しいたけ園←ブロッコリー

南波典子から、『トーキョー・ボディ』共演者である久保優子さんと、皆さんへ送る日々の記録。
子育てのこと、仕事のこと、などなどをひっそりと書いています。

久保さんからのお返事『しいたけ園→ブロッコリー』もどうぞよろしく。
よく見る、まだまだ

久保さん、皆さん、こんにちは。

外は快晴ですけれど、秋風はひんやり寒い。皆さん、風邪などひかれてないですか。

 

前回、勤務先の子ども達に興味を持って接することについて書きましたが、なかなか道は険しく、毎回仕事のあとは「あの時こう声をかければよかった」「もう少し突っ込んで尋ねておけばよかった」などと反省しきりです。

具体的に何を心がけているかというと、まずは、できるだけ多くの生徒の顔と名前を覚えることを目標にしています。図書室に来る生徒だけでなく、登下校時に挨拶する生徒もできるだけ顔(とできれば名札)をしっかり見るとか、職員室の入口でもじもじしている生徒に「どうしましたか?」と声をかけるとか、そういうことです。

こういうことって先生になる人は当たり前に教員養成課程で学んでいつも実践していらっしゃるのでしょうか? 私は図書館司書になるための勉強しかしていませんので、学校の子ども達とどう接するのかというところは自分の子やその友達と接してきた経験上しかわからなくて、自分で悩みながら間違えながら前へ進んでいる感じです。

 

でもとにかく顔と名前を覚えようと思ったら自然に「よく見る」ことができますし、私のことも覚えてもらうことができるのではと思っています。

一応子ども達は全員、入学すれば図書館オリエンテーションという授業を受けて、私のことを知っているはずなんですけど、その一度だけしか図書室に来ない生徒もいますから、残念ながら挨拶しても「あのおばちゃん誰?」と囁かれることもあるのです。あと「エプロンをつけている」イコール「保健室の先生」だと思われて、「爪を切りたいんですけど」とか「検尿の容器をなくしちゃったので下さい」などと声を掛けられることもあります。そんな時はすぐに養護の先生にバトンタッチです。

 

図書室によく来てくれる生徒に関しては、どの生徒がどんな本を読んでいるのかをよく見るようにしています。といってもカウンターでじろじろ見たりはもちろんしません。誰がどの本を借りているのかというのは高度な個人情報だからです。それでもどんなメンバーがその日来てどんな本が借りられたかはわかりますから、それを見れば生徒に必要とされている本がおのずとわかってきます。それに基づいて、次にどんな本を購入するか考えたり、どれを借りようか迷っている子に「これは?」とその子が好みそうな本をすすめたりすることができます。

仕事を続けていればなんとなく自然にそんなことはできるようになるのですけど、意識して「よく見る」のとそうでないのとでは、やはり違うんじゃないかなと思っています。

 

有名な方が相次いで自殺されているので、職員室でも「いつも以上に子ども達をよく見ましょう」という話が出ています。よく見るというのはもちろん監視する、監理するということではなくて、興味を持って見守り、小さな変化も見逃さないようにしましょうということです。

学校司書になって4年目、仕事に慣れてきたというのもありますが、自分が「学校に勤める大人」であることを今まで以上に意識している今日この頃です。

 

さあ、今日もあと半日、頑張ります。といってもこれを書いている日は勤務の日ではありませんよ(当たり前)。おやつを作って、秋冬に何を着たらいいか考えよう。いつも季節の変わり目は着る服がない気がして焦ります。でもなんとかなるんですよね。最近はよく作っているし。絵本作家どいかやさんの『服を10年買わないって決めてみました』という本がとても面白くて、私も真似して夫の服をリメイクしたり、ちょっとだけ気に入らないシャツの丈を切ってジャストサイズにしてみたり、いろいろやっています。このままいけば私も「気づいたら10年服買ってないわ」となるかもしれない。どうかな。

 

皆さまもどうぞ楽しい午後をお過ごし下さい。

 

| 日々 |
興味を持つこと

久保さん、皆さん、こんにちは。

お元気でいらっしゃいますか。

 

秋らしくなり、心地よいひんやりした風が吹いていますが、夏の疲れが出てきているのか、どうも、最近体が重いです。

皆さんは大丈夫ですか?

 

自分の中で、「やらねばならない」はぐっと減らすことができるようになりましたが、「やりたい」はいくつもあって、それをどこにねじ込んでいったらよいのかと、悩みます。焦らず、ひとつひとつやっていくしかないのですけどね。

でもとにかく、夜はすぐに眠くなってしまって、その時点で本を読もうとジタバタしても無駄なので、最近は、諦めて早く寝てしまうように心がけています。

すごく早い日は、8時半くらいには寝てしまう。昨日も息子に「洗った食器を拭いといてね」と頼んで、先に寝てしまいました。

翌朝、運良くいつもより早く目覚めたら、本を読んだり、体操をしたり、英語のニュースを読んだりし、もしいつも通りの時間まで寝てしまったら、「疲れていたのだ(寝といてよかったのだ)」と思うようにしています。

 

