しいたけ園←ブロッコリー

南波典子から『トーキョー・ボディ』共演者である久保優子さんへ送る日々の記録。
子育てのこと、仕事のこと、などなど。

久保さんからのお返事『しいたけ園→ブロッコリー』も、どうぞよろしく。

映画『3人、』見に来てくださった皆さま、ありがとうございました。
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東京へ
この日の朝はバタバタと仕度をして大阪の実家へ向かいました。
そして息子を預けて私と夫は新大阪へ向かい、新幹線に乗りました。

快晴でしたが乗れた席が南側で、富士山は見えませんでした。
お昼はあうるすぽっと、夜はワタリウム。新幹線の中で、品川から東池袋、東池袋から外苑前、外苑前から品川、と、乗り換え案内を調べていると、もうややこしくて頭が着いていかず、「またあとで調べよう」という気持ちになってきます。

まずは遊園地再生事業団『夏の終わりの妹』を観るために、東池袋のあうるすぽっとへ向かいました。
間違えてエレベーターで上の階まで行ってしまったら、そこは図書館で「祝!オリ…」と張り紙がしてありました。
2階の劇場へ着くと知り合いの顔が見えて、久しぶりに話ができてほっとしました。東京の街はちょっと苦手で、いつも緊張するけれど、行けばたくさんの友人に会えます。

『夏の終わりの妹』は、私があまりものを知らないせいかもしれないけど、見終わったあとになんだか統一感のようなものを感じ、舞台美術とともに「すっきりしているなあ」という印象を受けました。でも暗い、気持ち悪いものも、隙間からにじみ出ていて。
途中、俳優さんたち痛いだろうなあと思うシーンがあって、それを見ていたら「ああ、これは波なんだな」と思い、それ以降、前後に動く役者さんたちの動きが、すべて寄せては返す波に見えてきました。
大島渚の『夏の妹』はテレビでたまたまやっていたのを見たことがあって、やっぱり「これはなんだろう、でもよかった、あのかわいい人をもう一度見てみたい」と思いながら、それ以来見る機会を持てていません。
今回の芝居については私は小説も読んでおらず(夫は読んだようだけど)、できるだけ前情報を入れないようにして見たので、またゆっくり、「あれはなんだったんだろう」と考えたいと思いました。

皆さんに挨拶をして別れ、外苑前に移動し、ワタリウム美術館へ行きました。寺山修司展『ノック』の中のイベントで、若松武史さんがリーディングをされる、ということだったので。

美術館の中は人がぎゅうぎゅうで展示はまったく見ることができませんでした。でも早めに外階段に並んだら、朗読会ではなんと一番前の席に座る事ができました。若松さんのイスまで1メートル半、といったところ。

若松さんはにこやかに登場され、ひとりでラジカセを操作しながら『毛皮のマリー』を全部朗読されました(途中、ほんの少し休憩を入れながら)。
実はそれまで寺山修司という人にあまり興味を持たなかったので(なんだか怖くて)不勉強なのだけど、若松さんを通して今回ぐっと近くに感じられ、体全体でおもしろさを感じることができたなあと思いました。「天井桟敷」で上演された時の空気感など、色々と想像することができました。

終了後、若松さんに挨拶をして外苑前をあとにし、渋谷で夫と別れ、品川から新幹線に乗って大阪へ帰ってきました。思いのほか混んでいて名古屋まで座れませんでした。

息子はこの日じいちゃんと2回も公園に行ったり、じいちゃんに抱えてもらって鳥になってバタバタとはばたいたりして楽しく遊んでいたそうです。そして6時半ごろから寝てしまっているとのことでした。
私が実家に到着した頃ちょうど起きてきたので、一緒に夕飯を食べました。
「あーちゃんとパパまたどっかに行っていいよ、Fはおじいちゃんとおばあちゃんとお留守番してるから」と言われてしまいました。

(2014.6.18 更新)
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