しいたけ園←ブロッコリー

南波典子から『トーキョー・ボディ』共演者である久保優子さんへ送る日々の記録。
子育てのこと、仕事のこと、などなど。

久保さんからのお返事『しいたけ園→ブロッコリー』も、どうぞよろしく。

映画『3人、』見に来てくださった皆さま、ありがとうございました。
まだまだどきどき一年生

久保さん、皆さん、おはようございます。

雨の朝です。

 

阪神淡路大震災から23年です。

私は地震のあった前日に大阪から横浜に戻ってしまったので、揺れを体験しておりません。大学の公衆電話の長い列に並び、実家に電話をかけるも繋がらず、関西出身の人たちと「やっぱ繋がんないよね」「繋がんないね」と話していたのを覚えています。

地震に備えて、我が家では高いところには絶対に物をおかないようにしているのですが、備蓄や非常持ち出し袋についてはまだ中途半場な感じなので、今日きちんと確認しておこうと思います。図書室でも防災特集を組む予定で、すでに本を集めてあるので、まず私が勉強しておかなくちゃいけない。

それにしても私の実家も夫の実家も高いところにたくさん物があり心配でなりません。夫の実家は行くたびに台所など整理させてもらっているのですが、次行った時にはまた新たなものが上へ上へと積み上げられているので、あまり意味がないかなと思いつつ、でも危ないからなあと、行くたびに少しずつ片付けさせてもらっています。

 

3学期が始まり、中学校ではもう本格的な受験シーズンですから、3年生の先生方は大忙しな様子で、しかも間違いがあってはならないお仕事も多いのでしょう、ものすごい緊張感が漂っており話しかけるのにも勇気がいります。こんな時に私が「○○さんへ 予約の本が届いています」とか、「買い出しで選んだ本を借りられます」とかいう呑気なメモを先生の机にそっと置いておいても、生徒には届かないことが多く、3学期の3年生に用があったら直接会いに行かなきゃだめなんだな、というのが最近わかってきました。

 

こういう、季節ごとの学校の空気みたいなのは、一年やってみないと掴めないことなので、色々失敗しても今年は仕方ないと思いつつ、春からずっと緊張が続いています。毎回毎回、仕事に行く前に自分を奮い立たせている。学校に着いたら時計をちらちら見ながら全力疾走。殺気立ってはいけない、とこないだ書いたばかりですが、ついつい殺気立ってしまう。殺気立つと生徒とのコミュニケーションに失敗する。質問してきたことにちゃんと答えてあげられず、あーしまったなと後悔してあとで謝ったりすることになる。

落ち着かないといけない。深呼吸して。

ということで、今、片山洋次郎さんの『生き抜くための整体』という本を読んでいます。これ中学生向けの本なのですが、大人が読んでもじゅうぶん面白くて役立ちます。「整体ってなんであやしい感じがするの?」という話からはじまって、胸やお腹のはたらき、人との適度な距離の取り方、良い集中のしかた、など、なるほどと思うことがたくさん詰まっています。中学生がなぜ「こっくりさん」や「気絶遊び」、「いじめ」にはまっていくのか、という仕組みについても書かれています。私は仕事での緊張に加え、ここ最近は人付き合いでの緊張や不安も多く、ちょっと疲れていたので、これを読んでうまく脱力できたらなあと思っています。身体をほぐす具体的なやり方ももちろん載っています。

 

ほかに読んでいるのは、佐藤多佳子さんの『一瞬の風になれ』です。仕事上「読んでおかなければいけない」という本ですがスイスイと気持ちよく読めます。ほかにも「読んでおかなければいけない」本が山ほどあります。好きか嫌いかは関係なくとにかく読むのだ、という仕事が課せられる人生とは幸せなことですね。

あとは『教科書で読む名作 夏の花ほか 戦争文学』と『チボー家の人々』を並行して読んでいます。

そうそう、芥川賞・直木賞の受賞作品『おらおらでひとりいぐも』と『銀河鉄道の父』はすでに図書室に入れており、こういうのがタイミング的にうまくいく(みんなが気になっている時に図書室に入れられる)とほっとします。

あと、1年生の前で大オススメした『マーヤの自分改造計画』が繰り返し借りられて行くのも嬉しく、先生にオススメした『旅をする木』について「読み終えるのがもったいなくて」と感想をいただいたことも嬉しく、緊張するけどいい仕事だなと思います。大先輩のCさんが、「やればやるほど良い仕事よ」とおっしゃっていたのがよくわかります。

 

