しいたけ園←ブロッコリー

南波典子から『トーキョー・ボディ』共演者である久保優子さんへ送る日々の記録。
子育てのこと、仕事のこと、などなど。

久保さんからのお返事『しいたけ園→ブロッコリー』も、どうぞよろしく。

映画『3人、』見に来てくださった皆さま、ありがとうございました。
ヤマボウシ、シャリンバイ、…

久保さん、みなさん、こんにちは。

曇っているけれど、外は気温が高そうですね。

 

明日は息子の学校の高等部の生徒たちが企画してくれた運動会のようなものがあるのですが、朝まで雨の予報。大丈夫かな。

息子は「障害物競走」と「海の怪獣」というのに出るらしい。「俺のチームぜったい1位やで」と言ってます。

 

団地の樹木。新たな花が咲くたび名前を知りたくて調べるけれど、もう追いつきません…。あっちでもこっちでも見たことのない花が咲いています。

そしてベランダでは「マジカルミラクル」という名のバラが咲き乱れています。私と同じ誕生日のGさんからいただいたものです。小さな挿し木から育って、今年は新しい大きな枝がニョキニョキと伸びました。Gさんちのお庭でも咲き乱れているかな。

 

今日は十数年ぶりにMRIの検査を受けてきました。耳の奥で変な音がするので一応調べてもらったのです。

十数年前もMRIはうるさかったけど、それから全然進化してないんですね。うるさいのなんの。あのうるささはどうにもならないのでしょうか。あれって必要な音なの? もう少し静かにならないの? それとも今日のMRIの機械が十数年前と同じタイプで、最新式のはもっと静かなのかしら。

外出先で横になれる機会があるとものすごくありがたい気持ちになるのですが(美容院にいる時みたいな)、さすがに今日は眠りに落ちることはなかったです。

まあでも検査を受けに行っただけ進歩といいますか、いつもは不調があっても平気平気と病院に行かずに「勝った」気でいるので、こうして「負け」を認めて病院に行った自分をほめてあげたいです。結果はまだわかりませんがたいしたことないといいです。

 

夫はこないだ大腸の検査を受けに行って来ました。「やっぱキャンセルしようかな…」と直前まで迷っていましたが、意を決して下剤を飲み紙パンツをはいて出かけました。検査前も1リットル下剤を飲んだのですって。えらすぎるよ。結果は「きれいな腸です」ということで、写真ももらってきました。異常なしで何よりです。

 

そろそろ「卒ゼミ」というのが始まります。本当は2泊3日の宿泊型のに参加しなくてはいけないのですが、難しい場合は通いの卒ゼミも選択できるのです。予習のために『CSR経営戦略 「社会的責任」で競争力を高める』というのを読んでますが、なかなか進まない…。

仕事の昼休みには『羊と鋼の森』を読んでいます。この間までは『ミッキーマウスの憂鬱』を読んでいました。「仕事」に関する小説をいろいろ読もうと思って。このあとは『神去なあなあ日常』『神様のカルテ』が控えています。

寝る前には相変わらず『たのしいムーミン一家』です。

息子が図書館で、へんな生き物や手品や文楽など好きな本ばかり借りていると「いいなあ」とつい思ってしまいます。今私の読書は勉強と仕事に必要な読書ばかりなので、たまに気持ち悪くなることがあるのです。「幸せなことだから文句言うなよ」と自分に言い聞かせてますが。

 

早く卒業したい。さ、勉強しよう。

皆さまよい週末をお過ごしください。

 

| 日々 |
コデマリ、ウツギ、カナメモチ

久保さん、皆さん、おはようございます。

5月です。

ツツジが終わり、団地の濃い緑の中にまた白い花が点々と。

 

久保さん、しみの日(4月3日)、今年もちゃんとお祝いできずごめんなさい。いつもバタバタが過ぎてからはっと思い出すのです。お誕生日おめでとうございました。

お祝いを言うには遅すぎる、という時になって、いろいろな人の誕生日を思い出すのです。おめでとうおめでとうと心の中で唱えています。

 

かこさとしさんが亡くなられましたね。本当に残念。膨大な数の作品を残してくださいましたが、最後まで力を振り絞って役目を果たそうとされたかこさんの姿は本当に偉大ですし目標にしなければと思います。

私は『からすのパンやさん』で育ちました。ほかにもかこさとしさんの本は家にあったのですがとにかく『からすのパンやさん』が好きでした。

息子は『ことばのべんきょう』シリーズ、『だるまちゃん』シリーズ、『マトリョーシカちゃん』、『にんじんばたけのパピプペポ』や『ねずみのしょうぼうたい』、『どろぼうがっこう』、そしてもちろん『からすのパンやさん』とその続きのシリーズ、『かこ・さとし かがくのほん』シリーズなどを読んで、最近は『宇宙』『地球』『ならの大仏さま』などを読んでいます。

かこさんの最近の本で私が特に好きなのは『だるまちゃんとにおうちゃん』です。体が大きくて力が強い「におうちゃん」と、だるまちゃんが、すもう、指ずもう、尻ずもう、けんけんずもうなど、いろんな遊びで力比べをするのです。息子のクラスでこれを読んであげた時の子ども達の盛り上がりは忘れられないです。

