しいたけ園←ブロッコリー

南波典子から『トーキョー・ボディ』共演者である久保優子さんへ送る日々の記録。
子育てのこと、仕事のこと、などなど。

久保さんからのお返事『しいたけ園→ブロッコリー』も、どうぞよろしく。

映画『3人、』見に来てくださった皆さま、ありがとうございました。
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美味しいとは

久保さん、皆さん、こんにちは。

今日は雨降りの奈良です。そろそろ梅雨入りでしょうか。

 

先日私、誕生日でした。四十四になりました。ああ、いやだいやだ。

自分の誕生日は忘れたくても忘れられないものですね。それもいやだいやだ。

 

夫に「プレゼントは何が欲しい?」と訊かれ、「コードレス掃除機かハンモック」とこたえたら、「じゃあ掃除機ね」と言われてしまいました。ハンモック、だめかあ…。

息子の学校の子達はゲームをしませんので、「あの子もあの子も持ってるんだから僕もゲーム買って!」と息子が言うことはないのですが、どういうわけだかみんなの家にはハンモックがあるので、私が欲しくなってしまったのです。「みんなって誰? 本当にみんなが持ってるの?」と夫に言われそうですが。だってHちゃん家にもあったし、Uくん家にもあったし、Sくん家にもあるらしいよー。

 

コードレス掃除機は、いろいろ調べてみたけれど、結局「これ」と言えるものが見つからないので、しばらくは家の古い掃除機をそのまま使うことになるでしょう。

でも大学で今、CSR(企業の社会的責任)というのについて学んでいますので、各メーカーのホームページなど見て、ふむふむここはこういう活動をしているのか、買うならここの掃除機にしようかな、などと考えるのは楽しい時間でした。デザイン、性能、価格だけじゃなく、作っている会社が社会のためにどんなことをしているのか、というのも、買い物する時の、物選びの大切な基準となるのだな。まあこれまでも少しは意識していたけれど、勉強を始めてからはもっと、トイレットペーパーとか、別にこだわりないよ、どこのでもいいよと思っていたものまで、どうせ買うなら良いことしてる会社のものを、という選びかたになってきました。

 

誕生日の前の日には、馴染みの定食屋さんで食事をしました。奈良に来てから何度も行ったことのあるお店で、うどんが売りの、でもなんでも食べられる定食屋さんです。いつも地元の人で賑わっていますが、混んでて座れない、なんてことはありません。子連れでも気兼ねなく入ることができて、でもタバコが吸いたい人は遠慮なく吸うことができて、いつも小さなテレビがついています。良心的なお値段で、「ああ、あったかくて美味しい」と感じられる料理が食べられます。その日はとんかつ定食を食べました。同じとんかつでも、ファミレスのとんかつであるとか、チェーン店のとんかつ屋さん(そこそこいい値段する)のとんかつなんかとは、なんだか違うのね。「あったかくて美味しい」と思う。どの店のとんかつも温度的にはあったかいのでしょうけどね。でもこの「あったかくて美味しい」は、この店だから感じられることで、「ほっとする」という意味もかなり含まれているのです。

こんな風に「美味しい」と感じてもらえる料理が出せたらいいよなあ。目標にしたいなあ。

 

そうだ誕生日を迎えたことだし、せっかくだから四十四で頑張りたいことを書いてみよう。

・「旬の味 泉」で食べられるような、あったかくて美味しいご飯を作れるように努力する。

・息子の話をよく聞く。

・夫の話もよく聞く。

・学校の生徒ひとりひとりの気持ちにこたえる(えこひいきしない)。

・どんな生徒にも「こうなりたい」「こう生きたい」という気持ちがあることを信じる(だから何か悪いことをされても仕返ししない)。

・大学を卒業する。

ひとつ目と最後の以外は、頑張りたいことというより、ただ忘れないようにしたいことですね。

 

さあ夕飯作らなくちゃね。

息子は「あーちゃんの誕生日プレゼントに秘密基地を作ってあげるよ」と言って、本棚と折りたたみテーブル、毛布などを使って素敵なログハウス風の秘密基地を作ってくれました。ありがとう。「落ち着くわー」「ほっとする」と私が言うと、「ありがとねそう言ってくれて」と言っていました。こちらこそありがとう。

 

皆さまも楽しい夕刻を。

 

(追記)

最近読んでとっても良かった本、『空が青いから白をえらんだのです 奈良少年刑務所詩集』。これはほんとに、良かった。うーん。私は仕事のためにとても役立つものの見方を教えてもらったと思ったけれど、どんな立場の人にも響くものがあるんじゃないでしょうか。おすすめです。

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