さあ、大学の勉強をしなくては。その良い仕事を今後も続けられるように。

いや、その前に今日は防災チェックだった。どちらも頑張る。

 

皆様もよい一日をお過ごしください。

 

| 日々 |
来年は彼の年

久保さん、皆さん、おはようございます。

2018年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

息子の忘れ物を駅まで届けに走って、もうへとへとです。

忘れ物してもなんとかなるよと思うけど、ちょっと今日のものは、学校で「あ、忘れた」と気づけばよいのですが、もし電車の中で「あ、忘れた」と気づいてしまったらきっと息子はパニックを起こして引き返したりするだろうというレベルのものだったので、仕方なく全速力で追いかけたのです。

その前から「今日はいつもの電車に間に合わない」と息子は軽くパニックを起こしていたので、大丈夫次の電車でも絶対間に合うから歩いて行きなさいと私が言ったら「わかったよあーちゃん、小走りで行くよ」と言っていたのに、やっぱり息子は全速力で走って行ったようで、私はすぐ飛び出したのに全然追いつけず、駅のホームでそわそわと立ってる息子に歩道橋の上から大声で呼びかけてやっとつかまえた、という、そんな朝でした。疲れたよーう。

 

3学期の頭というのは、なんか、ダメなんだな。去年もそうだったけど。ぐずぐず言うんですよ。「布団があたたかいから出たくない」という単純な理由もあるようなんだけど、不安というか、不満というか、そういうのも強くなるのかな。朝は大騒ぎになりますね。そこそこ早く寝かせてはいるんです。もっと早く寝かせればすっきり起きられるかといったらそんなことはないんじゃないかと思う。なにかがいや、なんだかいや、って感じで、ぐずぐず言ってる。「うるさーい!黙って支度しなさい!」と言うともっとうるさくなる。はあ…。

 

てな話を、今日は個人懇談なので先生に話してこよう。

前の学校では懇談というと15分程度でしたが、今度の学校ではひとりの子供につき1時間、先生とじっくり話をするのです。特別な事情がない限り両親揃って出かけます。編入する前の面談の時も2時間くらいは話したんじゃないかと思う。「F君の妊娠がわかった時のことからお産の時の様子、それから今までの成長について話してください」と言われてずいぶん色々な話をしました。

学校と家庭とが信頼しあって一体となって子供を育てるためにはこういうことが当然必要なのでしょう。まだ始まったばかりですがこの学校に12年生(一般の高校3年生)まで通わせますのでその間よく話し合っていこうと思っています。

 

年末年始は家族や友人とおいしいものをたくさん作って食べました。

夫の実家ではいただいた大きな鯛を夫がムニエルにしてくれたのが最高においしかったです。鯛ごはんもおいしかった。私の実家では弟が本を片手にすべてを正確に計量して完璧なフライドポテトを作り、その横で私が適当主婦カレーを作りました。そのあとは友人に作り方を教えてもらいながら餃子大会(皮も手作り)、息子のお友達をお迎えして中華大会(夫が唐揚げ、私がワンタン)と続き、最後は「イノシシかかりました」と友人から連絡をもらって今季初のイノシシを捌いて焼肉、と、まあ本当に贅沢な、食いしん坊正月でございました。

その間、2度ほど七草粥も食べましたけどね。息子は学校でも食べて3度。お腹、休めないといけませんからね。

 

イノシシは、友人が山へ引き取りに行ったり洗ったりして全部お膳立てしてくれたところを、包丁片手に捌かせてもらうだけなので、丸ごと引き受けていないというか、責任持ってない感じが申し訳ないのですけど(皮の後処理とか骨の後処理とか)、でも、途中こうして関わらせてもらうだけでも本当にありがたく、言葉にならない色々なことを感じます。

うちの息子は暖かい部屋の中で遊んでるだけでしたが、他の子達はちょこちょこと出て来て手伝ってくれて、その中で、「みんなが怖い話してるから逃げて来た」と行って外に出て来たYちゃんが、でもイノシシの姿も怖いと言って覗き見ながら、「そういうこと好きなの?」と私に訊くので「うん、好きなの」とこたえました。そう、好きなの、おばちゃんはこういうことするのが。どうしてだかわからないけど。「怖くないの?」と訊くので「怖くないよ」とこたえました。

そして今回も「上手い」という言葉に乗せられいい気になって頭部全体の皮を剥いだり(なかなか難しかった)、肉を部位ごとに分けたりしました。そして「あ、お魚と同じだな」とか、「脊椎動物はみんな同じなんだな」と思ったりしました。

 