自分の頭で考えられる子に、という思いが込められたかこさんの作品を読み続けて、はたして私は自分の頭で考えられる大人になれたかどうか、あやしい時も多々ありますが、これからも息子と一緒に読み続けて(まだ読んでいないかこさんの作品はたくさん)、楽しく学ばせていただきたいと思っています。

 

さて、連休でしたが、我が家は少しだけ横浜の夫の実家に行きました。息子をアスレチックで遊ばせたり、義母のお見舞いに行ったりしました。

義母は、お正月は家で過ごすことができたのですが、今はまた入院しています。体はほとんど動かせなくなり、食事も鼻からチューブでとっている状態です。こちらが話しかけても返事をすることはないけれど、小さく頷いてくれることはあるので、きっとわかってくれているんだな、と思います。

私は今まで「よくできたお嫁さん」と呼ばれるようなことはしてこなかったので、お母さんが今のような状態になった時に、まっ先に私のことを忘れたり、私のことを嫌がるようなことがあるかもしれないと、ほんの少し覚悟していたけれど、「来てくれたのね」と言わんばかりの表情で見つめ返してくれて、話を真剣に聞いてくれているのがわかって、ありがたいと思うと同時に、ほんとに義母はすごい人だなとあらためて思いました。

いろいろ悔しい気持ちはあるはずなのに、病気に対しても、誰に対しても、文句ひとつ言わずに2年間耐えてきた義母です。そしてどんな時も、変わらず気にかけてくれているのは息子のこと。息子の話になると、ものすごく頑張って意識を集中させて話を聞いてくれているのがわかります。息子本人は、病室でどう振る舞っていいかわからず、少し離れたところでフラフラしているのだけど、その気配をちゃんと感じながら、私や夫の話を真剣に義母は聞いてくれていました。

 

さかのぼって、連休初日には、息子の学校で「メイポールダンス」というのを見せてもらいました。子どもたちが花冠をつけた柱のまわりに輪になって、柱のてっぺんから伸びる色とりどりのリボンを手に持ち、踊っていくうちにリボンが編まれて組紐のようになる、というような、すごく簡単にいうとそういうダンスです。4年生の子ども達が踊って、もっと上の学年の子ども達が楽器の演奏をして、というものでした。歴史的なことや深い意味はまた追々学ぶとして、とにかく綺麗、そして見ていて面白い! 踊っている子ども達もそれぞれ花冠をかぶっていて、見ているこちらは、森の中で妖精が組紐遊びをしているのをこっそり覗いてしまったような、そんな気分でした。

 

さあ勉強しよう。

今、『CSR入門 「企業の社会的責任」とは何か』という本を読んでるんだけど、これ、企業がイメージアップのために社会的にどんな良いことをしているのか、という話かと思ったら、もっと大きな、生物多様性や生態系の持続可能性のために企業は何をすべきかという話でした。面白い!

皆様もよい一日をお過ごしください。

 

| 日々 |
読書はダサくない

久保さん、皆さん、こんにちは。

もうすぐ、4月が終わりますね。

 

私のぜいぜい忙しいのもそろそろ終わって欲しいですが、なかなか先が見えない…。

心を落ち着かせて、コツコツと、ひとつずつやっていくしかないけれど。

勤め先の学校では、1年生向けのオリエンテーションというのを全クラス終わらせることができて、それだけはちょっと、ほっとしています。

 

新しく入学した1年生に、図書室の使い方や、どんな本がどんな風に並べられているのか、というのを説明するのがオリエンテーションなのですが、「そんなこと当たり前にわかるだろう」と思われることが実は彼らにはわかっていない、というのが前年度の一年で私が学んだことですので、ほんとに一から、手取り足取り、説明するわけです。

「目の前に置いてある貸出カードの名前は間違っていませんか? 大丈夫だったら今、生徒手帳を開いたところに差し込んでおいてください。そうしたらなくさないからね。これは3年間使うから大切にしてください。もしも生徒手帳ごとなくしてしまった、とか、間違って洗濯しちゃってフニャフニャになっちゃった、っていう人は私に言ってくれたら作り直しますからね。そして生徒手帳を忘れてきちゃって今日はカードがない!っていう時にも、カウンターで学年と組と名前を言えば本を借りることができます。友達のカードを使って本を借りるのは絶対にしないでね、トラブルの元です。」とか、「本は左から右に向かって並んでいます。右から左じゃないよ。そしてざーっと見ていって、本棚の壁のようなところにぶつかったら、下の段にいって、また左から右に向かって並んでいます。よく上の一段だけをずーっと横に見ていく人がいるけど、それでは探しているジャンルの本をかなりすっとばして見てることになるからね。」なんて風に話すのです。それに加えて日本十進分類法(NDC)の説明、それを知っておくと一生便利なのはなぜか、この図書室ではNDCにしたがってどんな風に本が配置されているのか、百科事典や国勢図会はどんな時に役に立つのか、本をてきとうな隙間に戻してはいけないのはなぜか、などなど。