学校司書の仕事も、とにかく今年はこんな状況ですから、混雑させず、穏やかに図書室を運営できるよう、のんびりやっています。

ただ、今までと違って自分の中で頑張っていることがひとつ。それは「興味を持って子ども達ひとりひとりと接すること」です。

これまでだってコミュニケーションはかなり頑張ってきたつもりなんですよ。だけど、もともと私はぐいぐいと人の中に入って行ける性格ではなくて、「できればこっちを見ないで」というタイプの人間なのです。それに、中学生はあまりおばちゃんに構って欲しくないだろうなという思い込みもあったし、生徒数もかなり多い学校なので、ある程度ドライな関係になるのは仕方ないという思いがありました。

だけど、ある小学生の女の子(知人の知人のお嬢さん)が、ご家庭の事情でお引越しされたあと、新しく通い出した学校の先生を評して「ここの先生たちは私に興味がないみたい」と言った、というのを耳にし、あ、これはすごく大事なことかもな、と思ったのです。

どんなに人数が多くても、目の前のひとりひとりの生徒には興味を持って、きちんと気にして、構ってあげることが必要。余計なおしゃべりをするわけじゃなくても、普段のカウンター業務の中でも、それを意識するのとそうでないのとでは何か違いが出てくるかもしれないと思ったのです。

だから最近はあらためて、ちゃんと見てあげる、興味を持って接する、ということを、密かに頑張っています。

 

そういえば若い頃、横須賀に住んでいる父に、「典子は他人に興味を持たないとモテないよ」と言われたことがありました。ははははは。

全然興味がないわけじゃないんですよ。他人より自分のことが大好きというわけでもないし。ただどこか薄情なところがあるんでしょうね。それは自分でもよくわかっています。

 

さ、今日もあと残り半日頑張ろう。そして早く寝よう。

皆さんも良い午後をお過ごしくださいね。

 

| 日々 |
記念日

久保さん、皆さん、おはようございます。

 

危険な暑さはそろそろ終わりそうですね。朝晩は冷えるので、うっかり薄着をしてると風邪をひいてしまいそうです。

だいぶ前から秋の虫も鳴き出して、蝉は遅起きになりました。

息子が「夏が終わる〜」と嘆いています。

 

息子は今日、11歳になりました。

昨日の晩、マスカットを食べながら「これは誕生日用なんだから遠慮しないで大きいの取っていいのよ」と息子に言ったら、「ああちゃんの記念日でもあるやないか」と言われてしまいました。そう言われてみればそうだ。出産記念日? 母誕生記念日とも言えますね。

 

体は大きくなってもまだベタベタと甘えてきますから、「近い」「暑い(熱い)」「熱中症になるから離れて」と毎日言っておりますが、こんな風に接近してくるのもきっとあと少しでしょう。息子もそれがわかっていて今思い切り甘えているような気もします。

 

息子の担任の先生の、「6年生から家の仕事をやらせようとしても遅いです」という言葉がズキンと効いて、ほんとにこの夏休みはいろんなことをやってもらいました。昨日は換気扇掃除とフィルターの取り替え、布巾とコーヒーフィルターの煮沸消毒(重曹を入れるとすごく綺麗になる)を一緒にやりました。これまで台所に立たせることが少なかったので、アイスやゼリーなどのおやつ作りや、漬物作り(息子は大の漬物好き)も最近はお願いしています。「あなたは○○の当番ね」と決めてしまうと、それ以外のことは決してやらない、ちょっとでも余計なことをさせられたら大損、という態度になってしまうので(これまでの経験から)、特別な担当は決めないで、その都度様々なことをお願いしています。ただ、トイレ掃除だけは当番制にしました。家族3人で交替で回し、3週間に1回、自分がしっかりとトイレ掃除をする担当になります(汚した人はもちろん自分でその都度掃除します)。

 

色々なことができるようになったけど、まだまだ、というところももちろんあって、10歳、11歳というのも面白いものだなと思います。この間は初めてお財布を買ってあげたら「一人前になった気分だ」としみじみしていました。お財布といっても、中身はまだ図書館の利用券しか入っていないのですけどね。「お金」については、これから学校と家庭で徐々に学んで、それから実際に「買い物」を経験していきます。

思い返せば、「トイレに行く」ということひとつとってみても、全てを自分ひとりでできるようになるにはかなりの時間を要しました。「尿意を感じてトイレに行く」も「便座に座る」も「お尻をふく」もハードルが高かった。そして全てを自分ひとりでできるようになっても、「ついてきて」「見てて」と言われる期間が長くありました。その時は大変だと思ったけれど、その時間があるから今があり、一緒に経験できたことはとても良かったと思っています。何より、子どもの成長を見ているのはとても面白いですしね。

 

我が子の誕生日なのに長々とこんなことを書いていられるのは、今息子が短時間のデイキャンプに参加しているからです。コロナ禍であっても、子どもにとっては自然の中で遊ぶこと、学ぶこと、たくさんの人と触れ合う時間は必要です。特にうちは一人っ子だし、近所に友達もあまりいないし、簡単にアウトドアもできないので、こういう機会は本当にありがたいです。色々なことに気を配りながら、可能な形で開催してくださっている皆さんに感謝です。

全く心配がないわけではありません。「電話がかかってこないってことは、生きてるってこと」と自分に言い聞かせ、不安な時を過ごすのは、もうこれまでにも数え切れないほどやってきました。きっとこれからもこういう心配は続くのでしょう。