だからといって、ただ動物を殺して解体したいのかというと、そうではなくて、「食べる」っていう行為の前に当然あるべきことをやれることが喜びなのであって、「食べる」がその先にあるから肉を分けながら興奮するわけです。なんでこういうのを「怖い」と思う人がいるんだろう、と不思議に思う時、じゃあなぜ私は「怖い」と思わないのかと考えてみると、食べるためにこうしているからなんだよ。みんな肉も魚も食べてるじゃないか。こういうのを「怖い」と思うなら切り身になってる肉なんか見たらもっと怖いはずじゃないのかな。ミンチなんかものすごく怖いはずだよね。刃物が当たってる回数で考えたらね。でもみんなそれは平気なんだよね。

とまあ、色々考える。ありがたいことです。

焼肉は美味しかったですよ、もちろん。レバーも美味しかったです。小さな体でも肝臓はとても大きくてびっくりしました。お腹を開けた時の、内臓の収まり方は「すごい」としか言いようがありません。

 

夢中でやってると翌日仕事ができなくなりますので休み休みやらせてもらって、息子も早く寝かせないといけないので2頭目の皮を剥いでいる途中で帰らせてもらいました。貴重な経験をさせてくれる友人に感謝感謝です。そしてもちろんイノシシ君にも感謝感謝です。

 

さあ、今年も元気に頑張ります。年末にも少し書きましたが、準備と後片付けも就業時間内に入れてできる範囲のことをする、というのと、下手でもいいのでやりたいことは何でもやってみる、というのが今年の抱負です。こんな抱負を立てられるのは夫と息子が元気でいてくれるからです。親世代は年齢的に色々ありますので私がしなければならないことももちろんあると思いますが、家の中は皆健康でありがたいことです。

 

駅まで全力疾走した疲れもそろそろ取れてきたので、今日も頑張ります。

皆様もよい一日をお過ごしください。

 

| 日々 |
今年も一年ありがとう

久保さん、皆さん、こんにちは。

 

冷えるなあ、年末だなあ。

 

昨日私は仕事納めでした。先日生徒たちが選んだ本を書店に取りに行き、それぞれにバーコードシールを貼ったりブックコートフィルムをかけたりする「装備」という仕事をひたすらしていました。まだ全然終わっておりません。たくさん残したまま年越しです。年明けは新しい特集の準備やお正月の飾り付け、新しい新聞記事の掲示、図書室だよりの発行などいろいろやることがあります。手も頭もよく使う仕事で楽しいなあと思います。

 

やりたいこと全部はできなくて、「これは今はできない」と諦めることはたくさんあります。なんでもテキパキと、しかも笑顔でできればよいのですが、無理矢理やろうとすると殺気立ってしまうので、穏やかな気持ちでできる範囲の仕事をしようと心がけています。図書室は場の空気もきっと大事ですから。

 

これは家の中でも同じことですね、きっと。「やらねば」のリストにはたくさんのことが書かれていますが、準備と片付けもしっかり就業時間の中に入れながら、最優先のことをいくつかできれば、それで良しとしよう、と思えるようになりました。

昨日から夫と息子は横浜へ行っているので、今日と明日、私は集中して大学の勉強をする予定です。そして息子の肩掛けカバンを作る予定。学校のノートがとても大きいので、それを入れる専用のものを作ろうと思っています。あと息子が学校から借りている衣装のようなものがあって、その襟元に刺繍かなにかで息子のマークをつけなくてはいけないのですが(名前のかわりに)、息子のマークというのが岩にくっついている水晶の形なので、一体どうしたらよいのかと、悩んでいます。「消しゴムはんこが楽だよ」と教えてくれたお母さんがいましたが、消しゴムはんこにしても、水晶の形をどうやって…、と悩みます。

まあでも、手を動かして何かを作るのは楽しいです。頭がスッキリします。

 

私にとってこの一年は、中学校での仕事が始まり、笹舟に乗ってものすごい急流の中を揉まれて行くような、そんな一年でありました。たくさんの生徒たちや先生たちと接しながら、こうすればよかった、とか、何がいけなかったんだろう、とか、ごめんなさい、とか、思うことが毎日あって、グレーの染みがたくさんあるような一年でした。

楽しいこと、幸せなことももちろんたくさんありましたから、いい一年だったと感謝していますが、その中で「失敗したなあ」とくよくよすることが多かった。

引き続き頑張っていくしかないのですが、反省しながらも、手を動かして何かを作っていると、この「くよくよ」が少し晴れる気がしますので、積極的に手を動かしていこうと思っています。

 