「これだけは伝えておきたい」ということがたくさんあって、これ以外にも、「ここにある本は『学校の本』だから、誰かが自分だけのものにしてはいけません。」とか、「この図書室には、ゆっくり読みたいけれど、借りるのはちょっと恥ずかしいな、と思うような本もあると思います。でも図書館や図書室で働く人は、誰がどんな本を借りているか、というのは、決してじろじろ見ないし、見えてしまっても、ほかの誰かにそれを言うことは絶対にありません。だから安心して借りてくださいね。」という話もします。

とにかく色々言いたいことはあるけれども、なんとか35分くらいで話を終わらせて、あとの10分で本を探してもらって、貸出をする。どのクラスの子もたくさん本を借りてくれました。本当にほっとしました。

 

図書室なんて、本が好きなごく一部の生徒しか来ないところ、と勝手に思い込んでいましたけど、私が働いているところでは決してそんなことはなく、たくさんの子ども達がやってきます。特に昼休みはどっと来るから、静かに本を選びたかったら朝か放課後おいで、と言っています。本を読むのは楽しい、本を借りるのはダサいことじゃない、という空気が、私が働き出す以前からあるように思います。これまで担当してこられた先生方や先輩司書さんのおかげだし、地域の図書館の力もあると思います。ありがたいことです。

角田光代さん訳の『源氏物語 上』も、あまりの分厚さにみんなおののいていましたが、装丁が美しいからかよく手に取られていて、おとといついに「借ります!」という生徒が現れました。「そのうち『中』が出ます、待っててね」と私が言うと「すげー、普通『下』だよね」と言ってちょっと嬉しそうにしていました。よかったよう。

超大型な『世界の夢の図書館』も、きっと誰も借りないけれどみんなに眺めてもらえたらと思って置いておいたら、なんと借りて帰る生徒が現れました。中学生の荷物ってめっちゃ重そうなのに!

 

仕事の時間が短縮され、4月中にやりたかったことが全然できていないけれど、こういう良い流れは、なんとか持続させられたらいいなと思っています。

 

そして私が最近読んでいるのは『転んでも、大丈夫』という、義肢装具士の臼井二美男さんの書かれた本です。とても良いです。あと『真夜中のディズニーで考えた働く幸せ』という鎌田洋さんの本も良かったです。いずれ生徒たちに紹介したいと思っています。大学のレポートのために読んでいるのは『あの会社はこうして潰れた』という本。なんでも頑張って読むよ私は。

息子と一緒に読んでいるのは『たのしいムーミン一家』です。「ムーミン谷の舞台はどこか」という話がありましたが、『ムーミン谷の彗星』の中には、「日本の読者のみなさんへ」というトーベ・ヤンソンさんからのメッセージがあり、「親愛なる日本の読者のみなさん、フィンランドにあるムーミン谷は、たぶん、あなたが思っているほどあなたのところから遠くへだたってはいないのです。とくに、わたしたちのようにおたがいの国のおとぎ話を読みあっていて、お話がほんとうのことだと信じる者どうしにとってはね。」と書いてあります。この文を本当によくよく読めば、フィンランドがマルでそれ以外がバツ、と、試験問題にすること自体が間違いであった、と気づくのじゃないかしら。

 

息子はこないだクラスで羊の毛刈りをしてきたようです。羨ましい…。筍を掘って若竹煮を作ったり、本当に楽しそうです。「瀬戸内海に大きな橋があって、その下の急な流れがぶつかるところで育ったわかめだから、特別美味しいんだよ! 袋に『あたらしい』の『あたら』と『もの』って書いてあったんだよ! ふた袋も使ったんだよ!」と話していました。よっぽど美味しいわかめだったのでしょう。「3回はおかわりしたよ!」と。刈った羊の毛はみんなで洗って紡いで毛糸にするのだそうです。羨ましいぞ。

 

さあ働こう。レポートも書かなきゃ。

皆さまも良い一日をお過ごしください。

 

| 日々 |
みんなが笑顔でいるためには

久保さん、皆さん、こんにちは。

 

日に日に、ベランダのブルーベリーの花が少なくなっていきます。ヒヨドリが食べているのです。彼ら、まったく遠慮がない。大声で仲間を呼んで5羽くらいでつつこうとするので、見つけ次第「だめよ」と脅します。息子は「おりゃー!」と言って追い払った後、「よっしゃー!」と指を立てるので、「それはやめて」と注意しています。品がないからね。

 

最近覚えた団地の草木。イロハモミジ、ハナニラ、クリスマスローズ(地味すぎて今まで気がつかなかった)、馬酔木(アセビ)、ハナカイドウ、花蘇芳(ハナズオウ)、ツワブキ、ユズリハ。サツキも咲き始めました。

ベランダではヒョウタンボクの白い花がきれいです。マジカルミラクルというバラがものすごい勢いで伸びています。不思議な寄せ植え(寄り生え?)も元気です。シダ類、アメジストセージ、サルスベリが仲良く共存しています。もう一種類名前の知らないものが生えてきています。もう少し暖かくなったらアサガオも芽を出すでしょう。

我慢しきれずにインゲンの苗を注文してしまいました。ミニトマトの苗ももうすぐ届くはずです。

なんと団地の管理会社が、「グリーンカーテンを作りませんか?」とゴーヤの栽培セットを希望者に提供してくれる(タダで)そうで、本当はそれも欲しいけれど、洗濯物を干す場所がなくなってしまうので、あきらめました。