 

そうそう、この間、息子と一緒に工事の作業員の皆さんへ感謝のメッセージを書いた看板を作りましたけれど、なんと、それに対しお礼のお手紙をいただきました! 仕事前の朝礼で、看板の写真を作業員の方全員に見せてくださったとのこと。「皆うれしい気持ちになりました。まだ、他の棟も工事が残っていますが、最後まで頑張っていきたいと思います。」と書かれていました。思いが届いてとっても嬉しいです。この酷暑の中も頑張ってくださっています。私の住んでいる棟はおそらくあと1日で解体作業が終わるでしょう。息子は「ちょっと寂しいなー」と言っています。留守番中、工事の音が心を慰めてくれていたと。そうだったのか。

 

さあ、そろそろ息子を迎えに行く時間です。どんな話が聞けるでしょう。

皆さまも良い日曜日をお過ごしください。まだ日中は暑いので、お気をつけて。

 

| 日々 |
みんなと生きている

久保さん、皆さん、こんばんは。

息子が、寝ながらうんうん唸ってます。夫が「夜泣きだよ」と。寝苦しいのでしょうね。

連日猛暑ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

夏になるとかなり早く目が覚めてしまうのですけど、最近5時台には鳥のチーチー言う声(種類はわかりません)、そしてカラスのアーアー言う声が聞こえてきます。巣立ちのシーズンなのですね。雛たちは体は大きくなってもまだ親鳥からごはんをもらっているようで、甘える声がとてもかわいいです。

そして5時40分になると、遠くから「シャーッ」という音の波が近づいてきて、わんわん、わんわん、蝉の大合唱が始まります。あっちへ飛びこっちへ飛びしながら、彼らは力強く鳴いております。よく夜中でも鳴いてしまう蝉がいますが、やはり朝方がいちばん大音量ですね。

そんな中、パソコンのスピーカーのボリュームを大きくして、6時半から私と息子でラジオ体操をしています。夫は独自の体操を。例年は、団地内のグランドでみんなで一緒にやるのですけど、今年はコロナのこともあるし、団地の工事もしているので、やりたい人はカードをもらって各自家でやっているのです。

 

そう、工事。

私の住んでいる棟はもうほぼ作業が終わったのですが、なにせ全部で20数棟ある団地ですから、順々に作業を進めていって、すべての棟の工事が終わるのはおそらく年度末になりそうです。

足場を組んで、全体を黒幕で覆って、外壁やベランダの床でひび割れているところを補修して塗り直し、階段室の手すりや玄関ドアも塗り直し、屋上も古い設備を撤去してから防水工事をし、などなど、いろいろやって下さっているのですが、まあいつだって手際良く、南面の作業をしている日は北面の窓が開けられ、北面の作業をしている日は南面の窓を開けられるよう、気を配って下さりながら、すいすいと工事を進めてくださっています。

ものすごくたくさんの作業員の方がいらして、どうやってチーム分けをされているのか(ある特定の作業だけを受け持つチームになっているのか、ひとつの棟の最初から最後までの工程を丸ごと受け持つチームになっているのか)わからないのですが、統括して作業の順番を決め、指示を出している方は相当な経験をお持ちなのだろうなと思いますし、作業されているそれぞれの方も、とにかくこのコロナと長い梅雨と暑さの中テキパキと仕事をされていて、本当にすごい、と尊敬します。

 

けれども、自治会で集めた工事業者への要望書を読んでみると、「音がうるさい」「塗料の匂いが臭い」「作業中のおしゃべりが聞こえて嫌だ」「室内に光が入らずうつになりそうだ」「新しいカラーリングが変」「早く終わってほしい」などなど、みんな勝手なことを言いたい放題なのです。私だって、もちろん室内が暗いのは嫌だったし、ベランダの植木鉢を移動させるのは大変だったけど、でも、音や匂いがするのは当たり前のこと、綺麗にしてもらうんだから我慢するのは当たり前じゃないかい? これじゃあ工事してくださってる方々に対してあんまりだよ!

ということで、息子と一緒に、作業員の方々へ感謝の気持ちを伝える看板をこしらえて、ベランダに掲げることにしました。

本当はお茶やビールを差し入れしたいところだけど、とにかく人数が多くていらっしゃる。作業中は声をかけられないし(危険)、団地の管理会社に伝えてもうまく作業員の皆さんに伝わるかわからないので、息子が「こうじのみなさん!!きれいにしてくれてありがとう!」とカラフルに書いた看板を、足場の階段の踊り場に面したベランダの柵に取り付けました。

といっても、もううちの棟の作業は終わりかけなので、あまりたくさんの方には見てもらえていません。でもたまに通られる方はちらり、ちらり、と見てくださっている様子。足場の解体作業の日にはきっとまた何人もの方が来てくださるので、その時に、見ていただけることでしょう。感謝の気持ちが少しでも伝わりますように。

 

工事が始まる前は、私も心配していたのです。いろいろ大変だろうなと。一番心配していたのは、「何やってんだコラァ!」と先輩が後輩を叱り飛ばす声がしょっちゅう聞こえたりしたら嫌だなあと、今思うととても失礼な話ですがそう思っていたのです。でも実際に聞こえてきたのは、「上手くなったな」「〇〇さんに褒められると嬉しいっす」という微笑ましい会話や、「ただ塗るだけじゃだめ、ちゃんとここをこう合わせないと」と丁寧に指導されている声で、たいへん和やかに、時には好きな女優やサーフィンの話題をしながら、でも手元は素早くお仕事をされていて、いいチームなんだなあ、だからやっぱり、リーダーがすごい人なんだろうなあ、と、しみじみ感じていたのです。音も匂いも、想像していた範囲内。みんな文句ばかり言っちゃだめだよ!