「最優先のこと」がある程度終わったら、私も横浜へ行って、そのあと大阪の実家にも行って、弟と一緒に料理をしようと思っています。凝り性の弟なので、どんなものを食べさせてくれるのか楽しみです。

 

今年もこのブログにお付き合い下さった皆様、ありがとうございました。

家族以外にどんな方が読んで下さっているのかなあと、いつも不思議な気持ちで想像しています。読んで下さってありがとう。皆様どうぞよいお年をお迎えください。

 

| 日々 |
ふるさと

久保さん、皆さん、こんばんは。

 

雨のクリスマス・イブです。

 

でも昼間は晴れていて、息子が通っていた保育園の、クリスマス会に行って来ました。今年度末に閉園してしまうので、最後のクリスマス会でした。

 

私はあるお母さんのリコーダーに合わせてピアノを弾きました。そのお母さんの娘さんには鈴を鳴らしてもらい、息子には木琴で助けてもらいました。息子は手品も披露しました。何もない筒の中からうさちゃんと鈴が出てくる手品です。ちょっと緊張していましたがなんとか成功しました。私は誰かと一緒に演奏、というのに、こないだも書きましたがとっても憧れていましたので、心から楽しませてもらいました。声をかけてくださったIさんに感謝です。

 

私たちのあとにバイオリンとピアノの演奏が続き、そのあとに園長先生の歌がありました。「大きな古時計」と「ふるさと」を歌っていらっしゃいました。保育園の最後のクリスマス会を、園長先生自ら存分に楽しんでいらっしゃるように見えました。そして、集まった園児たち、卒園児たち、大人たちみんなが楽しめる、あたたかい会になるよう心を配っていらっしゃるのがわかりました。

園長先生は、「88歳の母を思って歌います」と言ってから、「ふるさと」を歌われました。園長先生は保育園を閉園されたら、ご自身のお母様のような高齢の方に喜んでもらえるような、おいしくて体に良い食事を提供できる場所を作りたいとおっしゃっています。ご自分が疲れたから閉園されるのではなくて、新たな夢をこれから叶えるために閉園されるのです。

 

群れずに、自分の考えを持ち、夢に向かって生きよというメッセージを、これまで何度となく園長先生から受け取って来たと私は思います。今日も「ふるさと」を聴きながら、閉園の寂しさだけでなく先生の力強い生き様を思い、心打たれて涙した保護者はたくさんいたと思います。

息子を今の学校に転校させようかと考えはじめた頃、「F君には絶対に合っていると思うわ」と背中を押してくださったのも園長先生でした。心底ほっとしたのを覚えています。

閉園されたら、今の保育園と同じ場所でカフェをオープンされるのだそうです。「何歳まで(保育園に)来ていいの?」と尋ねた息子に、「中学生になっても高校生になっても来ていいよ」とこたえてくださった言葉は嘘ではありませんでした。また同じ場所に、いつでも帰ることができるのです。

 

このクリスマス会の他に、仕事でも人前に立つことがあり、緊張することの多かった一週間でしたが、なんとか無事終わってほっとして、今、喉が痛いです…。でもクリスマスですから、毎年のように丸鶏を焼きました。

息子の学校ではクリスマスの本来の意味について教えてもらえますので(とは言ってもキリスト教系の学校というわけではないのです)、親の私たちも、今までと随分違った視点からクリスマスというのを見ることができ、新鮮な気持ちです。学校のお父さんお母さんたちと、針葉樹の枝を束ねたクランツというもの(リースを机の上に寝かせたような形のもの)を作った時には、もみの木ってこんなにいい匂いなのか!クリスマスって本来こんなにいい匂いに包まれるものなのか!と感激しました。

キリストの生誕について描かれた美しい絵本も、以前は「私には関係ない」とばかりに敬遠していたのですが、手にとってふむふむと読むようになり、身近な人と静かに暖かい時間を過ごすのがクリスマスなのだなとやっとわかってきました。

 

とはいえやっぱり、「クリスマスだからってなんだよ!」という気持ちは少なからず残っているわけです。そんな気持ちも残しておかなくちゃ、と心のどこかで思っているのだと思います。一緒に過ごす親しい人など誰もおらず、ひたすらバイトする年末年始なんて珍しくありませんでしたから。

 

だからまだ、なんだかいびつな楽しみ方しかできませんけれど、とにかく我が家ではクリスマスは「丸鶏を焼いて、食べる日」となっています。

年をとるにつれ食べられる量が少なくなってきて、夫と「寂しいよね」と言いながら食べました。がっつきたい気持ちはあるんだけど、無理して食べるとすぐにお腹をこわすんです。