 

私も夫も、必死に働いているのに仕事がまわらない感じでいつもぜいぜいしているのはなぜだろう、なんかおかしいぞ、と近頃思います。

私の場合は経験不足で要領が悪い、というのもあると思う。だけど勤務時間を減らされたら当然提供できるサービスの量も減るのです。それでもみんなが笑顔でいられるような(みんなというのは学校の生徒たちも先生たちも私の家族も)仕事をするにはどうしたらいいでしょう。悩みます。

あと、多くの人がとっても真面目に働いていると思うんだけど、私の雇用主も夫の雇用主も「お金がなくて人が増やせない」と言うのはどうしてなんでしょう。どうして真面目に働いてもみんながハッピーにならないのでしょう。おかしい。

 

息子は新学期がはじまり、遠足に行って、みんなで草摘みをしたのだそうです。それで、昨日おとといは摘んできた草でヨモギ団子を作ったり、ノビルの醤油漬けを作ったりしたそうです。ヨモギは天ぷらにもしたんですって。「のりの天ぷらみたいでおいしかった!」と言っていました。天ぷらのころもはみんなで作ったけど、油で揚げるのは先生がやってくれたのだそうです。先生、お母さんみたいです。

 

息子と一緒に読んでいる『シェイクスピアはどこ?』ですが、最終回の今日はいよいよ『ハムレット』です。楽しみ。

 

さあ勉強します。

 

皆さまも良い一日をお過ごしください。

 

| 日々 |
そこに見えるのはナンキンハゼ

久保さん、皆さん、こんにちは。

 

今日は風が冷たい奈良です。

目も痛い。花粉症というほどではないけれど、今日のような日はやられてしまいます。

 

団地の中に、いろいろな種類の木が生えているので、せっかくだから覚えていこうと、毎日ちょっとずつ名前を調べています。こういう時ネットは便利だなあ。

少し前に咲いていたのはボケ、ユキヤナギ、トサミズキ、ソメイヨシノ、レンギョウ、今は八重桜、紫木蓮、ドウダンツツジ、イズセンリョウ、藤、沈丁花、ハナミズキ、山吹。寒い時期からずっと咲いているのは椿。

家の南側に植わっているのはナンキンハゼ。北側に植わっているのはカツラ、サルスベリ。集会所の周りの大木はメタセコイア。

やっとここまでわかったけれど、まだまだ名前のわからない樹木がたくさん植えられているのです。

古い団地ですけれど、最初にこの庭といいますか、植栽を考えられた方はすごいなあとつくづく思います。どんな思いで「ここはトサミズキ」「ここはメタセコイア」と設計されたのでしょう。そして何十年も経った今の姿を、たまにご覧になることはあるのかしら。

 

この間は息子と「行ったことのない駅に」と旅に出て、「大和八木(やまとやぎ)」という駅まで行ってきました。大和八木までの電車内でまず息子は大興奮。「ぼく立ってる」と行ってずっとドアにへばりついて窓外の景色を眺めていました。大人はつい「なんてことない」「なんにもない」と言ってしまうような、そんな景色も、息子にとっては新鮮だったようです。

大和八木駅は、鳥羽や名古屋までつづく特急が走っている駅です。駅の中にパン屋さんがあったのでそこでパンを買って、名古屋方面行きのホームの椅子に座ってそれを食べながら何本も電車を見送りました。息子は連れて行ったくまのプーさんのぬいぐるみ(彼は豊田市美術館に行く時置いていかれたのですねていた)をカバンから出して、あんぱんを少しあげていました。

初めて見る路線図や、初めて見る特急列車に息子はいちいち喜んで、「ありがとうねあーちゃん、ありがとうね」と言っていました。

 

息子は3年生になりました。去年の春も一昨年の春も、私がバタバタしていて入学も進級もたいしてお祝いをしてあげられなかったので、今年はできるだけ隙間を見つけて息子と一緒に遊ぼうと思っています。

とはいえ頭を使う遊びはお断り、といつも言っているので、かるたやすごろくなどをしています。今日は息子に教えてもらって「まわり将棋」というのをしました。「これならあーちゃんもできるよ」と励まされ。

 

夜寝る前には『シェイクスピアはどこ? お芝居の中に隠れているよ』という絵本を一緒に読んでいます。シェイクスピアの作品の中から、『お気に召すまま』『テンペスト』など有名な10作品が集められており、あらすじを読んだ後に細かな絵の中からその作品の登場人物をさがす、という絵本です。シェイクスピア本人も絵の中に紛れています。とても面白いです。

息子の学校では8年生が演劇でシェイクスピアをやるようなのです。去年の8年生は『十二夜』を上演していました。みんなすごくいきいきと楽しんで演じているように見えましたが、やはり思春期ですからそれまでの道のりは大変だったのだそうです。でも本番は素晴らしかったです。そして全て音楽は生演奏なのがなんとも贅沢だなと思いました。見事な道化役の生徒が見事なチェロも聞かせてくれたりします。息子は「ぼく8年生になってもあんなことできないよ」と言っていました。

まあそんなこともあって今は『シェイクスピアはどこ?』を楽しく読んでいます。

 