 

看板は、息子の発案ではなく、私が「一緒にやる?やらない?やらないならあーちゃんが一人でやるけど」と声をかけたら「やるやる」と息子が言って書いてくれたわけですけど、こういう、「感謝の気持ちは伝えよう」みたいなことを子供に教えられるのは、もう年齢的にそろそろ最後のチャンスかなと思っています。

5年生ですからね。今でも「めんどくさい」と言う回数は増えているけど、これからはもっとそうなるだろうし、説教臭いことは嫌がって「うっせえババア」と言われる日も近いので、今のうちに教えておかなきゃいけないなあと。

息子の担任の先生も、「お家の仕事はもうだいぶできるはずですから、いろいろやらせてあげてください。6年生でやらせようとしてももう遅いです。」とおっしゃっていて、深く納得。

家の仕事、ご近所との助け合い、感謝の表し方、「みんなと生きているのよ」「こういう時にはこうするのよ」という大事なことを伝えられるのは(素直に聞いてもらえるのは)、今。

出かけられない夏休みですし、一緒の時間を大切に過ごしたいと思っています。

 

寝る前に本を読んであげるのはもう終わってしまったー。もう自分でどんどん読んでしまうので。

最近息子がはまったのはミシェル・ペイヴァーの『クロニクル千古の闇』シリーズです。『オオカミ族の少年』から始まる全6巻。中学生にもたまに勧めるのですが、読み始めた子はみんな最後までイッキに読んでしまいます。息子もそうでした。きっと面白いのでしょうね。でしょうね、と書いているのは、私は1巻しか読んでいないからです(相変わらずシリーズものを最後まで読めない)。

 

さあ寝なくては。夏休みだからってだらだら遅くまで起きていてはいけませんね。

皆様もどうぞ良い週末をお過ごしください。熱中症にお気をつけて。

 

| 日々 |
それはしちゃいけないのだよ

久保さん、皆さん、こんにちは。

今日もセミの大合唱。曇っていますが、蒸し暑いです。

 

団地の、20年ぶりの大工事。私の住んでいる棟はほとんどの工程が終わり、ようやくベランダに物を出して良いとの確認が取れたので、およそ2ヶ月ぶりに、大きなブルーベリーとバラの鉢を室内から外へ出しました。ああ、ほっとした。

お日様にも風にも当てないでいると、やっぱり植物は弱々しくなるのですよ。せっかくの青い実もしわしわになり、葉も落ちて、瀕死の状態だったのです。

共用スペースに置いてあるほかの鉢は、外出から戻るたびにひとつずつ家に持ち帰ることにします。いっぺんにやると体力的にきついだけでなく、蚊にボコボコにされるので。

 

奈良県でも、新型コロナの感染者数は日に日に増えています。学校でも(私の勤務校ではないですが)感染された方がいて、休校になったり。

でも学校はもう、ほんとに、避けようがないです。休み時間、子どもたちに「自分の席で静かに本を読む」なんてことをずっとさせられるはずがなく、教室の中も廊下も大変なことになっています。雨の日の部活動の様子も、たぶん外部の方がご覧になったらびっくりされることでしょう。「休み時間もたいがいやし、部活もたいがいなんやから、図書室だけ我慢しなくてもいいんじゃないですか」と、ある先生が提案してくださいましたが、「図書室までたいがいにするわけにはいきません」と返事しました。何を我慢しているのかというと、お昼休みの開館をまだしていないという、そのことを指して「我慢しなくても」と言ってくださったのです。でも、お昼、図書室を開けてしまったら、多い時には70〜100人の生徒が来ます。これはもう絶対にだめでしょう。小さな図書室です。ぎゅうぎゅうになるのがいけないのはもちろん、彼らのほとんどは立ち読みをします。100人が立ち読みして棚に戻した本を探し出して拭くのは不可能です。今でも放課後本を借りに来る生徒は、一度手に取った本を棚に戻したりもしますが、それでも一日30人にそれをされるのと、100人にされるのでは違います。もうちょっとここで踏ん張ります。

放課後は多くの生徒が部活に行きますので、昼休みのように図書室が「憩いの場」として使われることはありません。どうしても本を借りたい生徒だけが駆け込んできます。人数が少ない分、落ち着いて、すばやく本を探すことができます。これはこれで良いことだと思っています。

本の予約もできるようにしてあるし、図書室便りで新刊も頻繁に紹介しています。開館時間が短く、憩いの場としての利用はできないけれど、いつでも、誰にでも開かれている図書室であるよう心がけています。

 