息子は「サンタさんにも分けてあげたい」と言い、「さんたさんへ ここのとりのまるやきはたべてもいいです」と手紙を書いていました。食べられるかな、サンタさんは。

 

食後は膝の上に息子が乗ってきて、一緒にまたろうそくの炎を見つめました。息子が作ったろうそくはもう小さく小さくなっています。でもとても美しく炎が立つのです。絵に描いたように。

 

さあひと仕事して寝ようかな。

みなさまおやすみなさい。よい夢を。

 

| 日々 |
あなたの人生はこれから

久保さん、皆さん、おはようございます。

 

今朝も、冷えますね…。

息子がまだ起きてきません。昨日の夜まぶたが二重になっていたので、ちょっと具合が悪いのかもしれない。ゆっくり寝かしといてあげよう。私が小さかった頃も、体調が悪くなると奥二重のまぶたがくっきり二重になる、ということがあったようですが、あれはなんなのでしょうね。不思議ね。

 

おととい、勤め先の中学の生徒たちと本屋さんへ行ってきました。あらかじめ、「こういう本は避けてね」というのは伝えておいて、学校の図書室にふさわしい本を生徒たちに選んでもらうのです。前回は結構いい本を選んでくれたのですが、今回は「うーん」と悩んでしまう本も何冊かありました。これから先生と相談して、実際に買うか買わないかを決めることになります。

本屋さんの中ではどうしてもみんな文庫本コーナーに群がります。「大きい本は読むのが大変」と思っているのでしょうか。「あっちにも面白そうなのあるよ」と言っても動こうとしません。いつもものすごく大きな荷物で学校に来ますから、本は軽い方がいいと思っているのかもしれません。

 

行きと帰りは3年生のT君と一緒に先頭を歩きました。T君はなんというか…、よく先生に怒られているのですが、素直なところもあってみんなに愛されてもいる、とてもチャーミングな生徒なのです。この日は並んで歩きながら、一年のうちでどの日が好きかとか、お母さんがパートから店長になった話とか、早く結婚して子供が欲しいという話とか、いろいろ話してくれました。

いつもの委員会の仕事はよくサボるし、仕事に来たら来たで「こんな簡単な仕事やりたくない」と文句たらたらなのですが、本は大好きですから、こういう買い出しの時にはちゃんと来るのです。あと、こないだ雪の結晶の切り紙を頼んだ時には、「俺こういうの得意やで」と言ってチョキチョキと、家にまで持って帰って作ってきてくれました。翌日には白と青の雪の結晶をたくさん、図書室の窓に貼ることができました。しかも全部違う形の結晶です。「早く2月になって受験が終わって欲しい」と話していました。そうだね、早く終わって欲しいね、としか言えず、何にも励ましの言葉が見つからなかったのですが、彼の口から「通信なんか行ったら人生おしまいや」という言葉が飛び出した時には、「そんなことで人生は終わらない!」と力を込めて伝えました。

 

続きを書いている今は、夕方です。息子はまだちょっと二重まぶたです。でも頑張って今日はマジックの準備をしました。今週末のクリスマス会で披露するのです。うまくいきますように。

 

さあ夕飯の支度です。水曜日は魚料理と決めています。今日は石狩鍋にしよう。

皆様も楽しい夕刻をお過ごしください。

 

| 日々 |
チクチク

久保さん、皆さん、こんばんは。

 

今日も、寒かったですね…。

息子は外で紙飛行機を飛ばしていましたが、私は一日家にいました。

 

息子は転校して「毎日夏休みみたーい」と言っていましたが、そのままの気分で冬休みに突入しました。家では紙飛行機作ったり、レゴで独楽を作ったり、ピンホールカメラを作ったり、貯金箱を作ったりしています。友達の誕生日には青いロボットを作ってプレゼントしていました。肩や肘、膝など関節部分がハトメでつながっていて、動かせるようになっていました。昨日からは羊毛フェルトに夢中です。私がただ眺めるために借りて来た羊毛フェルトの本を見て「僕これ作りたい」と言い、チクチクと羊毛に針を刺してプロトケラトプスの頭部やキウイ(鳥のほう)を作っています。「あーちゃんもやりなよ」と言われ私もチャレンジしてみましたが、これ結構刺すのですよ、自分の指を。痛いのなんの。ぶつくさ言いながらテープを指に巻いていたら、「そのうち刺さなくなるよ」と息子に励まされました。

 