私自身の読書はというと、通勤時の『チボー家の人々』をちょっとお休みして、大学の勉強として企業経営に関する本を読んでいます。『百年のしごと』という本がとても面白いです。百年以上続いている会社がいくつも紹介されていて、それぞれ何を大切に経営をされてきたのかが語られています。これは人生訓とも言える。

 

さあ夕飯の支度です。

皆さまもどうぞ楽しい夕刻を。

 

| 日々 |
はじまったよ

久保さん、皆さん、おはようございます。

 

あたたかい日が続いていますね。

都市で生活する者にとってはありがたいことですが、畑仕事をされている方々は、こんなに雨が降らないと困ってしまうのではないでしょうか。そろそろひと雨降ってもいいと思うんだけど。空気も悪いことだし。

 

団地の木々が日ごとに芽吹いて、家の周りが少しずつ明るい緑色に包まれてきました。名前はわからないけれど、白い花、黄色い花があちこちで咲いています。大好きな沈丁花も良い香りを放っています。ベランダのバラやブルーベリー、姫リンゴ、ヒョウタンボクも、ついこの間までホネホネの寂しい感じだったのに、わっさわっさと葉が茂っています。ブルーベリーと姫リンゴは今朝もう花が咲き始めてしまいました(こんなに早くていいのかわからないけど)。

すごい速さで変化していくそれらを見ていると、息子と喧嘩してムカムカしていても、気持ちがだいぶやわらぎます。植物が黙って成長していく姿を見られるというのは、本当にありがたいことです。冬の間はロウソクの炎がその役割を果たしてくれたように思います。ここに美しいカーテンがあればなあ。この間息子の学校で染めたような、美しいカーテンがあって、それが風で揺れたりしたら、夏の間も、どんなに息子と喧嘩したとしても、カーテンに慰めてもらえるのに。

 

新年度がはじまり、勤め先の学校の職員室は昨日、新しくお会いする先生方もいらしてざわざわとしていました。私はとりあえず昨年度の一年間、勤めることができて、そして今年度も同じ学校で働けるので、心底ほっとしています。去年のまず一学期が終わった時点で「打ち上げたい!」という気持ちにかられましたが、一年が終わった今はゆったりと、温泉にでもつかりたい気持ち。

そうはいっても仕事に区切りはなくバタバタしているのですけど、学校の4月や5月や6月というものを、一回経験しましたから、今年は去年より良い仕事をすればいいだけなので、気楽なものです。不安や緊張で毎日泣く、なんてことはもうしなくてよいのです!

しかし役所の経費削減、ということなのでしょうか、この4月から、一日あたりの労働時間を少し削られてしまったので(もちろんその分の給料も減です)、去年と同じ量の仕事をすることができません。ついつい「早足で仕事すれば今までと同じ量をこなせるか?」と考えてしまいますが、昨日それをやってみたら、帰宅後何もできなくなるほど疲れてしまったので、やっぱり今までと同じペースで最優先事項に取り組んで、できないものはできないと切り捨てていくしかないのでしょう。「やり過ごし」「見過ごし」を適切にやることが大切ですよと経営学の本にも書いてあったし。

 

ほんの少し早く帰宅することになったので、その分、家でできることが増えるといいな。この間は穴が空いてきた帆布のカバンを修理して、ついでに夫がはいていないズボンを私がはけるように作りかえてみました。ミシンは楽しいです。

もちろん勉強もしますよ。

 

通勤時間には『チボー家の人々』を読み(ただ今3巻です)、仕事の昼休みには『子どものための美しい国』を読み、夜寝る前には『危口統之 一〇〇〇』を読んでいます。

『危口統之 一〇〇〇』はこの間、豊田市美術館で購入したもの。1000ページ以上あるので、少しずつ読もうと思っていますが、なかなか「今日はここまで」とできず、どんどん読んでしまいます。それにしてもつらい。豊田市美術館の展示『ビルディング・ロマンスー現代譚(ばなし)を紡ぐー』は、なんとか、ぎりぎり見にいくことができました(今週末で終了です)。木口くん(危口さん)とは、大学時代の同級生、といっても、その頃も特別親しかったわけではないので、これからあらためて、はじめましての気分で、出会い直すのです。「やまいだれ日記」は、Webでは読んでいたけれど、本人の筆跡で読むと、なおのことつらいものがあります。この本を読み終える頃には、つらいだけじゃないまた別の気持ちが生まれているかもしれない。いろいろ悔やまれますが、私は私なりの方法で、木口くん(危口さん)のことをこれから知っていきたいと思います。

 

息子が寝る前にずっと読んでいるのは『子どもに語るアイルランドの昔話』です。中に収められているひとつひとつの話をとりあげて「これは面白かった」「これはそれほどでも」と感想を述べるのではなく、淡々と、はじめの話から終わりの話まで、少しずつ毎晩読んでいくと、全体を通して、アイルランドという国の得も言われぬ面白さ、美しさが感じられます。「さあどうなる?!」とハラハラするところで「つづきはまた明日」とやるのがポイントです。息子は「ひゃー! もうちょっと! もうちょっと!」と言いますので、本当にもうちょっとだけ読んで、おしまいにします。