そんな図書室ですけれども、昼開館をしなくなったことで、大きく仕事が減ってしまったのが図書委員です。以前はお昼のカウンターの仕事を任せていたのですが、今はそれができません。

そのかわりにというわけでもないのですが、図書委員が選んだおすすめ本の特集をしようということになり、好きな本について紹介文を書いてきて、と図書委員全員に指示したのですが、なんと、約3分の1の生徒が、出版社が出している本の紹介文をそのまま使って(もしくは語尾だけ加工して)あらすじを書いたものを提出してきたので、「なんでなの!」と頭を抱えてしまいました。

困ったことがあったらすぐネットで調べるのは大人も中学生も同じ。そこで簡単に答えを見つけられると思ってるんですね。でも当たり前ですけど、誰かが書いた文章を自分が書いたかのように勝手に使ってはいけません。そして、これまた当たり前ですけど、こんなことをしていては自分のためになりません。

はあー、はあー、とため息ついていてもしょうがないので、該当する生徒を呼び出して、これはやってはいけないことなのだと話をし(もちろん理由もしっかり説明して)、書き直させました。本当にため息が深くなってしまうのは、普段とっても真面目そうに見える子たちがこういうことをしているからです。スマートな答えを最短で見つける方法ばかり塾で学んでいるのでしょうか。文章なんて書けるかな、と先生が心配していた生徒や、「何を書いたらいいのかわかりません」と質問しに来た生徒の方が、ちゃんともがいてもがいて、「自分で書いた!」という文章を提出してくれているのです。この「もがいてもがいて」をやるのと、ネットで出てきた文章(あるいは文庫本の裏表紙に書いてあるあらすじ)をただ写すのとでは、大違いです。

著作権の話は、授業でもいろいろな先生が課題を出すごとに説明されているはずです。引用する際のルールも然り。それでもこう安易に「コピペ」してしまうんですね。「これを『やってはいけないこと』と自覚せずに大きくなって、大学生くらいで「何やってる!」と怒られる人もいる。でもあなたたちは中学生で今わかったのだから、もう二度としてはいけないよ。」という話をしました。

文章を書くのは難しい。私だって下手くそです。大学のレポート課題で見当違いなことを書いてしまったこともたびたびありました。何度「再提出」と書かれて戻ってきたことでしょう。今だって、図書室便りに載せる文章をいつもうんうん唸りながら書いています。でも一段一段階段を上るのです。日本語は難しいから、何歳になっても新しい発見がいっぱい。誰かの書いたものを写してしまっては、決して階段を上ることはできない。ちゃんと自分の力で階段を上ったら、見える景色が全然違うはずだよ。どうか彼らに届きますように。

 

さあ、そろそろ息子が帰ってきます。

皆さまどうぞ良い一日をお過ごしください。

 

| 日々 |
未来はきっと君にやさしい

久保さん、皆さん、こんにちは。

 

セミが、本格的に鳴き出しました。

息子が「ああ〜、僕この声苦手なんだよね」と言うので、意外だなと思って「なんで?」と尋ねると、「だってもうすぐ夏休みが終わるなあ、って感じがするんだもん」と。

いつでも未来を先読みして悲観しがちなんだよなあ。夏休み、まだ始まってないですからね。

 

まだしゃべれないくらい小さな頃は、毎朝「いただきます」をしようとすると大泣きされて困ったものです。

食いしん坊ですから、食事の時間が嫌いなはずはないのです。でも朝食を並べると大泣き。しかも好物を作ってあげるとさらに大泣き。なんで毎日毎日こうなるのかと呆れながらもじっと観察するうちに、「食べ物が減っていくこと(そしてテーブルの上のものを独り占めできないこと)を予想して泣いてる!」ということに気づき、さらに呆れたのを覚えています。

 

こういう、自分の頭の中だけにある未来に絶望して泣く、ということが、息子にはたびたびあるのです。最近もありました。「この世の終わり」という表情で深刻そうに号泣していたけど、聞いたらやはりなんてことはない内容でした。大変だなあ、これから思春期、さらに。

大丈夫大丈夫、と励ましつつ、息子自身に「あなたはこういう考え方のクセがあるよ」と伝えて、笑い飛ばして、今度また「あんなことになったらどうしよう〜」となった時には「待てよ、ほんとにそうなるだろうか」とちょっと立ち止まって考え直すのよ、と言いました。まあパニクってる時にはそう簡単には立ち止まれないのでしょうけどね。「大丈夫だから」とこれからも笑い飛ばしていきましょう。

 

でも楽しそうにしている時間の方が多いのですよ、もちろん。

最近息子は学校の休み時間に折り紙を折っているようで、川畑文昭さんの『超造形折り紙』という本を見ながら折っているのですが、クラスメイトから次々に「作ってー」と注文が入るのだと嬉しそうに話していました。

家では相変わらずピアノを弾いたり、何か物語を書いたり(「見ないで!」と何度も言ってきます、見てないのに)。

学校の授業では、動物のぬいぐるみをこれから作るそうで、どの動物にしようかと迷っています。面白そうだな。

気になっていた「サーカス」の授業では、皿回しなどをやっているそう。

体育では古代オリンピックについて学んでいて、槍投げがうまくできたと喜んでいました。

 