私が仕事の日には息子は学童保育に行っています。ありとあらゆる種類の鬼ごっこをしたりボール遊びをしたりしているようです。線路をつなげて遊んでいたら年上の子に「だっせ」と言われたんですって。年上の子が偉ぶっているのはどこも同じです。でも優しくしてくれる時もあるんだよ、と息子は話していました。学童については色々不満を漏らしていますが、そこには「あーちゃんは仕事で僕は置いてかれてつまんなかったんだよ」という気持ちも含まれているように思いますので、話半分に聞いています。

 

転校させてからの意外な変化は息子の体ががっしりしてきたことです。同じ年齢の子の中では小柄な方ですが、腕や足がひょろひょろじゃなくなってきました。外を駆け回っている時間が以前と比べるとかなり長いので、そのせいじゃないかと思います。擦り傷もよく作ってますが良いことです。この間は石けりをしながら学校から帰って来たそうで、階段も一段一段、石を足の間に挟みながら飛んで上がったと話していました。そりゃ頑丈になるよなあ。外で紙飛行機を飛ばしていても、風が吹けば嬉しくてツーステップ、日が差せば嬉しくてツーステップです。

 

昨日図書館へ行った時、入り口ですれ違ったおばあさんが息子を見て、「うわ〜、また来れた〜、よかったな〜」と満面の笑みで話しかけてくれました。息子は「え、なに?」という顔をしていましたが、おばあさんは笑顔のまま「バイバイ」と言って帰って行かれました。

多分ね、おばあさんは、数日前に息子が図書館で私に怒られているのをご覧になったのだと思います。その時私はカンカンに怒っていて、「もう二度と連れてこないよ!」と静かに怒鳴っていましたから、きっと心配されていたのでしょう。それで息子を見て「うわ〜、また来れた〜」と喜んでくださったのでしょう。多分ね。

 

家で今息子と一緒に読んでいるのは『ムーミン谷の彗星』と『雪の女王』です。息子は一時期「僕おはなし好きじゃない、絵本とか図鑑がいい」と言っていた時期がありましたが、今の学校ではクラスの先生も学童の先生も毎日「おはなし」をしてくださるので、家でもまた「おはなしして」と言うようになりました。

 

さあ、寝なければ。来週は私が学期末で大忙しです。

皆様お元気でお過ごしください。おやすみなさい。

 

| 日々 |
一緒に奏でる

久保さん、皆さん、おはようございます。

 

今日は、冷えますね…。

洗濯物はきっと乾かないので、今日は勉強に専念しよう。これを書いたあとで…。

 

息子が通っていた保育園が今年度末に閉園してしまうので、クリスマス会に何かお手伝いしたいと考え、ひとりのお母さんと楽器の演奏をしようということになりました。彼女がリコーダーで、私がピアノ。クリスマスの曲をいくつか演奏します。

その中で「We Wish You a Merry Christmas」の時には、息子にも小さな木琴で参加してもらおうと考えていて、連日一緒に練習しています。「難しかったら無理しなくていいよ」「嫌だったらやらなくていいよ」とこちらが声をかけると、「やるよ!」「できるよ!」と息子は燃えるのです。面白い。「すごいね完璧だね!」とほめると、ニヤリ。まだまだ単純です。

 

私は子供の頃ピアノを習っていたけれど、誰かと一緒に演奏するという経験はほとんどなかったのです(連弾や、合唱の伴奏は少しあるけれど)。それが年を重ねるごとに、「誰かと一緒に演奏をしたり歌を歌ったりしたいなあ」という気持ちが強くなってきたんです。仕事場の上が音楽室なので、吹奏楽部の練習が聞こえる、っていうのも、かなり影響があるかもしれない。羨ましくってしょうがない。

だから今回のお話はとっても嬉しいんです。息子の木琴と合わせて練習しているだけでも楽しく、また、今度リコーダーのお母さんと一緒に合わせる日もとっても楽しみです。

 

昨日息子は学校から刺し子のふきんとろうそくを持って帰って来ました。どちらも学校で作ったものです。ろうそくはきれいなクリーム色(オレンジに近い)をしています。ふきんには双葉の模様の刺し子が施されていて、このふきんを使って家の仕事(掃除や食器拭き)を手伝うのが冬休みの宿題なのだそうです。

 

こないだも書いたけど、ろうそくに火をつけるというのを、誰かの誕生日の時だけでなく、日常の中でやってみると本当にいいですよ。何がいいんだよと思ったらやってみてください。おすすめします。電気は消してね。

 

さあ勉強勉強。

皆様もよい一日をお過ごしください。

 

| 日々 |
移ってみて思うこと

久保さん、皆さん、こんにちは。

 

