。すごいなあ。

 

さあやることやらねば。

皆様も良い一日をお過ごしください。

 

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