今回は息子報告になってしまった…。

いつも、仕事のことを書いたり、息子のことを書いたり、あっちへこっちへとめちゃくちゃで、学校図書館関係でこのページを見つけてくださった方はうちの息子の様子など全くご興味ないと思うのですけど、思わぬ数の方がここを訪れて下さっているようで、本当にありがとうございます。

 

暑さも本番。適切にマスクを外しながら皆さんどうぞお元気でお過ごしくださいね。

 

| 日々 |
その気持ちはよくわかる

久保さん、皆さん、こんにちは。

皆さんがいらっしゃるところの、雨の様子はいかがですか。

これを読んで下さっているということは、きっとご無事なのでしょうけど、雨の被害がこれ以上ひろがらないことを祈っています。

 

今日は七夕ですね。

今年は団地の七夕祭りがなくなってしまったのですが、自治会の皆さんから笹をいただき、家の中に立派な七夕飾りを設えることができました。息子は3つ願い事を書き、紙を切り抜いて作ったペガサスや鳥を短冊に貼り付けて、願いが天に届くようにしていました。

どうやら彼は、音楽の道に進みたいらしい(今のところ)。

「でも僕が作った曲を誰が演奏してくれるんだろう」と言うので、「あなたの学校には器楽部があるでしょう、クラスでオーケストラもやるでしょう、お願いしたらみんないくらでも弾いてくれるよ」と話しました。そしたら「うーん」と重い返事。

これまで息子は、ピアノで「太陽」「海」「心(しん)音楽」「光」という曲を作ってきたのですが、誰かの前で弾くなんて恥ずかしくてとてもできないと思っているのです。私には「あーちゃん弾いて」と言うけれど、パパの前では弾かない。それくらい恥ずかしい。その「恥ずかしさ」とどうたたかうか(付き合っていくか)は、一生の課題ですね。その恥ずかしい気持ちはあーちゃんもパパもよくわかる。恥ずかしいけど、どうやって一歩踏み出すのか。緊張を、どう集中に生かすのか。具体的に言葉にしてアドバイスすることはできないけど、「わかるよ、でもちょっと勇気を出せばもっと世界が広がるよ」と、私も夫も励まし続けるしかないのでしょう。

 

最近、「HSP」に関する本を読んでいます。「HSP」とは「Highly Sensitive Person」の略で、いろいろなことを敏感に感じ取って疲れてしまうタイプの人を指すのだそうです。5人に1人くらはHSPなのだそうですが、もともと持ってる「気質」なので、根性でなんとかできるものではない。詳しく知りたい方は今いろいろな本が出ていますので読まれたらいいと思いますが、私は身近にいる人が何人か思い当たって、「ああ〜、そういうことだったのか」と読んで目からウロコでした。

5人に1人が「敏感」なのだとすればそれ以外の人は「鈍感」なわけでして(もちろんパキッと分けられるはずはないでしょうが)、鈍感な人は敏感な人に対して「こんなことで悩むなんて情けない」とか「根性なし」とか「意気地なし」とか思ってしまう。でもHSPの人は不思議なことに子供の頃から「罪の意識」みたいなものがあって、自分が他の人に迷惑をかけてるんじゃないかと思ってたりするから、「根性なし」とさらに周りの人が否定するのはほんとにやっちゃいけないことなんですね。

そしてHSPの人は「敏感」なだけに、「直感」にすぐれている、とか、丁寧な仕事ができる、とか、良いところもたくさん持っている。

これまで、いろんな人と対峙するときに、誤解して傷つけていたことがあったように思います。ただ「敏感」でも「繊細」でもこの世界で生きていかなきゃいけないから、快適に生きていくためにどうしたらいいのかをこれからは一緒に考えたい。

人を人として見るときに「この人はこういうタイプ」と名前を付けるのはあまり好きではないのですが、HSPについては知って良かったなあと思っています。

 

さあ、あれよあれよと言う間に2020年も後半。残りの今日も大切に生きよう。

皆さまもよい一日をお過ごしください。

| 日々 |
無理やりにでもピンとくるものを

久保さん、皆さん、おはようございます。

雨の音が少し穏やかになってきた奈良です。

 

団地では今、クチナシとシモツケがとてもきれいです。ヤマモモはちょうど食べごろ。去年は息子が木登りして実をとってくれたんですけど、今年は一度虫取り網でバサっととってきてくれたきり。特別美味しいというものでもないので、興味が薄れてきたようです。私一人でモグモグといただきました。

 

工事のため、我が家の植木たちはベランダから団地の共有スペースへと一時引越し中なのですが、今はアジサイが見頃です。そして勝手に生えてきたカボチャがぐんぐん伸びて、連日花を咲かせています。ひとつだけ実った姫リンゴも少しずつ大きくなっています。トマトやアサガオも伸びてきたので、プランターに支柱を立てているけど、これ、工事が終わったあと家までどうやって持って上がろうか、その日のことを思うと憂鬱です。ひと夏、いや、秋が終わるまで、ここに置きっぱなしじゃだめなのかなあ。

今、団地じゅうのみんなの家の植木たちが共有スペースにおりてきているので、他所様でどんな植物を育ててらっしゃるのか、散歩しながら眺めるのがとても楽しいです。色んな種類のアジサイやバラがあるのですね。

 