今日は晴れていい天気。昨日は寒かったけれど…。

 

仕事から帰って来て、息子に夕飯を食べさせ寝かせたあとに、無理やりWeb授業(録画された講義を視聴するのです)を見ようとしても、すぐに熟睡してしまって、気がつけば1回分講義が終わっている…、ということが続き、もう仕事のあとに無理やり見るのはやめよう、と心に決めています。

こういう、今のような、息子が学校に行っている間に見なければいけない。

 

息子は昨日学校でピーターパンの劇(劇、とは学校では呼ばないんだけど、多分劇のようなものだと思う)を見たらしく、「すごく面白かったよ! ハドック船長より酔っぱらってる人が出てくるんだよ!」と言って楽しそうに報告してくれました。本物の酔っ払いは好きではないけど、酔っ払いの演技は大好きなのです。東京の学校のお兄さんお姉さんたちが来て上演してくれたそう。見たかったな。

今週末は学校で保護者の人たちが上演する劇があり、夫がたびたび稽古の見学をしに行っています。その次の週は先生たちが上演する劇があるそうです。楽しみです。

 

自分の子供を、公立以外の学校に行かせるというのは、ちょっとハードルが高いように思っていたけれど、移ってしまえば「あら、そんなたいそうなことじゃなかったわ」という感じで、もっと早く考えていてもよかったかなと思うくらいです。まあでも、公立がどういうところか親子ともに知っておくことができたのはよかったけれど。

子供にどんな教育を受けさせたいか、そして将来、世界がどんな姿であってほしいか(自分の子供が、ではなく)、ということを考えると、「これではまずい」「このままではまずい」という気持ちが我が家にはあったのです。

とはいえ最初は「あっちに行かせたいけど、ハードルが高い」と言って夫に泣きついていました。でも、その辺の葛藤をこえて移ってきたご家庭は他にもたくさんいらっしゃるので、あたたかく迎えてもらえて、すっきりとした安心感が今はあります。

 

今息子を行かせている学校の保護者の皆さんは、それぞれ、いろいろ面白そうな活動をされているようで、それをこれから徐々に知っていくのも楽しみなのです。こないだは、息子のクラスメイトのお父さんが、震災後の我が家の生き方に大きな影響を与えたMさんだと知り、こんなところで再会できるなんて!というか、考え方が共通していれば、ここで会えるのか!と、驚いたのでした。

 

あと、面白いなと思うのは、子供に持たせるものの好みといいますか、そんなのみんなバラバラで別にいいんだけど、やっぱり似たような傾向になるのですね。公立に行かせていた時には息子のランドセルも帽子も筆箱も水筒も、周りで流行っているのとは違ってちょっと浮いていたのが(特別おしゃれなのを選んでるわけじゃなく、「まとも」と思うものを持たせているとどうも浮いてしまう)、今度の学校では違和感ないわけです。だから息子はほっとしているかもしれない。ロボットに変身しそうな筆箱や水筒を見て「みんながこういうのだから僕も」と言うことは、今後ないでしょう。

 

さあ、勉強しなくては。息子が帰って来てしまいます。今週は午前中だけで授業が終わるのです。そして来週から冬休みなんです。働いている親としては子供の休みが長いのは色々大変ですが、まあでも子供にとってはこれでよいのだと思います。人生はいつでも、どんな形でもやり直せると思いますが、子供時代をもう一度、というわけにはいかないからなあ。楽しんで欲しいと思います。

 

皆様もよい一日をお過ごしください。

 

| 日々 |
しずかなしずかな

久保さん、皆さん、こんばんは。

 

師走ですね。こまった。もうそんな時期だなんて。

引っ越してひと月。だいぶ段ボール箱はあきました。

でもまだ大学生に戻れてない。こまった。

 

仕事でもこまった出来事があり、鬱々としていたのですが、なんとか山を越え、谷を越え、少し落ち着いてきたところです。中学生はとっても大人な部分ととっても幼稚な部分と両方持っています。そして私は先生ではないのに先生と呼ばれ大人として責任のある言動をしなければならない。たったひとこと、かける言葉を選ぶのにとても悩みます。難しい。

でも色々なケースを経験して学んでいくしかないのでしょう。

 