以前はこういう、お話がいくつも入っている本を読むときには、「次はどのお話がいい?」と息子にタイトルを見せて選ばせたり、自分が「面白そう」と思うものを選んで読んでいましたが、一冊の本の、最初から最後までを通して読む、というやり方が、やはりいいように思います。

『子どもに語るアイルランドの昔話』はそろそろ読み終わります。次は何を一緒に読もうかなあ。

 

今日はこれから、息子と電車の旅に出かけます。行ったことのない駅に行ってみよう、と計画しています。

皆さまもどうぞよい一日をお過ごしください。

 

| 日々 |
年度末

久保さん、皆さん、こんばんは。

ちょっと、ご無沙汰しておりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

 

年度末の、めちゃくちゃな忙しさがもうすぐ終わります。

新年度明けもきっとめちゃくちゃ忙しいのでしょうが、ひとまず3月がもうすぐ終わりますので、少し気持ちは落ち着いてきました。

 

今回はありがたいことに職場の異動はなく、ただひたすらやることがいっぱいあって忙しい、というだけなのですが、周りのたくさんの方の旅立ちを見送るというのも、それはそれで、思うことがいっぱいあり、苦しいものですね。

それぞれの方の旅立ちを心から応援していますが、私にできることは少なく、もどかしいです。

 

勤め先の学校でも卒業式がありました。きっと生涯忘れないだろうなと思う生徒も何人かいます。

 

連日いろんなことがあるので、久しぶりだと何を書いていいのかわかりません。

 

こないだ息子の学校で、お母さんたちと教室のカーテンを染め直したんです。玉ねぎの皮で。それが見たことのないほど美しいオレンジ色に染まって、それまでパンパンになっていた頭や体にすっと風を通してくれるようでした。

 

さあ寝なくちゃ。

よく「学校はもう春休みでしょ」と言われるんですが、生徒は休みでも私は休みではありません。明日も頑張ります。

皆さまおやすみなさい。よい夢を。

 

| 日々 |
先生

久保さん、皆さん、こんばんは。

 

春だ! あたたかいですね。

 

前回、本がなくなった件について書きましたけれど、「こういうのはあることだから、あまり気に病まないで」と言ってくださる方もいて、それはもちろんわかるのですけども、それでも何もしないわけにはいきませんから、図書室内のサインとか、図書室だよりとかで、なんとか工夫して再発防止につとめております。あなたたちはお金を払わずにそれを利用できるけれども、ルールを守れば借りられるというだけであって、「みんなのものだから私のものでもある」と思うのは間違い、あなたの本ではない、「学校の」本なのよ、ということを伝える。もっと違う言葉で書くんですけどね。

私は先生ではないけれども、学校で働く以上、「それはやってはいけないこと」と指導しなければいけない場面はいろいろあって、その能力というのはこれから経験を積んで培っていくしかない。自分の未熟さに耐え、「だれでもさいしょはいちねんせーい」と歌って励ましながら、とにかく前へ進んでいくしかありません。

もちろん先生方にも相談にのってもらい、協力もしていただいています。学校は本当に色々なことが起きる。自分ひとりの人生経験や息子のこれまで8年間の姿を見ているだけでは「信じられない」と思うような出来事が学校では次々に起きるわけです。そういうことひとつひとつに、私はまだいちいち落ち込んだり考え込んだりするわけだけど、経験の長い先生方はおそらくそういうケースをたくさん見聞きしたり実際に対処してこられているのです。本当に大変なお仕事だけど、こうして私が色々落ち込みながらも仕事を辞める気がないように、先生方も、その仕事の中にやり甲斐を感じていらっしゃるのだろうなと勝手に想像しています。

 

とまあ、そんなことがあり、とっても疲れて暗い顔をしていたら、息子が「どうしたの? 学校でいじめられたの?」と訊くので、「そうじゃなくてさあ…」と簡単に話をしたら、「実はぼく…、『言っちゃだめ』って言われてるから、何をしたかは言えないけど、いけないことをしているのを見た」と。そりゃ大変、ということで、話を聞きますと(まだ2年生ですから話を引き出すのは簡単)、いつも駅まで一緒に帰る4人の中でお金に関するいけないことがあった模様。すぐに先生に電話で伝えましたら、「わかりました、作戦を考えます」とおっしゃって、きちんと対応してくださいました。

こういうのもね、私は自分の子を介しては初めてのことだから、「大変!」となるわけですけども、多分どこの家の子も似たようなトラブルはあって(親のお金をこっそりとる、とらせる、それを見ちゃった、とか)、先生はおそらくたくさんのケースを見てこられているのでしょう。私との会話の途中、ある部分で大笑いされ、「笑っちゃいけないけど、笑っちゃった」とカラッとおっしゃるあたり、度量の大きさを感じました。

 