我が家の植物の中で、ブルーベリーとバラ(マジカルミラクル)の鉢だけが、重すぎて下へ運べなかったので、それらは仕方なく部屋の中で育てています。暗いから、当然元気がない。せっかくのブルーベリーの実も、熟さないまま落ちてしまいそうです。

屋外に長く置いてあった鉢を家の中に入れましたから、そこに住んでる虫たちも当然一緒に入ってきて、よく細かいハエのような虫が飛んでいます。「キャンプに行ってると思って我慢しよう」と家族には話しています。この細かい虫を、天井に張り付いているクモが食べてくれていて、ハンティングの様子が見られるのも楽しい。あと、ちょうど春にダンゴムシの赤ちゃんがかえったところなので、よく部屋の中をダンゴムシが歩いています。雨が降る日はとても活発。見つけ次第せっせと外へ出しているのですが、数が減ってる感じがしません。

 

勤務先では、新一年生向けの図書館オリエンテーションが無事終わり、ほっとしています。200名以上の生徒と対面。ちゃんとみんな1冊以上、本を借りていきました。「借りても借りなくてもどっちでもいいよ」と優しく言っていると、「ぜったいに借りない」と決意して「図書館の本なんて借りたことない」と自慢げに言う子が出てくるので、「必ず借りましょう」と言って借りさせました。「『借りない』っていう選択肢はないんですか?」とひとりの生徒に訊かれましたが「ないです」とこたえました。嫌でも借りるとしたらこれかな、と、無理やりにでもピンとくる本を探すこと、そして、それを持ってカウンターへ行きカードを出して手続きをしてもらうという、その経験をしてもらいたかったので。

ほとんどの生徒は嬉しそうに本を探すのですよ。「2冊借りたかったら2冊借りてもいいよ」と言うと半数以上の子は2冊借ります。そして「入学してから100以上借りた人は、その時点から卒業まで、いつでも5冊借りられます」と言うと、「よっしゃ」とガッツポーズする子もいます。

でも中には「ぜったい借りない」と決意する子もいるわけです。そういう子にどうアプローチするかがいつも課題です。

 

他の学校から移ってこられた先生方とも話す機会が増え、ああ、やっと、新年度がはじまったな、という空気になってきました。部活も始まり、コロナに対する危機感はどこへやら。一応マスクはしていますし、生徒が帰ればあちこち消毒もするわけですが、生徒がいる時間の学校の中は大変賑やかですし、あちこちで密、密、密となっています。友達とくっついてしゃべらない、なんて、無理だよね。

でも避けられる密は避けなければならないので、図書室はまだ、昼休みには開けられないでいます。開けたら大変な密が予想されるので。生徒がたくさんくるのは嬉しいことなのに、たくさんくるから開けられない。もやもやします。

 

ぐったり疲れて家に帰る途中、夕飯どうしよう、あ、でも冷凍ギョウザがあったから今日はそれで、と安心して、実際冷凍庫を開けてみたら「ない!」というのがここのところ続いています。「冷凍ギョウザがあったら楽なのに」という願望が「冷凍ギョウザ、あったはず」となってしまっているらしく、ちょっとこわいです。

でもオリエンテーションも終わったし、今週は落ち着いて夕飯を作れるはず。

 

皆さまも良い一週間をお過ごしください。

| 日々 |
何か飼いたいと息子は言う

久保さん、皆さん、こんにちは。

梅雨の晴れ間、いかがお過ごしでしょうか。

 

前回、「率先してゆったりとマイペースで」と書きましたけれど、うっかりすると走ってしまうので、いけないいけない、とまた歩調をゆるめています。

ほんとに、何もかも一斉に動き出した感じがしませんか?

気がつくとあれもこれもと用事が増えている。そしてそれに対応しようとしている自分がいる。あかんあかん。

「そこまでやらなくても大丈夫」「先のことを考えないで大丈夫」と毎日自分に言い聞かせています。構えず、のんびりいこう。

 

息子は今週から平常どおりの授業がはじまりました。

休み時間には、学年ごとに外で遊べる曜日が決まったらしく、息子は喜んでいます。おにご(おにごっこ)も、先生がウレタンで長い「おにご棒」を作ってくれて、やってよいことになったのだと。直接タッチするのではなくて、その柔らかい長い棒でタッチするのです。近づき過ぎないように。いろいろと工夫して下さる先生方に感謝です。

 

5年生になり、中等部ということで、「なんかちょっと大人扱いされてる」と息子は感じているようです。体育の時、着替えが女子と別々になったりね。これは大きな変化。

古典や地理、歴史、宗教など、新しい学びも始まっています。

時間割を見て驚いたのが「サーカス」。週に1度、「サーカス」の授業があるのです。いや、「5年生でサーカスをやる」というのはなんとなく聞いてはいたんです。でも、通年で「サーカス」という授業が入ってくるとは思っていませんでした。さてどんなことをするのやら。

古典は、息子はあまり期待していなかったようなのですけど、初回の授業で「万葉仮名」について学んだらしく、これが暗号好きの息子には大ヒット。「幾与宇末无与宇我奈遠奈良川太」と嬉しそうに報告してくれました。ちなみに息子の名前は「不毛止」と表記するらしく、「名前に『不毛』なんて入るのは嫌だ」と言うので、「でも『不毛』が『止まる』んだから、『ふっさふさ』ってことでしょ」と私が言ったら「イエティは嫌だ!」と叫んでいました。

