しいたけ園←ブロッコリー

南波典子から『トーキョー・ボディ』共演者である久保優子さんへ送る日々の記録。
子育てのこと、仕事のこと、などなど。

久保さんからのお返事『しいたけ園→ブロッコリー』もどうぞよろしく。

映画『3人、』原宿VACANTでの上映終わりました。
皆さまありがとうございました。
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やってみます

久保さん、皆さん、こんにちは。

きっぱりと、冬が来ましたね。

ベランダから見えるナンキンハゼの赤い葉はすべて散ってしまい、今は白い実だけが目立っています。この状態になるとカラスがやってきます。「実をつつく」にしても、時期によって集まる鳥が違います。不思議ね。

 

息子は冬休みが始まりました。こないだ秋休みだと思ったのに。

冬休みの宿題、いろいろありますけれども、今回嬉しかったのは「お米を研いで水加減する」という宿題が出たことです。先生に感謝。我が家の場合は「水加減する」で終わらず、塩と昆布とオリーブオイルを加えて鍋で炊いて蒸らしてかきまぜておく、までの一連の工程を教えて、息子は今のところ張り切ってやってくれていますので、いやもう、これ任せられたら、毎日こんなに楽なことはない、本当に助かっております。お子さんに料理を教えようと思ってらっしゃる方、まずは「炊飯」からですよ! この開放感といったら! からだ半分軽くなったような心地です。

今日も夕飯前にやってもらう予定。ありがたや、ありがたや。

 

勤め先では無事期末テストが終わり、図書室は大繁盛しております。冬休み前で通常よりたくさん本を借りられる上、授業でビブリオバトルもしているのでその駆け込み需要もあるのです。「『○○』って本ありますか?」とピンポイントで尋ねてくる生徒もいれば、「おすすめってありますか? あんまり普段本読まなくて…」という生徒もいて、そういう子はたいてい「いつ発表?」と訊くと「明日」とか「明後日」とか言うので、『不思議の国のアリス』のイラストブックや、美しい写真が豊富な気象学の本など、眺めて楽しい本をすすめています。短い童話やエッセイをすすめても「うーん」と言っていた子が、装丁の美しい本を見て「うわあ」と目を輝かせるのを見ているとこちらも嬉しくなります。

ビブリオバトル、勝ちたい!と張り切っている生徒は、「先生、聞いててもらえますか!」と発表の練習を聞かせてくれました。「負けてしまった…」「20%くらい言えなかった」と結果の報告もあり。でもビブリオバトルというのは勝敗やプレゼンの精度が大切なのではなくて、もっと気楽に、他の人はどんな本にグッとくるの? 世の中にはどんな面白い本があるの? というのが知れる、そして「あの人が紹介してくれた本、読んでみよう」と読書の輪が広がる(はずの)楽しいゲームなのです。

だから負けて残念そうにしてる子には、「他の子はどんな本紹介してた?」と尋ねてみる。そうすると、「あ、先生『かくしごと』ってありますか? 表紙がキラキラしてるやつ(住野よる『か「」く「」し「」ご「」と「』)」と言って、ちゃんと他の生徒が紹介した本を借りていったりします。そんな姿が見られると「ああよかったな」と思います。

 

もうひとつ、図書室で盛り上がっているのは年末年始恒例「本の福袋」です。図書委員が選んだ本を中が見えない袋に入れ、どんな本が入っているか微かにわかるキャッチコピーをつけてラッピングしたものです。そのキャッチコピーを、言葉も見た目も素敵に書く(描く)という作業が、やってみるとかなり楽しいらしく、まだ作っている最中なのに「またやろうよ先生」「来年図書委員になれなかったらどうしよう」なんていう声が去年も今年も聞かれました。そして棚に並べると見に来た生徒は「かわいい」「これ何の本かわかるよ」などとワイワイ言って次々に借りていきます。公共図書館で同じ企画を手伝った時には「それほど借りられないなあ(特に男性は決して手を出さない)」という印象でしたが、中学生はまだ喜んでくれます。図書委員が準備したものだから、というのも大きいのでしょうね。

 

こんな風に楽しくやっておりますけれども、この春大学を卒業して、司書資格も無事とれて、さあ自分の給料はどうなったのかと思ったら、以前とほぼ変わらず、近所のスーパーでレジを打ったりカフェのキッチンに立ったりした方がずっと稼ぎは良いので、なんだかなあと思いながら今年度は過ごしてきました。

でも周りの方々に恵まれて、学校司書といえども色々な場所での仕事の機会をいただき、それがさらに次に繋がって、また年度末に向けて2つ「こりゃ大変だ」な仕事が舞い込んできました。

もちろん「ありがたい」と言うしかない。今までも「やってみませんか」「やっていただけますか」と言われ、大丈夫かなと思いつつも「やってみます」とこたえることでここまで道が続いてきました。「素晴らしくなくていいから」と自分に言い聞かせ、「やってみます」と答えたものの「できない…」と家で泣いた日々もあり。でも引き受けてよかったと思うことばかりです。

最近読んだある冊子に、「たのまれごとはためされごと」という言葉が書いてありました。そんな上手い言い方があるのか! と驚き。「ためされごと」という言葉はやはりプレッシャーではありますが。

そんな訳でまた眠れない日々が始まりますが、頑張ります。

 

あ、宣伝です。

昨年上演された夫・佐藤拓道 構成/演出 の舞台『僕がうまれた日』が、大阪にある應典院(おうてんいん)というところで年明け1月18日(土)に再演されます! 夫の職場である「たんぽぽの家」のメンバーとともに作った舞台です。身内が言うのもなんですが初演は本当に素晴らしく、でも障害のある人たちが出演していますから遠くには持っていけませんし、再演できるのも奇跡としかいいようがありません。これは日本中、いや世界中から、演劇に興味のある人たち、そして障害者アートに興味のある人たち、その両方にあてはまらない人たちにも、ぜひぜひ見て欲しいです。皆さん大阪観光がてら見に来てください! 収容人数があまり多くないそうですのでご予約はお早めに。

そしてこの公演は、應典院の「コモンズフェスタ2020」というイベントの中のひとつのプログラムですので、1日フリーパスや4日間フリーパスのチケットで「コモンズフェスタ」の他のプログラムも体験できます。『僕がうまれた日』だけ見る予定でも1日フリーパスが必要ですが、それでも1800円です。ぜひぜひ皆さん1月は大阪へ!

詳しくはこちらです。

 

今日はお日さまが、あんまり出なかった。冷えますね。

皆さま暖かくしてお過ごしください。

良い夕刻を。

 

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