話はかわって、今朝我が家では、「死んだらどうしてほしい?」という話題で盛り上がりました。

息子が「もういらないおもちゃを捨てたいんだよね、ぼくの作ったあの変なシャケとかさ」と言うので、「やだやだ! あのシャケはあーちゃんが死んだら棺桶に入れて欲しいんだから!」というところから始まったのです。「そんなの入れてどうすんの?」「あの世に行ったらそれ見てニヤッとするのよ」「あーちゃんが死んだら一緒に入れるのは、は・に・わ!」「あーちゃんどこの姫君なんだよ!」「古墳作るのか!」「じゃあシャケじゃなくてベーコン入れてあげるよ」「パパはベーコン入れて欲しいな、焼いたらいい匂いが漂ったりして」「葬儀屋さん的にそれはオーケーなの?」「あ、パパはやっぱりミックスナッツだな、いつも写真の前にビールとミックスナッツを置いといて欲しい」「あーちゃんは芋けんぴ」「ぼくが先に死んだらたくあんと納豆置いといて」と、こんな感じで。

現実にはなってほしくないけれど、大事な話。まだハハハと笑えて楽しい朝でした。

 

あ、こないだのレポートは合格でした! また試験まで頑張る。

皆様も良い夜を。おやすみなさい。

 

| 日々 |
中学校で働くということ

久保さん、皆さん、こんにちは。

 

今日中にレポートを完成させなくてはなりません。頑張ります。

調べ物をしながら書き進めていくうちに、最初はお手上げ状態だったものが、少しずつ整理されて形になってゆく。面白いものです。

 

昨日は息子の学校の「年例祭」というものを見に行って来ました。公立の学校でやっている「学習発表会」のようなものです。事前にあるお母さんから「完成形を見せる、っていう感じではないよ」と聞いており、親受けするように頑張らされている子ども達を見るのが嫌いな私としては、それくらいの姿の方が嬉しい、という気持ちでしたが、学年が上がってくると、きっと子ども達自身がこの日のために「良いもの見せよう」と頑張るのですね、素晴らしいパフォーマンスや展示をたくさん見せてもらいました。

そう、息子の学年(ただいま2年生)だけ見せてもらえるのではなくて、1年生から12年生まで、子ども達全員の発表を見せてもらえるのです。1年生は先生に手を引かれて舞台上で輪になり、いつも学校でやっているリズム遊びを見せてくれました。2年生は事前に先生から「なんと一列に並びます!」と知らされていたとおり、みんなで一列に並んで、自分で編んだ笛袋から笛を出し、笛の演奏と歌を披露してくれました。そして他の学年の子ども達は、劇やコーラス、オーケストラの演奏などを見せてくれましたが(あと書道と美術の展示も)、私にとってとても大きな収穫だったのは、「オイリュトミー」というものに対する理解を深めたことと、各学年を見せてもらえて子ども達がどんな風に成長していくのかがよくわかったことです。

オイリュトミーというものに関しては何も知識がないまま息子をこの学校に編入させ、息子から授業の様子を聞いてもさっぱりわからない状態が続いていましたが、今回4年生から12年生までのオイリュトミーの発表があり、基本的な動きから「作品」と呼べる素晴らしいものまでを見せてもらって初めて、何を目的として教育の中にこのオイリュトミーというものが入っているのかわかった気がしました。

とはいえ一般にはあまり知られていないこれは初めて見るとちょっと風変わりなんですね。それが子ども達自身にも徐々にわかってくるのか、7年生のオイリュトミーは恥ずかしそうにしている子もいて「ザ・思春期」な姿がはっきりと見てとれるわけです。姿勢がちょっと前かがみで、お客さんの方をあまり見たくない、逃げたいよー、という感じ。もちろんそうではない子もいますが全体としてそんな雰囲気が漂うわけです。それが12年生にもなると、「僕たちのおそらく人生最後となるオイリュトミー」と言って会場を沸かせることができるほど客観的になり、クラスのみんなと呼吸を合わせて堂々とした素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるのですからすごいものだなと思いました。

 

12年生といえば、こないだは年例祭とは別に「卒業プロジェクト発表会」というのもあって、12年生それぞれが1年半取り組んだテーマについての発表も見せてもらうことができました。私が見せてもらえたのは、カポエイラとカリグラフィーと歩き旅について取り組んだ3人の発表でした(会場の都合などで全員分の発表は見ることができません)。ひとり40分くらいの発表時間だったでしょうか、構成もよく考えられており、途中つっかえるところがあってもなんとか自分の言葉でお客さんに向かって伝えようとする姿が美しく、もちろん一年半の取り組みやその成果も素晴らしくて、涙、涙でした。

 

それで、年例祭に話は戻りますが、1年生から12年生までの姿を見せてもらえて、自分が仕事で接している中学生達と同じ、思春期特有のトンネルの中にいる子ども達を見ることができたこと、そしてそのトンネルを抜けた先の姿も見ることができたのは、本当に大きな収穫でした。ついこの間、仕事先で新しく出したばかりの本がなくなる(おそらく盗まれてしまった)ということがあり、落ち込んでいたのです。夜中眠れなくなるほど落ち込んでいたんだけど、こういう、成長してトンネルを抜けた子ども達の姿を見ることができると、希望が持てるんですね、やっぱり。ただ、本を盗んでしまった(もしかしたら違う理由で本がなくなったのかもしれないけれど)生徒がこの先成長して、「あんなことしなければよかった、もう二度としない」と思うのか、社会に出ても同じようなことをしてしまうのか、その分かれ道に立っている時にどんな風に導いてあげられるのかというのは私たち大人にかかっている。中学校にいる大人だけでなく社会全体の大人たちが良いお手本を示さないといけない。諦めずに。