 

それはそうと、今、住んでいる団地の外壁工事が始まっていまして、ベランダのすぐ向こう側に足場が組まれているのですけど、昨日夕飯を食べていたら、その足場の細い通路を猫が散歩していたので笑ってしまいました。

たくさん木が植えられている団地なので、その木々と建物の間を縫うように足場が組まれていて、空中散歩したら楽しそうだなといつも指をくわえて見ていたのです(もちろん絶対に入りませんよ)。そこを悠々と猫ちゃんが歩いていたので「いいわね、羨ましい」と声を掛けてしまいました。

で、その猫ちゃんは、実はご近所に住んでいる猫ちゃんで、猫を飼っちゃいけない団地なのに飼われている猫ちゃんで、こっそり飼っているのにベランダから逃げ出してしまうこともある(猫だから多分帰れるのでしょうけど)という実情を見て、息子が「やっぱりこういうこともあるんだなあ」とため息をついていました。彼は最近ペットを飼いたい飼いたいと騒いでいたんです。

小鳥と魚類以外は絶対にダメ、と、契約書に書いてあるし、人間の都合に合わせて生活させるのはどうなのとか、「やっぱりいらない」とは言えないんだよ、とか、昼間誰もいないのに家に閉じ込めておくんだよ、とか、そういう話を散々してきた末に、この、逃亡猫ちゃんの姿。息子の「何か飼いたい」熱はおさまるでしょうか。

ベランダに実のなる木をたくさん置いて、巣箱も置いて、野鳥に来てもらえばいいじゃない、と私と夫は説得してるんですけどね。

昼間は自由に外を飛び回って、夕方帰ってくる小鳥とか、いないのでしょうかね。いないか。

 

さあ、そろそろ重い腰をあげて、お母さんに戻ります。

皆さまも良い夕刻を。

 

| 日々 |
ブランコに乗りたい

久保さん、皆さん、こんにちは。

 

お元気でお過ごしでしょうか?

 

半ば強引な感じで日常生活が戻ってきましたので、お疲れの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

息子は今週「分散登校」というやつで、週2回、ちょっとだけ学校に行っているのですけど、初日はさすがに疲れたみたいで、帰宅後のお昼ごはんも「ちょっと今食べられない」と言って、布団で本を読んでました。

マスクがね、とにかく暑いみたいですよ。そりゃそうです。私も仕事の時ずっとつけてますけど、そろそろ限界。

まあ疲れるのはマスクのせいだけじゃないですけどね、もちろん。検温、手洗い、しゃべらない、くっつかない、おにご(鬼ごっこ)だめ、いろいろ制約がある中での学校生活(しかも久しぶり)はしんどいことでしょう。

 

勤務先でも息子の学校でも先生方のご苦労ははたから見ていてよくわかりますので、じゃあ私はどうやって、大人として、安全を守りながら子どもたちのストレスを減らしてあげたらいいかなあと考えるのですが、もうこれは、自分が率先して、焦らず、騒がず、ゆったりと、マイペースで、評価など気にせず、自分のやりたいことを大切にし、でも相手の話もうんうんと聞き、みんなで協力しなければいけないことは協力し、疲れている人を思いやる、そんな姿を見せていくしかないのかなあと。

世の中一斉に動き出した感じがありますから、あちこちから色んな連絡がくるわけですけど、「それ今じゃなくてもいいんじゃない?」というのもあるので、そういうのはちょっと待ってもらって、省エネ宣言して、ゆっくり、ゆっくり、今は生きております。

 

おかしなことがいっぱいある。学校の中には(勤務先のね)。でも私が意見できることとそうでないことがある。そして先生にもどうにもできないことがいっぱいあるってことも、わかってる。ので、はあー、とため息ついて帰ってくることもしばしば。そういう時はブランコに乗りたいと思う。でも帰り道にはブランコがないので、目をつぶってブランコに乗ってる気分を自分の中でつくってる。

 

そして、家の中も私が働いてる図書室の中も、そこにいる人がブランコに乗ってるような気分でゆったりと過ごせるように、ととのえておきたいなと思うのです。

図書室は、もう椅子も撤去してしまって、長い時間の滞在はできないのですけど、でもやっぱり本を借りるつもりがなくても来る子はいますから、そういう子がほんのちょっとでも、ふうーっとひと息、深呼吸できる場所にしておきたいな。

昨日はひらーん、ひらーんと羽ばたきながら入ってきた女の子がいました。かわいいよ。以前毎日手伝いに来てくれてた男の子も、久しぶりに元気な顔を見せてくれました。おしゃれなマスクをつけていたので「いいわねそれ」とつっこみました。

この穏やかな状態が続けばいいけど、実は今全校生徒の6分の1にしか開放していない状態なので(曜日によって利用できる生徒を限定しています)、全校に開放、となった時、どうなるかな。どうなるかな、って、一応対策はしてあるんですけどね。

 

さあ、息子が帰ってきます。

皆さまもゆったりと、心の中だけでもゆったりと、お過ごしください。

 

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