息子が学校で作った星型のランタンがとても美しくて、こういうものを、生きている間に見ることができて幸せだなとしみじみ思っています。ほぼ毎日火を灯しています。

一年で最も日が短くなるこの季節に、静けさ、とか暗さ、というもののもつ美しさを体験する行事が学校では続きました。ひとりひとりランタンを持ち、みんなで静かに歌を歌いながら暗い森の中に入っていく行事や、針葉樹の枝を並べたスパイラルの中を歩いてりんごに立てたロウソクに火を灯し、またそのスパイラルの道を戻ってくる、という行事。静かな静かな季節のお祭りなのだと思います。ちゃんとした意味はわからないけどとにかく綺麗です。こんな時間がもっと心のなかにたまるようにと、家でもロウソクを使うようになりました。ほんの少しの時間、火を灯して見つめるだけでもいいものです。

 

さあ寝なきゃ。また明日から頑張る。

みなさまおやすみなさい。いい夢を。

 

| 日々 |
夏休み

久保さん、皆さん、こんにちは。

 

引っ越しをしてから2週間が経ちました。

ほったらかしの段ボールにうっすらと埃が積もってきています。

 

やることや考えることが多すぎてぜいぜいしている。楽しいことも含まれるのですけどね。

 

私と夫がくたびれ果てているのをよそに、息子だけルンルンと元気で「毎日夏休みみたーい!」とスキップしながら学校へ行っています。まあなによりです。

だってランドセルの中身は10時半に食べるおにぎり、昼に食べる弁当、水筒、のみ(たまに連絡帳や着替えが加わりますが)。

「今日は何やったの?」と訊けば、「歌を歌った」「カンフーみたいなやつをやった」「森へ行って枝をひろった」「折り紙でランタンを作った」と。「なんか勉強っぽいことはやらなかったの?」と訊くと、「ちょっと意味がわかんないな…」と言われてしまいました。

登校の初日からクラスのみんなとは楽しく遊んでいるようで、これは本当に息子の特技といいますか、新しい環境に馴染むのがものすごく早いのです。新しく出会う場所や人に全く物怖じしない。初めての電車通学も心配しましたが、何回か練習したのち、もう一人で行って帰って留守番とか、そんなこともできるようになりましたから、外で仕事をしている身としては本当に助かります。最初の一週間は夫と交代で送り迎えしていてへとへとになったので…。

家に帰ってきても宿題があるわけではなく、「明日の時間割は…」と確認して持ち物を準備する必要もないので、工作したりレゴしたり、好きなことをしているわけです。これは親にとってもだいぶ楽です(「〇〇やったの?」「早くやりなさい」と叱る必要がないので)。

今週は学校で編み物を習ったらしく(笛を入れる袋を編んでいるらしいです)、「家でもやりたい」と言って棒針でするすると何かを編んだりもしています。先生お一人でどうやって小学2年生にこんなことを教えられるのかしら、と思っていたら、上級生の子たちも教えてにきてくれるんですって。こちらが何も手伝わなくてもするすると作り目をしてガーター編みでどんどん編んでいます。ひとりで留守番中も編みたくなったら編んで、失敗して泣きながらほどいて編み直し、なんてこともしているようです。

先週末はお友達に誘われてキャンプ、今週末も学校のレクレーションで竹馬作りとバーベキュー。そりゃ毎日が夏休みです。

 

『悪魔のしるし』の危口さん、という方のことを、私は知り合いのツイートで知っていた程度で、活動の内容についてはよく知らず、ご病気なんだな、とか、やまいだれ日記というのを書かれているんだな、とか、亡くなられたんだな、というのだけ、知っていたのですが、こちらのクラウドファンディングの写真を見たら、昔行っていた大学の同級生の木口君だ、というのがわかって、急にものすごく悲しくなったのです。今まで全然気づいてなかったじゃないか、『悪魔のしるし』の活動自体を追いかけてもいなかったくせに同級生だとわかったからってなんだよ、と思われそうですが、でも写真を見てひと目で「木口君だ」と私は気づいたのだから、追いかけなくては、今からだって追いかけてもいいはずだ、と思い、何人か、木口君のことを教えてくれそうな友人に、メールしたりしています。来年の豊田市美術館の展覧会には必ず行こうと思っています。

 

その展覧会の出品作家として飴屋法水さんのお名前もあがっていますが、この間1年生の女の子が飴屋さんの『ブルーシート』を借りていってくれて、私は静かにガッツポーズをしたのでした。その女の子は「何か」を探しているようで、でも私が何をすすめてもピンとこないようで、ひとまず「全国の本屋さんが中高生にオススメする本リスト」的な本を借りていったのですが、それを返しにきた後、黙って『ブルーシート』を借りていったのでした。

 

さあそろそろ学生に戻らなくては。「大学関係」と書いた段ボールを開けなければなりません。

気持ちの良い午後です。皆さまお元気で。

 

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