家ではこういう、しんどい出来事があった時ばかり夫に話を聞いてもらうので、「やめちゃえば」と言われることもあるんだけど、嬉しいこともたくさんあるので、全然やめる気はないんです。「何か手伝うことないですか?」と言って毎日仕事を手伝いに来てくれる生徒もいますし、「私たちもおすすめ本を紹介したい!」と言って図書室だよりの記事を自主的に書いてくれる生徒もいます。こないだ私は「バレンタインはどうでもいいイベントのひとつ」と書いてしまいましたが、なんと次の日チョコレートをいただいてしまいました。「毎日図書室に行けて本当に楽しいです!」とメッセージつきで。いい仕事でしょ。

 

さ、レポート書こう。

皆様も良い一日をお過ごしください。

 

| 日々 |
兄弟

久保さん、皆さん、おはようございます。

今日もレポート書きです。頑張る(はじめに宣言しておきます)。

 

今日は母の誕生日です。おめでとう。えーと何歳になったのかな、確か年女だったよね…。またお祝いをしにゆこう。弟と料理を作ろう。

 

そして今日はバレンタインデーでもありますね。今朝息子に「バレンタインってなに?」と聞かれたくらい、我が家ではどうでもいい行事のひとつとなっています。がしかし、働いている中学校ではそうはいかないみたいで、女子は「友チョコ」に「部チョコ(部活チョコ? 後輩が先輩にあげるらしい)」まで最近は用意するらしく、「誰かが勇気を出してやめないと」とつい言ってしまいました。そうやって大勢の人に贈り物をするのが心から楽しいというのならいいですよ、でも後輩が先輩にあげなきゃいけない慣習ってなんなの? ていうか中学で後輩とか先輩とかいって上下関係が始まるのがどうかしてるよ。自分の娘がそんなチョコ作ってたら(娘いないけど)説教ですよもう。

あと、昨日ボランティアに来てくださったお母様方からは、「チョコパイを個包装から出してデコレーションすると娘が言いだしたので『個包装のまま配る方がどんなにいいか』と言ったら喧嘩になった」という話があり、笑ってしまいました。いろいろ流行する季節ですからね。数も多いし、大人としては衛生面が気になるわけです。

 

そんなこととは別に、3年生の受験の結果がぽつぽつと耳に入ってくるようになり、複雑な気持ちです。結果は郵送だったり電話だったり色々のようだけど、郵送で来た結果を生徒が学校に電話で報告、という形もあって、職員室にいてそういうのが聞こえてくると、胸に込み上げてくるものがあります(もちろんなんでもない顔をして仕事を続けるわけですが)。

自分が受験生の時にも、やはり担任の先生はこんな風に職員室で待っててくれてたのでしょうね。私はいわゆる「滑り止め」というのを用意せず1校だけの受験でしたので、「みんな頑張るんだから、お前はみんなの倍頑張れ」と励まされたのをよく覚えています。サッカー部顧問の森先生。きっと心配されていたことでしょう。

 

夫が横浜と奈良を何度も往復していて、疲れ果てています。彼はひとりっ子で、でも今までひとりっ子であることに対して何も不満はなかったようなのですが、ここへきて「兄弟が欲しい」と言っています。お母さんが倒れてからだいぶ経ち、ゆるやかに死へと近づいていく中で、色々な決断をお父さんと二人でしてこなければならなかったからです(そしてまだその状態が続いています)。兄弟が多ければそれはそれで面倒なこともあるかもしれないけれど、やはり心の負担は分散されるのかもしれないですね。だからといって私が兄弟のかわりになれるわけもないですし。夫と父母の3人には、3人で結合していた3人だけの時間があるのだから、私は外の人として、もちろん手伝えることは手伝いますが、どう死を迎えるのか、そのあとどうするのか、といったところにまでは、口は出せません。もちろん意見を求められれば私の考えを言いますけれども、それは兄弟と何かを分かち合うというのとは、全然違うものね。

無力だなあと思うと同時に、私たちが死ぬ時には息子がまたひとりで大変なのだろうなと考えたりもします。少しでも負担が軽くなるように準備しておかなきゃいけない。どう命を終えたいのかの意思表示とか。

 

さあ、レポート書きます。

あ、『夏の花ほか 戦争文学』、とてもよかったです。こういう書き方はうまくないと思うけど、面白かった。戦争は酷いとか、悲惨だとかいうことを超えて、そこに生きていた人たちの姿とその表現の仕方に心を揺さぶられました。林京子『空罐』、遠藤周作『カプリンスキー氏』、大岡昇平『出征』、ティム・オブライエン『待ち伏せ』など。高校国語の教科書に出ている名作を集めたとのことですが、私はひとつも学校で読んだ記憶がありません。43で初めて読むなんてまずいなと思いながら読みました。しかし読んでよかった。

息子と一緒に読んでいるのは『消えたモートンとんだだいそうさく』です。ウォートンとモートンというヒキガエルの兄弟のお話です。これもとても良いです。

 

さあ腰を上げる。

皆様もどうぞよい一日をお過ごしください。

 

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